タッチの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『タッチ』とはあだち充(あだちみつる)による日本の漫画作品である。高校野球をテーマに双子の兄弟である上杉達也(うえすぎたつや)、上杉和也(うえすぎかずや)と幼馴染の浅倉南(あさくらみなみ)の3人を主人公とした物語。「甲子園へ連れて行って」という南の言葉や、亡き弟の為、そして自分の為に甲子園を目指し奮闘する達也と南の青春ストーリーである。
達也の後を追ってついてきた西村は、買い物途中の南と出会った新田が南風まで送ってきた事から、4人が顔を合わせる。西村の猛烈アピールに戸惑う南だが、達也はそっぽを向いて知らん顔である。勉強部屋で2人きりになった時、南は達也に不満をぶつける。達也は今の2人の関係が微妙なことがネックになっている事を伝える。達也は達也なりに色々と考えていた。一緒にいることが当たり前だが、関係性をはっきりさせて壊れてしまうことも嫌だと伝える。そんな話をどこか嬉しそうに聞く南は、達也に「誰かを本気で愛して、そしてその人が、南のとてもかなわないような素敵な人だったら」 「南は幼なじみとして…ちゃんと祝福してあげるからネ」 「そのかわり…つまんない女に引っかかったら許さないわよ」と後ろから抱きしめ部屋を出ていく。達也は、南以上の素敵な女性など思いつかないのである。
「甲子園につれてって」
達也は和也がどんな気持ちでマウンドに立っていたのかわからないでいた。「一生懸命投げて南を甲子園につれていくこと」と南に言われ、この想いが和也のボールに力を与えていたのだと確信する。そして同じ気持ちを出せるかわからないが、改めて自分にも期待して欲しいと告げる。南に「たっちゃんがかっちゃんと同じように南を思っていてくれたら打たれない」と言われ、達也は新田から三振を取ったのだ。
「いつもそうだったもの。南がくじけそうなとき、タイミングよく現われて、南のエネルギーになってくれた」
甲子園開会式当日、達也は開会式を出ないで南の元へやってくる。南はインターハイがある為駆けつける事が出来ない事で、自分の気持ちに整理が出来ず逃げ出したくなり涙する。そんな時にやってきた達也に「いつもそうだったもの。南がくじけそうなとき、タイミングよく現れて、南のエネルギーになってくれた」と伝える。少しづ落ち着きを取り戻していく南だった。
上杉和也の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「南はどんな嫁さんになるのかなあ?」
上杉家の両親が旅行に行ってしまった為、部活終わりの和也と夕飯の買い出しにいく途中。自分たちの親をいつまでも恋人気分で子供の事をほったらかしだと言う和也に、南は「うちのお父さんなんかいつも羨ましがっている」と伝える。南の父は、いまだに亡き妻を愛しているのだ。和也が、「南はどんな嫁さんになるのかなァ」と言うと、「理想のお嫁さんを想像すればいいんだから」と冗談めいて言う南の後ろ姿を、見つめる和也。理想のお嫁さんは目の前にいるのだった。
「のみこみのはやさはぼくより上ですよ。ただあきっぽいだけなんです」
試合の前日に怪我をしてしまった和也の代わりに、身代わりでベンチ入りする達也。和也が投げられないと知った相手は自信をもち、味方は士気をなくす。ベンチに座ってるだけでもナインは安心し、相手にはプレッシャーを与えられると言う監督のアイディアだ。こっそり試合観戦する和也と南の元へ、たまたまやってきた明青高等部エースの黒木武(くろきたけし)と、マネージャーの西尾佐知子(にしおさちこ)。怪我をする和也に対し、「大事にしろよ、来年はうちのチームのエースなんだからな」と伝える。黒木はサードに移り和也がくる事を待っているのだ。黒木は、「一度くらい投げさせたいな。佐知子のお気に入りの上杉達也に」と言うと、佐知子は「野球を始めるのに絶好のチャンスね」と言う。そんな佐知子に対し「いいかげん間違えを認めろよ。あれはただの出がらし」というが、そのセリフに南は怒る。そのやりとりを見ていた和也は「のみこみのはやさはぼくより上ですよ。子供の頃からはじめてやることはなんでもアニキのほうがうまかった。ただあきっぽいだけなんです」と伝える。達也に対し尊敬の念を感じるシーンである。
「比べるようなことじゃないのは分かってるんだ。でもね、やっぱり…羨ましかった」
南が1人で泣いている所を目撃してしまった和也。達也と何かあったのではと思い、幼い頃の話を始める。達也が溺れて病院に運ばれた時、一生懸命心配していた南。助かった知りメチャクチャ泣き出すまで一言も話さなかった南だった。その事が羨ましかったという和也。南は和也が同じ立場でも同じだと言うが、和也は南に嫉妬心を持っていた事を打ち明ける。普段、あまり自分の気持ちを出さない和也が漏らした本音であった。
「約束する。かならず甲子園いくよ。占いなんかするな。上杉和也を信じろ」
黒木と佐知子のキスシーンを見てしまった和也。南の涙の理由も知り、自分の気持ちを抑えきれなくなっていた。占いをする南に、「恋占い?」と尋ねる。南は自分の夢が叶うかどうかだと言うが、思わず後ろから抱きしめる。沈黙の時間が流れた後、「約束する。かならず甲子園行くよ」と宣言する。南は、占いの結果に不安を覚えるのだった。
