Wo Long: Fallen Dynasty(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『Wo Long: Fallen Dynasty』は、コーエーテクモゲームスより、2023年3月に発売されたアクションRPG。
舞台は西暦184年、後漢末期の中国であり、いわゆる三国志時代へと突入する最中の乱世が描かれる。
プレイヤーは、義勇兵として、三国志に登場する名声ある武将たちとともに、乱世へと身を投じることになる。
開発は、評価の高い『仁王シリーズ』を手掛けた、コーエーテクモゲームス内の開発チームであるTEAM NINJAであり、ゲームシステムも『仁王シリーズ』を踏襲している。

士気

エリアに点在する中継ポイントに軍旗を立てることで、士気のランクを上げることができる。また、軍旗を立てた場所では、義勇兵のレベル上げや体力の回復、セーブを行うことができる。

ゲーム難易度に関わる特殊なステータスであり、エリアごとに割り当てられる。士気のランクを上げることで、義勇兵の戦闘力が向上し、また、士気のランクは効果の高い仙術の発動条件となっている。一方で、自身の士気ランクが敵キャラクターよりも低い場合、敵の攻撃力や耐久力が高くなる。したがって、士気ランクを上げることでゲームの攻略を容易に進めることができる。

士気のランクは、道中の敵を倒し、または、敵に致命の一撃(絶脈)でダメージを与えることで上げることができる他、エリアの中継ポイントに軍旗を立てることでも上げることができる。そのため、エリアの敵を倒す、中継ポイントを探すといったマップ攻略をするためのインセンティブとなっている。

敵の大技を喰らう、義勇兵が死亡するなどによって士気のランクは下がる。

『Wo Long: Fallen Dynasty』の登場人物・キャラクター

主要人物

義勇兵

本作の主人公。黄巾の乱により黄巾軍に殺戮されていた民を救うために官軍に加わった兵士である。とある村で村民を助けていた際、不思議な気の力を持つ目覆いの少年と出会い、目覆いの少年の力を巡る戦いに巻き込まれていく。

義勇兵自身も不死の丹田という義勇に基づく特殊な気の力を持っており、その力により、目覆いの少年や三国志に登場する各名将らと惹かれ合うことになる。

義勇兵の外見は、キャラクタークリエイトによりプレイヤーが自由に設定できる。

目覆いの少年

CV:高梨謙吾

義勇兵と出会う不思議な力を持つ少年。その実は、後に諸葛孔明と呼ばれることになる人物である。

天命を見渡す目を持っており、その力が身に余ると考え、目を覆っている。また、応龍の力を持つ特殊な気の持ち主である。

黄巾の乱により致命傷を負った義勇兵の命をその力により救い、同じ志を持つ義勇兵と行動を共にしようとするも、その力を利用しようとした黒衣の導師により捕えられ、応龍の力を奪われる。

官渡の戦いにて、義勇兵により救済された後、義勇兵の義勇に奮い立ち、その後の三国時代の天命を見届けることを決意する。

紅晶(こうしょう)

CV:東山奈央

天柱山で育った仙術の使い手。天柱衆として各地の妖気を調査していたところ、黄巾の乱に巻き込まれ、張宝に捕えられていた。

義勇兵により助けられて以降、義勇兵の持つ力に惹かれ、行動を共にする。

呂布の妹であり、何も言わずに自身のもとを離れた呂布の真意を確かめるために旅を続ける。

本作のオリジナルキャラクターであり、史実には登場しない。

左慈(さじ)

CV:佐々木睦

天柱衆を率いる老師であり、仙術に精通している。紅晶と師弟関係であるかのような描写がなされている。

義勇兵と紅晶の丹薬の調査に助力する。

黒衣の導師/于吉(うきつ)

CV:多田野曜平

不老不死の力を持つ真の丹薬を完成させるべく、丹薬を使用することで戦乱を引き起こし妖気を集めている、本作の黒幕である。丹薬を用いて張角や袁紹を唆し、巨大な戦乱の元凶となる。

妖術を使い、また妖魔を使役することで義勇兵らを襲う。応龍の力を利用するため目覆いの少年を捉えた際には、その力と共に目覆いの少年を吸収する。

『三国志演義』に登場する仙人の于吉がモチーフとなっている。

曹操(そうそう)

CV:井上和彦

黄巾の乱を治めようとしていた官軍の有力な武将。丹薬を巡る戦いに終止符を打つべく、三国志に登場する著名な武将らを率いて軍を組成する。義勇兵に対する信頼が厚く、義勇兵はこの軍に加わるかたちで、様々な戦乱に関わることになる。

董卓、呂布、袁紹といった三国時代以前の有力な武将を討つことで次第に力を伸ばし、以降の三国時代を牽引した武将の一人である。なお、袁紹とは、若き日を共にした盟友の関係にある。

袁紹(えんしょう)

HiyaTakuya
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@Takuya00

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