ONEUS（ワンアス）の徹底解説まとめ

前年2020年は、リリースと同時にバラエティ番組への出演などを行っていたが、2021年は再びリリースラッシュの1年となった。
コロナ禍の影響もありオンラインでのファンミーティング『EARTH&MOON』を開催し、2021年1月19日には初のフルアルバムとなる『DEVIL』をリリース。タイトル曲「No diggity」は、韓国の地上波音楽番組では初の1位候補となる。
また、2か月後の3月には日本で3枚目のシングルとなる『No diggity』をリリース。
さらに、5月には5枚目のミニアルバムとなる『BINARY CODE』をリリースし、タイトル曲「BLACK MIRROR」がGenie Musicのリアルタイムチャートで1位になり、デビュー後初となる音源サイトでのタイトルを獲得した。
その後もリリースラッシュは続き、8月にはデジタルシングル『Shut Up Crazy Hot!』と日本での4枚目のシングル『BLACK MIRROR』をリリース。
9月にはデジタルシングル『Life is Beautiful』をリリースと、タイトなスケジュールが続いた。
11月、6枚目のミニアルバム『BLOOD MOON』のリリースに合わせて韓国で2回目となる単独コンサート『ONEUS THEATRE : 赤月圖』を開催。コロナ禍で来場者の人数に制限のある中、会場に入れなかったファンのために1部公演はオンラインでも配信された。
また、このアルバムはこれまでのキャリア最短で前作を大幅に上回る販売枚数を記録し、特にタイトル曲の「月下美人：LUNA」が人気を博したことから、ファン層をさらに広げることとなった。
その結果、韓国のテレビ局MBC Mで放送されている音楽番組『SHOW CHAMPION』で、デビュー後初の音楽番組1位を獲得。
その活躍も去ることながら、12月には兄弟グループ「ONEWE（ワンウィ）」と2枚目の共同作品となるデジタルシングル『STAY』をリリースし2021年の活動を終えた。

韓流タウン広報大使

2021年が大きな飛躍の年となった「ONEUS（ワンアス）」は、年が明けた2022年2月に北米ツアー『ONEUS TOUR ’BLOOD MOON’』を決行、アメリカ14都市でコンサートを行った。また、日本でも前年2020年にリリースされた6枚目のミニアルバム『BLOOD MOON』のリリース記念コンサートとなる『ONEUS JAPAN 3RD LIVE：BLOOD MOON』を開催し、2022年も精力的に活動を行う。
これまでの活動を評価された「ONEUS（ワンアス）」は、2022年8月に韓国のテレビ局MBCによる観光広報事業の一環を担う『韓流タウン広報大使』に任命され、トップアイドルの仲間入りを果たすこととなった。
翌月の9月には8枚目のミニアルバム『MALUS』をリリースし、韓国の国営テレビ局KBSで放送されている音楽番組『MUSIC BANK』で1位を獲得。また、SBSの音楽番組『THE SHOW』でも1位となり、記念すべき初のダブルクラウンを達成した。

レイブンの脱退

「ONEUS（ワンアス）」がトップアイドルグループとしての人気を確実なものにした矢先の出来事だった。
2022年10月、あるスキャンダルにより最年長メンバーでグループを支えてきたレイブンが脱退すると事務所から発表された。このスキャンダルは事実と異なる事案も報告される中、本人の意思を尊重する形での脱退発表となった。「ONEUS（ワンアス）」は、この時すでに次のコンサートやリリースへ向けた活動に入るタイミングだったこともあり、それに配慮したレイブンが自ら脱退を申し出たと考えられる。
所属事務所のRBWは「当事者であるレイブンはグループやファンの皆様にこれ以上迷惑をかけられないとグループ脱退の意思を示し、慎重な議論の末、本人の意見を尊重することにしました」と声明文を発表した。

