Madonna(マドンナ)の徹底解説まとめ
Madonna(マドンナ)とは、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、女優、ダンサー、音楽プロデューサー、作家、映画監督、実業家である。1982年10月に「Everybody(エヴリバディ)」でデビューして以来、多数のヒット曲を持つ。「デビュー史上最も売れたアーティストのひとりであり、世界で最も成功を収めた女性ミュージシャンとして知られている。デビュー当時から現在に至るまで女性の権利や多様性について訴えており、その姿勢に賛同するファンも多い。
Madonnaの概要
Madonna(マドンナ)とは、アメリカ000万枚の売り上げを記録。その後1984年にリリースされた2ndアルバム『Like a Virgin』も爆発的なヒットを遂げ、それ以来時代の変化と共にスタイルを進化させながら、常にトップアーティストとして世界から注目され続けている。
「Like a Virgin」と並ぶ有名なMV(ミュージックビデオ)である「Marerial Girl」はマリリン・モンローの主演映画『紳士は金髪がお好き』のオマージュとして話題となり、1980年代のMVブームを牽引したと同時に、マドンナが1980年代のセックス・シンボルであることを世界に知らしめた。
古イタリア語で「我が淑女」を意味する "ma donna"をファーストネームに持ちながら、性合衆国のシンガーソングライター、女優、ダンサー、音楽プロデューサー、作家、映画監督、実業家であり、様々な分野で活躍しているアーティストである。本名は、Madonna Louise Veronica Ciccona(マドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チッコーネ)。1982年のデビュー曲「Everybodya」はビルボード・ダンス・チャートで3位のヒットとなった。また、翌年1983年にリリースされたデビュー・アルバム『Burning Up』も全世界で1000万枚という成功を収めた。
初期の頃は刺激的で過激な楽曲やパフォーマンスや露出の多いファッションなど、性に対して奔放なイメージを売り物にしたとして、不謹慎で非道徳的な人物と評されることが多かった。しかし彼女はデビュー当時から女性の権利や性の多様性を訴え続けており、男性優位のショービズ界で抑圧されながらも、己を失うことなく強靭な信念をもって活躍を続けている。
また社会貢献活動を熱心に行っており、地震の被災者や新型コロナウイルスのワクチン開発のために多額の寄付をしたり、子ども用のチャリティーを創立したりするなど多くの慈善活動を行っている。
Madonnaの活動経歴
マドンナの原点
マドンナは1958年8月16日にアメリカ合衆国ミシガン州ベイシティのマーシー病院にて、イタリア系アメリカ人1世の父親とフランス系カナダ人の母親の元、8人兄妹の3番目として誕生した。幼少期を同州ポンティアック市で過ごしたのち、同州ローチェスターヒルズ市へ移り住んだ。5歳の時に母親を乳がんで亡くし、その後は父親と再婚相手の継母、7人の兄妹と暮らした。ピアノやバレエ、モダンダンスやジャズダンスを習い、1975年に奨学金でミシガン大学のダンス課程に入学。1年で大学は中退するが、これらの経験が彼女のダンスパフォーマンスの礎となっている。1976年に故郷を離れ単身ニューヨークへ移り住み、ダンサーやモデル等様々な仕事を経て1979年より音楽活動を始めた。
マドンナの歌手デビュー
1982年、DJのマーク・ケイミンの仲介により、ワーナー・ブラザーズ傘下のサイアー・レコードに送ったデモテープが認められ契約締結。同年10月にマーク・ケイミンのプロデュースによるシングル「Everybody」で歌手デビューを果たした。「Everybody」は『ビルボード』誌のダンスチャートで3位のヒットとなった。
1983年にはデビューアルバム『Burning Up』を発売。全米で500万枚、全世界で1000万枚の売り上げを記録した。シングルカットされた「Holiday」は全英チャートトップ10ヒット曲に、「Border Line」は全米チャートトップ10ヒット曲に選ばれた。
MV(ミュージック・ビデオ)による成功
1981年に開局したMTV(エムティーヴィー)が製作した、ポピュラー音楽のビデオクリップを流す音楽専用チャンネルが流行となった。曲とイメージを統合した新しい表現方法であるMVをマドンナは数多く制作し、斬新な音楽やダンスやファッションなど独自の世界観を表現した。
1990年3月に発表されたシングル『ヴォーグ』のMVでは、マドンナのヴォーギングが披露され世界中で流行となり600万枚以上を記録する大ヒットとなった。ヴォーギングは1980年代のアメリカ合衆国の都市部のゲイ・クラブシーンで知られていたアンダーグラウンドダンスであったが、このMVで世界に広く知れ渡ることとなった。
様々な受賞歴
