
『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』とは、2014年にエレクトロニック・アーツから発売されたオープンワールドのアクションRPG。『ドラゴンエイジ:オリジンズ』『ドラゴンエイジII』に続く第3作目のタイトルである。謎の爆発で唯一生き残った主人公は、「審問会(インクイジション)」として危険な魔物の出現する「裂け目」を封印するため、セダス大陸を旅することになる。数々のゲーム・オブ・ザ・イヤーや最優秀ロールプレイング賞にノミネートされた作品。
『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』の概要
『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』とは、2014年11月18日にエレクトロニック・アーツから発売されたオープンワールドのアクションRPGである。開発はBioWare(バイオウェア)。日本での発売は2014年11月27日。PlayStation 3、PlayStation 4、Xbox 360、Xbox One、Microsoft Windowsで発売された。本作は「王道ダークファンタジー×次世代RPG」の世界的大ヒットシリーズ、『ドラゴンエイジ:オリジンズ』『ドラゴンエイジII』に続く第3作目のタイトルである。
シリーズで初めてマルチプレイ機能を搭載しており、マップはオープンワールドを採用している。そのため、過去のRPG作品に例の無いほど広大かつ多彩なマップを自由に探索することが可能である。現実の世界を探索するのと同じように、全ての岩や橋の下を調べることができる。
本作は「バトルフィールド 4」で使用された次世代エンジン・Frostbite 3エンジンを搭載している。プレイヤーの行動によって刻々と変化していく世界を、次世代グラフィックで緻密に美しく表現している。
本作は、数々のゲーム・オブ・ザ・イヤーや最優秀ロールプレイング賞などにノミネートされている。また、2014年の「Game Critics Awards Best of E3 2014」のBest RPG、「The Game Awards 2014」のBest Role Playing Game、Game of the Yearなど多数の賞を受賞し、「IGN」や「Ars Technica」、「Game Informer」、「Polygon」、「Electronic Gaming Monthly」により2014年のGame of the Yearに選出された。
『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』のあらすじ・ストーリー
プロローグ
カークウォールで起きた大事件以降、魔道士とテンプル騎士の関係は深刻化した。両者の一部はアンドラステ教会から独立し、闘争を始めていた。教会の最大権力者である教皇ジャスティニア5世は、魔道士とテンプル騎士の不和を仲裁するため、講和会議の場を設けるに至った。
聖灰の神殿にて両社の戦争を終結させるための講和会議が開かれた。講和会議には教皇ジャスティニア5世をはじめ、大司教達、探求騎士団の責任者、テンプル騎士団の代表団、魔道士の代表団、教会と密接な貴族達などそうそうたる面々が参加した。しかしこの会議は、悲劇的な謎の大爆発により終わりを迎える。会議に参加した人々は、主人公を除いて全員死亡してしまったのだ。
大学発の後、セダス大陸には巨大な「裂け目」が現れた。世界各地にも小規模な裂け目が発生し、精霊界フェイドに住む悪魔があふれ出す事態になる。
審問会(インクイジション)の結成
生き残った主人公は容疑者として教会の探求騎士カサンドラに捕らえられ、尋問される。しかし、左手にある不思議な印を使って魔物の出現する裂け目を封印してみせると、ヘイブンの人々から「アンドラステの使徒」と崇められるようになった。
カサンドラは始めこそ主人公のことを疑っていたが、悪魔が大地を荒廃させる中、「審問会(インクイジション)」という組織を再び結成。そして主人公は審問会の一員として、「裂け目」と呼ばれる世界に災いをもたらす危険な魔物の出現する謎の存在を封印するため、旅をすることになるのだった。
『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』のゲームシステム
キャラクターメイキング
プレイヤーは主人公の外見や性別などを自由にキャラクターメイクすることが可能だ。ゲーム開始時、性別、種族(「人間」、「ドワーフ」、「エルフ」、「クナリ族」)、職業(「戦士」、「魔道士」、「ローグ」)、顔、声などを選択できる。また、特殊能力を付与することも可能。
戦闘
戦闘はリアルタイムで行われ、仲間は基本的に事前に設定された作戦に沿って自由に行動する。また、プレイヤーは要所で「戦術カメラ」という機能を使用し、作戦をストップして直接指示を出すことができる。
好感度
仲間には好感度が設定されている。好感度は会話での選択などによって変化するが、特定の仲間の好感度を上げる回答でも別の仲間の好感度を下げてしまうケースも多々ある。
好感度が上がると固定のアビリティを所持したり、イベントが発生したりするなどの恩恵が得られる。一方で、好感度が下がればパーティーを抜けてしまう。
一部の仲間は、好感度を上げ、特定の条件を満たすことで、主人公とロマンスを行うことができる。
戦略テーブル
本作で新しく追加された機能。プレイヤーや審問会の一員として戦略テーブルで顧問達にフェレルデン各地へ部隊を派遣する。また、戦略テーブルによって顧問達に任務を与えたり、個人クエストを進めたり、新しいマップを開放したりすることができる。
ドラゴンエイジ キープ
「ドラゴンエイジ キープ」を有効にすることで、これまでのシリーズ作品でプレイヤーが目にした展開を本作に反映させることができる。
『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』の登場人物・キャラクター
主要人物
主人公(アンドラステの使徒・審問官)
講和会議での謎の爆発後、崩壊した聖灰の神殿からたった一人生き残った人物。左手に謎の印を授かったが、爆発直前の記憶を失っている。
主人公はプレイヤー自身でキャラメイクすることができる。「人間」、「ドワーフ」、「エルフ」、「クナリ族」の中から種族を決定し、外見や性別などをカスタマイズ。職業は「戦士」、「魔道士」、「ローグ」から選べる。
主人公は「審問官」として、魔物が出現する裂け目を封印するために旅をすることになる。
審問会
カサンドラ・ペンタガースト
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』の概要
- 『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 審問会(インクイジション)の結成
- 『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』のゲームシステム
- キャラクターメイキング
- 戦闘
- 好感度
- 戦略テーブル
- ドラゴンエイジ キープ
- 『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 主人公(アンドラステの使徒・審問官)
- 審問会
- カサンドラ・ペンタガースト
- 指揮官カレン
- レリアナ
- ジョゼフィーヌ・モンティリエ
- 仲間
- ヴァリック・テスラス
- ソラス
- セラ
- ヴィヴィエンヌ
- ブラックウォール
- アイアン・ブル
- ドリアン・パヴィス
- コール
- 『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』の用語
- フェイド
- アンドラステ
- アンドラステ教会
- 『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 数々の賞を受賞した人気作
- 多数の公式動画によるサポート