初のワールドツアー

5人体制になったばかりの「ONEUS（ワンアス）」は、ワールドツアーを予定通りに決行することを発表。2022年10月の韓国公演『2022 ONEUS 1ST WORLD TOUR 'REACH FOR US' - SEOUL』を皮切りに、11月に日本、そして2023年1月から2月には南北アメリカ公演5カ国14都市、2023年9月に初の台湾公演『2023 ONEUS 1ST WORLD TOUR 'REACH FOR US' - TAIPEI』を行った。
この『ONEUS 1ST WORLD TOUR 'REACH FOR』ツアーとは別に、音源のリリース毎にワールドツアーとして世界各国でコンサートを行っており、2023年11月にはオランダ、ポーランド、スペイン、ドイツ、フランス、デンマークなどでヨーロッパツアーを行い、音楽番組の公開収録コンサートのためタイやフィリピン、サウジアラビアなど様々な国でステージを披露した。
メンバーの脱退直後も変わらずハードスケジュールに追われ多忙を極める中で、5人の新しい形が築き上げられていった。
また、2022年の11月には日本で初のフルアルバム『Dopamine』をリリースし、12月には韓国恒例の年末イベント『KBS 歌謡大祝祭』にも出演し2022年の活動を無事に締めくくった。

ONEUS（ワンアス）のメンバー

ソホ／SEOHO

1996年6月7日 生まれ
担当：メインボーカル
『PRODUCE 101 SEASON2』に出演時の本名はイ・ゴンミンだったが、その後家族の同意を得てイ・ソホに改名、「ONEUS（ワンアス）」でも本名のソホの名で、活動を始めた。メインボーカルとして、サビ等でセンターに立つことが多い。ハイトーンで線の綺麗な歌声が特徴。歌唱力が評価される人物だが、実は歌手を志したのは高校を卒業する頃だった。幼い頃は、お笑い芸人になりたかったらしく今でも人を笑わせることが好きなため、グループ内では最年長だが、いじられキャラで優しい性格の持ち主である。

イド／LEEDO

1997年7月26日 生まれ
担当：メインラッパー、ボーカル
本名はキム・ゴナク。エフェクトがかかったような低音ラップが特徴のラッパー。
しかし、ハイトーンのボーカル音域も持ち合わせており、タイトル曲では特に担当パートが多いメンバーである。作詞作曲などのスキルも持ち合わせているため、楽曲制作の段階から携わることもある。
また、クールな外見だがドナルドダックの声真似が得意などユニークな一面がある。

ゴニ（コンヒ）／KEONHEE

1998年6月27日 生まれ
担当：メインボーカル
こぶしの効いたハイトーンパートが得意なメインボーカル。1番身長が高く華奢なのもあり、ボーカルに加えパフォーマンスにも魅力のあるメンバーである。
『PRODUCE 101 SEASON2』に出演した際は、ボーカルポジションのミッションで1位を獲得する等、当時からボーカルスキルは評価されていた。また、驚く度に口をあんぐりと大きく開けるクセがあり、更に食べることも大好きらしく、自身でもそれをチャームポイントとしている。
また、メンバーの中で特に日本語が堪能で日常会話は問題なく話すことが出来る。

ファヌン（ファンウン）／HWANWOONG

1998年8月26日 生まれ
担当：メインダンサー、ボーカル、サブラッパー
幼い頃から歌手に憧れ、中学生の頃にダンス部とバンド部で歌とダンスの練習を始めた。
2013年、人気K-POPアイドルグループ「SEVENTEEN（セブンティーン）」が所属する事務所PLEDISエンターテイメントで練習生をしていた。
3年後に現在の所属事務所RBWの練習生に転向し『PRODUCE 101 SEASON2』に出演。その後「ONEUS（ワンアス）」としてデビューを果たした。
通っていた学校は、K-POPアイドルご用達のソウル公演芸術高等学校で、万年実務成績1位という実績がありパフォーマンス力の優れた生徒だったようだ。

シオン／XION

2000年1月10日 生まれ
担当：ボーカル
本名ソン・ドンジュ。グループ最年少で甘いマスクのビジュアル担当。その外見とは裏腹に低音パートもこなせるボーカルスキルの持ち主である。性格は、甘えん坊で食べることが大好き。実は、双子の兄も同じ事務所のバンド「ONEWE（ワンウィ）」に所属しており、兄の付き添いでオーディションを受けたのが練習生になるきっかけだった。また、当初は俳優を目指していたらしいが「ONEUS（ワンアス）」が結成されたため、先にアイドルとしてデビューした。