マドンナの作品の売り上げ枚数は3億枚以上とも言われ、2016年度版のギネス・ブックでは「全世界で最も売れた女性レコーディング・アーティスト」、「史上最も成功した女性アーティスト」として世界記録に認定されている。その他にも米国『タイム』誌では2008年に「過去1世紀で最も影響力を持つ25人の女性」に選出され、MTVの姉妹局VH1(ヴィー・エイチ・ワン)では「音楽界で最も偉大な女性アーティスト」で第1位を獲得した。また、米国の芸能メディアのブランドである『ビルボード』誌では、「チャート史上最も成功したトップ100のアーティスト」で第2位に選出された。2008年にはロックの殿堂入りも果たすなど、数多くの受賞歴がある。
マドンナの結婚や離婚
1985年にアメリカ合衆国の俳優・映画監督のSean Pen(ショーン・ペン)と結婚した。「Like a Virgin」のMVを見たショーンがマドンナに会うために撮影スタジオを訪れたことが出会いとなり、それから8カ月後の結婚だった。気が強いマドンナと喧嘩好きな問題児ショーンは周囲から「お似合いのカップルだった」と評されていたが、お互いの気性の荒さから衝突が絶えず4年後に離婚している。その後2000年にイギリスの映画監督・脚本家であるGuy Ritchie(ガイ・リッチー)と結婚。スコットランドの城で挙式し息子のRocco(ロッコ)をもうけたが2008年に離婚している。
多方面での活躍
音楽活動に留まらず、音楽出版会社の設立や映画や舞台への出演、児童書の執筆、映画監督等様々な方面で活躍している。2020年に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードにサプライズ出演した際は、MTV開局40周年を祝うと共に、ハイカットのボディースーツの裾から引き締まった臀部を披露した。63歳とは思えないセクシーな姿はSNSでも話題となり、セックスアイコンとしての存在を知らしめた。
Madonnaのプロフィール・人物像
1958年8月16日生まれ。アメリカ・ミシガン州ベイシティ出身。8人兄妹の3番目として生まれる。父親はイタリア系アメリカ人、母はフランス系カナダ人。実母はマドンナが5歳の時に乳がんで死去した。父は再婚したが、実の母の死に対する想いや継母との確執などが、幼なかったマドンナには大きな喪失感や孤独感を与えたと言われている。
子供の頃からピアノやバレエ、モダンダンスやジャズダンスなどのダンスを習い、ミシガン大学のダンス課に進学したものの中退した。1978年に郷里を離れニューヨークに上京し、無名時代には飲食店やダンサー、ヌードモデルなど数多くの仕事をこなした。
ファースト・アルバム『Burning Up』から「Holiday」「Border Line」「Luchy Star」等のヒット曲が生まれ、続いて発売されたセカンド・アルバム『Like a Virgin』からも「Material Girl」「Like a Virgin」等、数々の曲がヒットを飛ばした。このことが、マドンナが若い一発屋のアイドルではなくトップアーティストの女性であることを証明した。その後も積極的に活動を続け、様々なパフォーマンスや発言が世界に注目され続けている。
Madonnaのディスコグラフィー
シングル
Madonna
1. Everybody
2. Burning Up
3. Holiday
4. Borderline
5. Lucky Star
デビューアルバム『バーニング・アップ』からのシングルカット。
Like A Virgin
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目次 - Contents
- Madonnaの概要
- Madonnaの活動経歴
- マドンナの原点
- マドンナの歌手デビュー
- MV(ミュージック・ビデオ)による成功
- 様々な受賞歴
- マドンナの結婚や離婚
- 多方面での活躍
- Madonnaのプロフィール・人物像
- Madonnaのディスコグラフィー
- シングル
- Madonna
- Like A Virgin
- 映画『ヴィジョン・クエスト 青春の賭け』サウンドトラック
- 映画『マドンナのスーザンを探して』サウンドトラック
- True Blue
- 映画『フーズ・ザット・ガール』サウンドトラック
- You Can Dance
- Like A Prayer
- I'm Breathless
- The Immaculate Collection
- 映画『プリティ・リーグ』主題歌
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- 映画『ウィズ・オナーズ』サウンドトラック
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- 映画『オースティン・パワーズ:デラックス』サウンドトラック
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