Mass Effect 3(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『Mass Effect 3』とは、「BioWare」開発のアクションロールプレイングゲームで、『Mass Effect』シリーズの1つ。舞台は2186年の天の川銀河。機械生命体リーパーの侵略に晒される銀河系を守る為、人類最強の兵士・シェパード少佐が立ち上がる。多くの仲間達と協力して歩む壮大な物語は、本作最大の見所。
Game Informerのゲームオブザイヤーなど、複数の年末アワードの受賞暦があり、評価は高い。尚、続編として『Mass Effect: Andromeda』が発売されている。

ヘンリーは娘を人質にとる。

深部へと進んだシェパード達は、ヘンリーが娘のオリアナを人質に取っているところに遭遇。ミランダが生存している場合は、姉妹が一緒に登場する。自身の悪行に気付いたオリアナに撃ち殺されかけたが、ヘンリーが逆に彼女を人質に取った形だ。シェパード達が探していたカイ・レンは、ヘンリーの研究データを奪い逃走したという。
サンクチュアリ終盤では、モラル選択肢やレネゲイドアクションによって、ヘンリーと姉妹の生死(ヘンリーの場合は逃走もある)は決まる。
最終的にはサンクチュアリで起こっている事実は公になり、イルーシブマンの居場所も判明した。

サーベラス本部突撃編

シェパード達は奪われたプロセアンVIを取り戻す為に、サーベラス本部へと向かった。サーベラス本部の深部・イルーシブマンの部屋にあったコンソールから呼び出したプロセアンVIによると、カタリストはクルーシブルの起動に必要なエネルギー中継装置のようだ。シェパードは、カタリストの正体がシタデルであることを聞き驚愕する。
カタリストの正体とシタデルの位置を知ったシェパード達の前に登場したのは、因縁の相手カイ・レンだ。カイ・レンとの激闘はどちらが倒れても不思議ではなかったが、最終的にはシェパードが勝利しカイ・レンは完全に倒された。

対リーパー最終決戦編

人類に残された道

サーベラス本部を後にしたシェパード達が向かったのは、シタデルが移動した地球だ。
シタデルの位置はロンドン上空。シェパードはノルマンディーのメンバーやハンマー部隊と協力し、シタデルのビームを目指した。
一行は途中で受けたレーザー攻撃で壊滅。瀕死状態となったシェパードがたった一人で、シタデルのビームに向かうことになる。

イルーシブマンが語る理想世界

ビームを通りシタデル中央部に来たシェパードにアンダーソンから連絡が入った。アンダーソンはシェパードの近くまで来ているというが、途中で連絡が途絶えてしまう。傷ついた体を引きずりながら到達したシタデル最深部には、イルーシブマンと彼に支配されつつあるアンダーソンの姿があった。
イルーシブマンはクルーシブルを使えば、リーパーの力を完全にものに出来ると力説する。実際はシェパードとアンダーソンが指摘するように、イルーシブマンがリーパーに洗脳されているに過ぎない。
2人に説得されたイルーシブマンだが、リーパーを制御出来るという考えに変わりはなかった。シェパードは障害となるイルーシブマンを乗り越え、内部から閉じられたアームを開きクルーシブルと連結。しかしシェパードはこれまでの戦いの傷で気を失ってしまう。

リーパー誕生の秘密編

意識を取り戻したシェパードは、クルーシブルが目前に見える場所でシタデルの一部だと話すカタリストに出会った。カタリストは大昔より銀河系に存在したリヴァイアサンが、従属種族の紛争回避を目的に創設した人工知能だという。
機械生命体のリーパーが誕生した経緯などの真実を語ったカタリスト。全てはカタリストやリーパーを破壊する力がある、シェパードの決断に委ねられた。

各エンディングルート

リーパー破壊ルート

シェパードが選択したのはクルーシブルを発動することだ。リーパーを含む全機械生命体は一時的には根絶されるが、将来的には機械生命体の子孫達が新たな機械生命体を誕生させ、再び生存を賭けた争いが繰り広げられるという。
クルーシブル発動の衝撃により、リーパーのみならずEDIやゲスといった全ての機械生命体は破壊された。
有機生命体はクルーシブルの発動以降も生き続けることになったが、体の一部が機械化されたシェパードは死亡してしまう。

リーパー制御ルート

シェパードはリーパーを制御することを選択した。自身の意識はカタリストと融合して再構築され、リーパーを始めとした機械生命体はシェパードに支配されていく。シェパードの意識は全ての機械生命体に行き渡り、全宇宙の機械生命体の支配者となった。
有機生命体に猛攻撃していたリーパー達は、シェパードの命令を受けて攻撃を中止して撤退。シェパードは自身が手に入れた力を利用し、未来永劫有機生命体を守っていくことを誓った。

シンセシスルート

シェパードが新たな選択肢・シンセシスを目指すエンディングルート。クルーシブル発動の衝撃でシタデルは完全に破壊される。シェパードが放棄した肉体・精神・人格の全ては緑の光となり、クルーシブルを通じて全宇宙に拡散し浸透した。
全宇宙に浸透した緑の光により、機械生命体と有機生命体は互いを尊重し合う新しい生命体シンセシスへと進化。シェパードは銀河を救った英雄として、ノルマンディー SR-2メンバーを始めとした多くの人々の記憶に刻まれた。

全部拒否ルート

カタリストとの会話で、選択肢を全て否定すると発生するエンディングルート。シェパードは自らの信じる未来を勝ち取る為に、カタリストの出した解決策を全て拒否。失望したカタリストは立ち去り、シンセシスへと導く光は消失した。
リーパーの侵攻は激しさを増し、連合艦隊は次々と撃墜されていき、有機生命体のほとんどは壊滅させられてしまう。有機生命体と機械生命体の紛争から時は流れ、シェパード達の努力が実り双方は和解し、平和が訪れたことが判明する。

『Mass Effect 3』のゲームシステム

基本的な流れ

『Mass Effect 3』のゲーム画像。

『Mass Effect 3』は、主人公シェパードが銀河中の各種族と協力して、機械生命体リーパーの驚異に立ち向かうアクションロールプレイングゲームである。プレイヤーは自身の分身となるシェパードを操作し、アクションやストーリーパートを進めていくのが基本的な流れだ。
キャラクターのレベルアップから武器のアップグレード、アビリティの割り振りなど、多種多様なRPG要素が含まれている。シェパードの性別や容姿、軍歴や戦闘経験にファーストネーム(名)についても細かく設定可能で、キャラクタークリエイト要素が豊富なのも大きな特徴だ。
仲間達との会話の選択肢はシナリオ分岐に大きく影響し、プレイヤーの選択次第で全く異なるシナリオ展開に発展する。システム全体にプレイヤーが介入出来る要素が多いので、ゲームの自由度は非常に高い。

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