攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE(DUAL DEVICE)のネタバレ解説・考察まとめ

『攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE』とは、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』の続編に位置づけられるサイバーパンク漫画である。士郎正宗が1997年7月~9月までに『週刊ヤングマガジン』で「DUAL DEVICE」という副題で連載していた作品群に、大幅加筆修正を加え単行本として発行された。ネットも普及していない時代に、ネット全盛の世界感を描いた事で多くのSFファンを魅了した攻殻機動隊シリーズの中で、第一巻を超えると言われる難解さが今作の魅力ともいえる。

五十鈴(いすず)

PROLOGUE(プロローグ)とEPILOGUE(エピローグ)の霊視場面で登場する「日本霊能局」の局長。荒巻大輔が呼び捨てにするような関係らしい。荒巻大輔からの依頼で魂合環へ「荒巻素子の霊視」を指示し、その霊視内容を解説する。

魂合環(たまい たまき)

素子同位体にとって適時利用可能な駒としての役割を持つ、草薙素子の新たな同位体と思われるが、作中では詳細は語られていない。日本霊能局にて、荒巻大輔の依頼で荒巻素子の霊査をする審霊官。強い霊能を保持するがアンタレスには及ばない。物語中執拗に霊体となって荒巻素子に接触してくるが、本体の清楚なイメージとは乖離して陽気な性格になっている事で環本人を知る荒巻素子を困惑させる。素子同位体との融合を思わせる場面で終わっている。

公安9課

荒巻大輔(あらまき だいすけ)

前作『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』で公安9課部長の立場で立ち回っていた草薙素子の上司であり理解者。今作ではPROLOGUE(プロローグ)とEPILOGUE(エピローグ)にて霊能局で荒巻素子の霊視と監視を依頼する場面で登場する。本編中に活躍するシーンは無い。

バトー

荒巻大輔と共に霊能局で荒巻素子の霊視場面に登場し、霊視に立ち会う。ポセイドン・インダストリアル社の保安部の知人に荒巻素子の動向をマークさせる提案を発言していることから、その人物は保安部の指揮権を持つ人物らしく「リー保安部長」である可能性が語られている。やはり本編中に活躍するシーンは無い。

その他

アルグリン

ポセイドン・インダストリアル社社長暗殺襲撃犯追跡のために、荒巻素子が追跡依頼した電脳探偵。手腕は素子に及ばないがリスク回避の為に素子が利用した。案の定、敵に制圧されかける。用心深い性格らしく作中で現れたのは全てデコット。

草薙素子(くさなぎもとこ)

今作では、素子同位体の要素としての存在と、託体施設「眠れる宇宙」で第4のデカトンケイルを使用し荒巻素子を阻む存在として登場。作中でオリジナル素子かどうかの言及は無い。

サイボーグ婦警(さいぼーぐふけい)

捜査エリア近くにデコットが無かったため荒巻素子に電脳ハックされ操作された、婦人警官サイボーグ。同僚とパトロール中に素子に乗っ取られ素子の捜査を遂行することになる。電脳ハックされている間に右腕の射撃制御ソフトコンフリクトのために起きていた不調が素子に知られ、本人の記憶が無いままに調整・解消される。

スピカ

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