槇原敬之(マッキー)の徹底解説まとめ

槇原敬之(まきはらのりゆき)とは日本のシンガーソングライターである。「マッキー」の愛称で知られる。1969年5月18日大阪府生まれ。1990年にデビューし、翌年の1991年に発表したシングル「どんなときも。」でミリオンセラーを叩き出す。その後も「もう恋なんてしない」など多くのヒット曲を世に出している。2003年にSMAPに提供した「世界に一つだけの花」は記録的な大ヒットとなった。オリジナル曲に関してはほぼ全曲作詞、作曲、編曲を自身でこなし、編曲家、音楽プロデューサーとしても活動している。

悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた

2007年11月7日発売。

1. introduction
2. 祈りの歌が聞こえてくる
3. Dance with me.
4. GREEN DAYS
5. カイト
6. Love was sleeping.
7. lose no time
8. 赤いマフラー
9. Anywhere
10. Circle of Rainbow
11. 五つの文字

全曲、槇原による作詞、作曲、編曲。
「Dance with me.」は『世界卓球2008』テーマソング。
「GREEN DAYS」はドラマ『牛に願いを Love&Farm』の主題歌。
「カイト」は紳士服のAOKICMソング。
「Love was sleeping.」はNTTドコモ東北CMソング。
「赤いマフラー」は『お茶の間の真実〜もしかして私だけ!?〜』のエンディングテーマ。
「五つの文字」は『めざにゅ〜』のテーマソング。
オリコン週間ランキング2位獲得。

槇原敬之(マッキー)の裏話

すかんちのROLLYとは従兄弟同士

ROLLYと槇原敬之はいとこ同士で、幼少期をよく共に過ごした。槇原は6歳年上のROLLYを兄のように慕い、ROLLYの2人の姉と一緒に4人でバンドごっこをして遊ぶなどした。バンドではROLLYはウクレレ、槇原はカスタネットやトライアングルを担当したとか。その後、槇原はピアノを始め、作曲の才能を開花させる。槇原がAXIAのオーディションに応募した「NG」でも、サポートギタリストを務めたのはROLLYだった。ROLLYが槇原の曲にギターを弾き、坂本龍一のラジオ番組に投稿したことが、彼のデビューにつながったという逸話もある。

才能が開花された中学時代

音楽と親しみながら育った槇原敬之は、中学生になると友人とポップス同好会を立ち上げ、周囲に一目置かれる存在となる。中学2年生から曲作りを始め、シンガーソングライターとしてのルーツを形成したと言える。多重録音が可能なマルチトラック・レコーダーを持つ沢田知久と共に、オリジナル楽曲を150本ほどカセットテープにダビングし、知り合いの店で販売すると即完売したという。テープを聞いた人から「曲を聴いて元気が出ました」と手紙をもらったり、隣町の高校生が「僕の気持ちをわかってくれるのはマッキーだけだ!」と泣きながら槇原の音楽を聴いていたという逸話もある。YMOに影響を受け、中学時代からシンセサイザーを始めるなど、音楽的才能が早くから光っていた。

「どんなときも。」作成秘話

槇原は映画「就職戦線異状なし」の主題歌の依頼を受けた際、実は自分自身の問題で頭がいっぱいだった。その時、彼は大学の合格発表を待つ三浪中の身であり、すでにプロの歌手としてデビューしていたものの、親に迷惑をかけていることを気にして、どうしても大学に合格しなければならないと感じていた。
曲の構想を考えていた喫茶店を出た瞬間に「どんなときも」という言葉が浮んだ。道を歩きながらすぐにメモし、同時に浮かんだメロディーも書き留めた。ありきたりな言葉だと思い、他の表現を考えたが、結局「どんなときも」に考えが戻ってくる。思い切ってこれで行くことに決意したころ、大学合格の通知が届いたという。
依頼された映画主題歌は「若者たちの応援歌」を求められていたが、槇原は「自分への応援歌」としてこの曲を作り上げた。彼は「大学受験がどんな結果になっても、自分らしく生きる」という思いを込めて、その曲を完成させた。この曲は多くの人々に励ましを与えるものとなったが、その背後には、槇原自身が抱えていた強い葛藤と決意が反映されている。

「世界で一つだけの花」作成秘話

槇原は最初渾身の楽曲案を提出したが却下され、楽曲提供の話がなくなると思った。しかし先方から「違うものを書いて欲しい」と依頼される。3~4日で新たな曲を作るという厳しい状況に追い込まれた槇原は、夢で見たら曲が書けるかもしれないと考え、とりあえず寝ることにした。翌朝目覚めた瞬間、まるで絵が浮かんだかのように感じ、その感覚を写し取るようにして10分で『世界に一つだけの花』を書き上げた。「神様からプレゼントをもらった」と感じるほど、後にも先にもない不思議な経験だったという。
あるインタビューで槇原は「世界に一つだけの花」について、「SMAPがいてこそできた曲」と発言。自身が作詞・作曲を手掛けた楽曲だが、「歌っていても借り物。SMAPの歌を僕が歌っている感じ」と話した。
「人と比べて幸せかどうかを決めるのではなく、自分の内側から幸せと感じられる時代になってほしい」という槇原が願いを込めた一曲だ。

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