「そのあとで南のお父さんにいうんだ。南と婚約したいって」
大切な話があると南を呼び出した和也。勉強部屋で2人きりになり、何となく落ち着かない南だが、和也は強い決意を伝える。自分にも言い聞かせるように。「そのあとで南のお父さんにいうんだ。南と婚約したいって」。驚く南に、何年先でも自分の気持ちは変わらない事を伝える和也。南の戸惑う表情で南の気持ちを悟った和也は、最後に南に「キスしてほしいんだ」とお願いする。困る南のおでこに、和也からそっとキスして立ち去るが、南の目からは涙が流れるのであった。
「南はアニキに期待したんだよ!裏切ったりしたら承知しないからな!」
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目次 - Contents
- 『タッチ』の概要
- 上杉達也の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「南がつまらんこと見抜くから」
- 「そうだな…こんなとき、やさしい女の子なら………だまって、やさしくキスするんじゃないか……」
- 「才能と努力。無敵の弟だよ」
- 「ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで…」
- 達也VS吉田
- 「南の夢を叶えることしか頭になかった。あいつは南の為だったらなんでも出来る男なんだ」
- 「つぶれるときはいっしょだぜ」
- 「男は好きな女のためだと、自分でもおどろくようなことができちまうもんだよ」
- 「俺は上杉達也でなきゃいけないんだ」
- 「敬遠は一度覚えるとクセになりそうで」
- 「なくしたものを取り戻すことはできないけど、忘れてたものなら思い出せますよね」
- 「上杉達也は朝倉南を愛しています。世界中の誰よりも」
- 朝倉南の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「タッちゃんはタッちゃん!カッちゃんはカッちゃん!」
- 「長生きしないよ、カッちゃん…」
- 原田をビンタする南
- 素直になれない南
- 「好きだよ、たっちゃん」
- 「約束して、かならず勝つって」
- 「南のファースト・キスなんだぞ。ありがたく思え」
- すれ違う2人
- 南の夢
- 「ミナミは小さな巨人です」
- 「そのかわり、つまんない女に引っかかったら許さないわよ」
- 「甲子園につれてって」
- 「いつもそうだったもの。南がくじけそうなとき、タイミングよく現われて、南のエネルギーになってくれた」
- 上杉和也の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「南はどんな嫁さんになるのかなあ?」
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- 「勝ったほうが南を嫁さんにできる」
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- 「いやだ。ぜったいこの500円で肉まん買うんだ!」
- 「あと一人!しまっていこうぜ!」
- 柏葉英二郎の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「今年の明青は強いぜ兄貴」
- 「だったら、甲子園にいくんだな」
- 「ベストをつくし、悔いのないように」
- 「こいつはな、上杉達也がめった打ちされるところをみたいんだよ」
- 「打線という言葉を知ってるか? 9人のバカが一人ずつ、なにも考えずにバッターボックスに入ってたんじゃ、線にはならねぇんだよ」
- 「夏は好きなんですよ」
- 新田明男の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「上杉和也を超えてくれ」
- 「こいつと戦うために野球を始めたんだよ 、おれは」
- 「頑張れよ、来年の4番」
- 新田由佳の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「男子に人気のある女が気に入らないのなら、朝倉南からお先にどうぞ」
- 「天才はもっとスマートにカッコよく」
- 「自分の気持ちに素直なんです」
- 原田正平の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「おまえはすこし殴られる必要があるのさ。でなきゃ、おまえからは殴らねえだろが…」
- 「お前は浅倉南のために何の努力もしなかった」
- 「舞台にあがれ、上杉!」
- 「天才という言葉はー死んだ弟より、やつの方がふさわしいかもしれないな」
- 「あれだけの人数が倒れるまでノックするってのも大変だろうなぁ」
- 「ボールだったな…」
- 「上杉達也のライバルは新田でも西村でもねぇ。双子の弟上杉和也だ」
- 西村勇の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「マネージャーだけは明青に完封負けだぜ」
- 「いいもんだよな、幼なじみってのは……たとえ、それがどんな…」
- 「幼なじみになろうね」