ボーイズ・オン・ザ・ラン（花沢健吾）のネタバレ解説・考察まとめ

ガシャポン最大手メーカー「株式会社マンモス」のイケメン社員で、営業部門に所属している。表向きは爽やかで気さくな好青年。営業担当エリアが田西と同じであったことが縁で意気投合し、田西とちはるの仲をとりもつためにダブルデートを企画する。
田西を応援しているように思いきや、ちはるが隣室の風俗嬢の部屋で射精済みコンドームをつけている田西を発見した事件の後に落ち込んだちはるに接近し交際し始める。しかし遊びの関係であったためわずか3ヶ月で振った上、避妊をしていなかったためにちはるを妊娠させる。謝罪もなく中絶手術を同僚の長谷川茜を通じてわたすだけで関係を終わらそうとした。
誠意のない対応に激怒した田西に決闘を申し込まれるが特技のカポラエで返り討ちにする。

マンモスの社員

長谷川茜（はせがわ あかね）

青山の同僚、常に冷静で知的な美女。田西、ちはるとはダブルデートを機に面識をもつ。その後、青山の恋人となるが青山の女遊びを知りながらも「お互い様」と許容している。
青山の味方ではあるが田西の決闘を取り次いだりと田西に協力的な一面もある。

内木（ないき）

青山の後輩、新人でチャラい青年。青山と一緒に遊ぶことが多く、ちはるから青山との交際の相談をうけるうちに関係をもつ。
社内のトイレで田西をバカにしていたが、話をきいた田西のサラリーマンアッパーをうけ倒される。

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の用語

斎田産業

社員数十名規模の弱小ガチャポンメーカー。職場はアットホームな雰囲気で和気藹々としている。

株式会社マンモス

玩具業界最大手企業。都心に大きなビルを構えており、ガチャポン業界でほとんどのシェアを独占している。

櫻田ボクシングジム

東京、練馬区にあるボクシングジム。ジムの屋上にある小屋に花が住み込みとして暮らしており、家賃代わりにトレーナーとして働いている。

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

田西 敏行「よく聞けっ！！メス豚ども！俺だって一度も挫折した事ねーぞっ！俺がっ、挫折する前に逃げ続けてきた俺が、挫折っ、させてやるっ！！！」

公園に中絶費用をもってきた長谷川茜に「青山は挫折したことがない」と聞いた田西は「よく聞けっ！！メス豚ども！俺だって一度も挫折した事ねーぞっ！俺がっ、挫折する前に逃げ続けてきた俺が、挫折っ、させてやるっ！！！」と宣戦布告する。
幾度となく逃げ続けてきた田西が初めて人生に抗う決意の言葉。

田西 敏行「ここで逃げたら、俺、一生逃げ出しそうで」「俺はなんで、走るんだ」

青山との決戦を前に、「やめてもいいんだよ」という鈴木さんに対して「ここで逃げたら、俺、一生逃げ出しそうで」と返答する。多くの人に闘う意味を問われながらも答えを出せないままに「俺はなんで、走るんだ」と自分へ問いかけながら決戦に赴く。
理屈は無くとも自らの決意に従って突き進む田西が自分自身に向けた言葉。

青山 貴博「何もしてこなかったやつが、勝てるわけないんだよ。うすっぺらなんだよ、あんた」

公園での決戦でなすすべなく殴られ続ける田西に向けて青山は「何もしてこなかったやつが、勝てるわけないんだよ。うすっぺらなんだよ、あんた」と投げかけた。
努力を重ねてこなかった田西と青山の違いを残酷なまでに突きつける。

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

作中のストーリーは実話が元ネタ