タッチの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『タッチ』とはあだち充(あだちみつる)による日本の漫画作品である。高校野球をテーマに双子の兄弟である上杉達也(うえすぎたつや)、上杉和也(うえすぎかずや)と幼馴染の浅倉南(あさくらみなみ)の3人を主人公とした物語。「甲子園へ連れて行って」という南の言葉や、亡き弟の為、そして自分の為に甲子園を目指し奮闘する達也と南の青春ストーリーである。

川に落ちた新田の妹である由佳を救出し、帰宅途中のびしょ濡れの達也を家に連れて帰った新田。着替えを済まし、新田の部屋で数々のトロフィーを見つける達也。その中で、甲子園という文字を見つめる。幼い頃からの思い出や、和也の最期の時を思い返している所に、新田が部屋に入ってくる。新田は、達也に和也は今でもなお自分の中で大きな存在であり、どんなすごい投手と対戦しても消えなかったことや「もう一度和也と対決させて欲しい」と伝える。沈黙を破った達也は「だからそれは…」と戸惑う。そんな達也に「おまえならできる。上杉和也を超えてくれ」と伝えるのだ。

「こいつと戦うために野球を始めたんだよ 、おれは」

雨の為甲子園予選の決勝戦が延期になり、和也のお墓参りの帰り道に迷った南は偶然新田に出会い、彼の家に寄る。そこで、2年前の予選準決勝での和也の投げるビデオを観る。新田は、和也の最高のピッチングだと言う。「こいつと戦うために野球を始めたんだよ、おれは」と呟く。その為に惜しまなかった努力があった。和也と戦うことは出来ないが、達也には感謝すると伝える新田。だが、「戦うべき相手と戦えるのは幸運のことだが、上杉達也はだれと戦えばいいんだろう」と達也を思うのだった。

「頑張れよ、来年の4番」

達也の事を「あの程度の投手なら甲子園にはいくらでもいる」という須見工2年生の大熊(おおくま)。今大会4本目のホームランを打ち自信に溢れいてた。新田にもライバル心を燃やし、ホームランの数だけが勝負だと思っている彼に「がんばれよ、来年の4番」と皮肉めいた言い方をするのだった。

新田由佳の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「男子に人気のある女が気に入らないのなら、朝倉南からお先にどうぞ」

抜群のプロポーションとビジュアルから男子に人気のある由香。水泳の授業でプールから上がる時、男子の差し出す手を振りきりプールへ叩き落とす。これをきっかけに、面白く思ってない女子たちが由香を呼びだし、いちゃもんをつける。由香は「男子に人気のある女が気に入らないのなら、朝倉南からお先にどうぞ」と喧嘩を売る。しかし、女子たちはそれに怒り、南の事を尊敬しているという。由香はそれが気に食わない。喧嘩になるが、たまたま通りかかった達也にか弱いフリをして助けを求めるあざといシーンである。

「天才はもっとスマートにカッコよく」

足を怪我して、達也に家まで送ってもらった由香。達也が帰る時に、ちょうど帰宅した新田に会う。投げ込んだ手に目を奪われる達也。毎日野球の練習に明け暮れ、クタクタになって帰ってくる明男は、リビングのソファで倒れ込むように寝てしまう。そんな兄に「天才は、もっとスマートにカッコよく」とおちゃらける。だが、明男は「そんなにかんたんに勝てる相手なのか?おまえのホレタ男は」と鋭い表情で返す。由香は兄の強い意志を感じるのだった。

「自分の気持ちに素直なんです」

急遽、合宿が休みになり帰宅する達也。だが親は2泊3日の旅行で不在だった。そんな所に現れる由香。家の鍵がなく家に入れないと嘘をつく。そこへ南がやってきてしまい、つい由香をタンスに隠してしまう。夕飯の買い出しに行った隙に由香を追い返そうとする達也に「自分の気持ちに素直なんです」と伝える。いじっぱりで、素直じゃなかった由香が達也と出会い、どんどん柔らかくなっていくのだった。

原田正平の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「おまえはすこし殴られる必要があるのさ。でなきゃ、おまえからは殴らねえだろが…」

達也は気が付くと原田の策略でボクシング部に入部することになってしまった。達也の「なんなんだよこれは」という問いに「おまえは少し殴られる必要があるのさ」と答える原田。達也の優しすぎる性格を見抜き、原田なりの激励の言葉だった。達也の数少ない理解者である彼なりの言葉だった。

「お前は浅倉南のために何の努力もしなかった」

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