攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE(DUAL DEVICE)のネタバレ解説・考察まとめ
『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』とは、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』の続編に位置づけられるサイバーパンク漫画である。士郎正宗が1997年7月~9月までに『週刊ヤングマガジン』で「DUAL DEVICE」という副題で連載していた作品群に、大幅加筆修正を加え単行本として発行された。ネットも普及していない時代に、ネット全盛の世界感を描いた事で多くのSFファンを魅了した攻殻機動隊シリーズの中で、第一巻を超えると言われる難解さが今作の魅力ともいえる。
草薙素子同位体意思としてアンタレスと共に現れる。作中では物理身体は描かれていないので意思存在としてしか確認出来ない。
チャワ大佐(ちゃわたいさ)
中央ナジクの工業都市ハナヴァの南岸地区で起きた暴動に注油する国軍特殊部隊民族系限定主義者。
ドクター
荒巻素子が取引しているサイバー商人。素子にソフトウェアや武装やセボットなどを提供する代わりに荒事を依頼する。
ブンナ武官長(ぶんなぶかんちょう)
東モナビアの要人警護に同行してきた官僚。電脳ウィルスに感染しポセイドン・インダストリアル社社長を襲おうとしたところをリー保安部長に抑え込まれる。
マルガリータとチェチェリア
ラハムポル博士を襲った海賊のものと思われる潜水艦に搭載されているロボット。作中では潜水艦乗組員脱出に際して手動で魚雷発射を命じられる。
ラハムポル博士(らはむぽるはかせ)
冒頭、洋上の海賊に襲われ亡くなった生命工学の有名人。物語の核心である珪素ベース生命体の設計図作成し小さなファイルで遺した。そのファイルを荒巻素子が偶然入手し物語は進む。
『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』の用語
アイジャック
荒巻素子が密かに介入し、ポセイドン・インダストリアル社の電脳労働者の無作為に選出した100人の視聴覚にアクセスして情報を集めるシステム。ポセイドンで電脳手術した場合には、初期セッティングやハードそのものに素子のアクセスデバイスが組み込まれる。素子はこのシステムを利用しポセイドン内の情報を逐次収集する事を迅速にローコスト・ローリスクで行うことが出来る様である。
義体制御ソフトウェア
義体を制御し専門的な動作や特殊動作を行わせるなどの動作制御を行うソフトウェア群の総称。作中では『マンクラフトver.8』等のソフト名の記述がみられる。荒巻素子が電脳ハックしたサイボーグの婦人警官は5つもの射撃制御ソフトを導入しコンフリクトを起こしていた。現実の我々のPCでも同様の働きを行うソフトウェアを複数インストールすると不具合を起こすことが多々あるので注意が必要だ。
珪素ベースの高度知的生命体
ラハムポル博士が残し荒巻素子が偶然手に入れた小さなファイルに含まれていた設計図を素子同位体意思が仮組みし、それが珪素ベースの高度知的生命体の設計図であることが判明。成長するAIで個性があって連結しており、お互いの優先順列成長に伴い変動するユーザーのコマンドが優先ではないAI。即ち、不死ではなく生老病死を持ちながら模倣子は完全な継続を保つ新しい生物である。荒巻素子は安全保障に懸念を持ち草薙素子は認識宇宙の拡大をもたらすメリットに期待するがその行く末を見守るのは利害の一致を示し、その新しい生命体取扱いを共同で進めることにする。
セボット
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目次 - Contents
- 『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』の概要
- 『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』のあらすじ・ストーリー
- 01 PROLOGUE「プロローグー霊視と事件の始まり」
- 02 UNDER WATER「水面下の攻防」
- 03 CIRCUIT WEAPON「ポセイドン本社会議と暴動調査」
- 04 FLYBY ORBIT「ポセイドン社長襲撃事件と事件の真相」
- 05 MOLD OF LIFE「電脳戦クライマックス」
- 06 EPILOGUE「エピローグー魂合環が観たもの」
- 『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』の登場人物・キャラクター
- ポセイドン・インダストリアル
- 荒巻素子(あらまきもとこ)
- M-1
- クラリスM
- クロマ
- 支援AI(しえんえーあい)
- 素子M2(もとこえむつー)
- アンタレス
- グレス
- ジム
- 社長
- ハブ
- リー保安部長(りーほあんぶちょう)
- レブリス
- スターバト・マーテル
- キリー
- フラクト
- ミレニアム
- ユニット28
- 日本霊能局
- 五十鈴(いすず)
- 魂合環(たまい たまき)
- 公安9課
- 荒巻大輔(あらまき だいすけ)
- バトー
- その他
- アルグリン
- 草薙素子(くさなぎもとこ)
- サイボーグ婦警(さいぼーぐふけい)
- スピカ
- チャワ大佐(ちゃわたいさ)
- ドクター
- ブンナ武官長(ぶんなぶかんちょう)
- マルガリータとチェチェリア
- ラハムポル博士(らはむぽるはかせ)
- 『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』の用語
- アイジャック
- 義体制御ソフトウェア
- 珪素ベースの高度知的生命体
- セボット
- 託体施設「眠れる宇宙」
- デカトンケイル
- デコット
- ヒトブタ
- 素子同位体
- 『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 冒頭ト書き「物理も情報も共に現実であり 全てはいつまで続くか分からない人生そのものなのだ」
- 荒巻素子「一足お先に未来を観に行くの きっと楽しいわよ」
- 五十鈴霊能局長「未来と過去は同じ物だよ 違うのは観る側だ」
- 『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 草薙素子要素が好んで使用する偽名「クロマ」
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