コンジアム(韓国映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『コンジアム』とは2018年に韓国で制作され、日本では2019年に公開されたホラー映画である。監督はチョン・ボムシク、脚本はチョン・ボムシクとパク・サンミン。世界の7大心霊スポットの1つであるコンジアム精神病院に幽霊の噂の検証のために潜入したユーチューバー達を襲う心霊現象が、ドキュメンタリー調のPOV(主観映像)で描かれている。広告収入の為にやらせを行っていた彼らに襲い掛かる本物の幽霊は勿論、何時の間にか書き換わっていた壁の落書き、覗き穴から見つめる目など細かいところにも数多の恐怖が潜んでいる。
CV:阿部彬名
一般応募で参加したメンバー最年少の女性。普段は看護学生として女子大で学んでいる。おっとりとした性格で世間知らずなところがあり、動画でお金を稼げるということも知らなかった。今回の企画では降霊の儀式を担当する。ジェユンと共に402号室の前で撮影の準備をしていたが、急にやってきたソンフンに「すぐにスンウクを助けて逃げよう」と言われて戸惑う。その後、402号室の中から聞こえてくるシャーロットの絶叫に怯えるも、ジェユン、ソンフンと共に402号室の中に引きずり込まれる。そこで白目の無い不気味な顔に変貌して姿を消す。
シャーロット(演:ムン・イェウォン)
CV:水瀬郁
一般応募で参加した女性。家族はアメリカ在住で、本人は韓国でダンサーをしている。世界7大心霊スポットの内、メキシコの人形島、日本の青木ヶ原樹海、チェコの納骨堂には既に行ったことがある。最初は壁に自分のサインをしたりして撮影を楽しんでいたが、人形の謎の移動やスカーフを何かに引っ張られるなどの心霊現象に襲われた後に恐怖でパニックを起こし、ジヒョンと共に病院から逃げ出す。ベースキャンプに向かう途中でも心霊現象に襲われ、ベースキャンプにしていたテントに逃げ込んだはずが、そこは402号室の中だった。そこで腹を縦に裂かれたなにかと不気味な姿に変貌したジヒョンに襲われて連れ去られる。
ソンフン(演:パク・ソンフン)
CV:加藤ルイ
ホラータイムズの一員でカメラマンを担当する男性。最初はハジュン、スンウクと共謀して仕掛けたやらせで一般参加のメンバーが怖がる姿を撮影していた。自分たちが仕掛けたわけではない現象に襲われるようになると撮影をやめて帰ろうと言い出すが、スンウクと共に報酬のアップを条件に撮影を続行する。その途中でポルターガイストに襲われてスンウクと離れ離れになり、ジェユンとアヨンに「すぐにスンウクを助けて逃げよう」と告げる。しかし3人とも402号室に引きずり込まれ、カメラ越しに患者たちの姿を目撃した後に謎の少女に襲われて姿を消す。
ジェユン(演:ユ・ジェユン)
CV:塩見宗真
一般応募で参加した編集担当の男性。浴室にあったカツラにも驚いて悲鳴をあげるほどの怖がりな性格である。アヨンと共に4階で撮影の準備をしていたが、急にやってきたソンフンに「すぐにスンウクを助けて逃げよう」と言われて戸惑う。その後402号室の中から聞こえてきたシャーロットの絶叫に恐怖するが、結局3人共に402号室に引きずり込まれてしまう。そこで白目の無い不気味な顔に変貌して姿を消す。
スンウク(演:イ・スンウク)
CV:雨澤祐貴
ホラータイムズの一員でMCを担当する男性。最初はハジュン、ソンフンと共謀して仕掛けたやらせで驚く一般参加のメンバーの様子を撮影していた。その後、彼らが仕掛けたわけではない現象に襲われるようになり、ソンフンに直ぐに撮影をやめて逃げようと言われる。しかしハジュンに撮影を続ける代わりに報酬をアップするよう要求する。撮影を続行している時にポルターガイスト現象にあって頭をぶつけて気絶してしまう。気が付いた時には4階の廊下で車椅子に拘束されており、そのまま402号室に引きずり込まれてしまう。
病院関係者
パク院長(演:パク・チア)
一般的には患者の死後に失踪したとされているが、患者を全員殺した後に首を吊って自殺をしたという噂がある。コンジアム病院内に院長の霊が現れるとも言われている。
『コンジアム』の用語
コンジアム精神病院
CNNが選ぶ世界7大心霊スポットにも選ばれた廃病院。正式名はナニョン神経精神病院。1961年に開業したが、1979年に患者の集団自殺と院長の失踪により廃業。その後、廃墟と化した建物の通称である。
ここはかつて日本軍が韓国の独立軍兵士を虐殺し埋めた場所で、それを隠すために病院を建てたという噂がある。また表向きは病院だが60年代には国の拷問施設だったという説もある。他にも病院にいた患者は皆院長に殺され、院長は首を吊って自殺したとも言われている。
病院長や、かつてここに肝試しに来た後に謎の死を遂げた女子高生の霊が目撃されるという噂がある。
『ホラータイムズ』
ユーチューバーのハジュン、スンウク、ソンフンの3人が配信する番組の名前。今回はこの3人に一般応募のジヒョン、アヨン、シャーロット、ジェユンの4人を加えた7名で、コンジアム精神病院に潜入して生中継をする。実際はハジュン、スンウク、ソンフンの3人によるやらせで、事情を知らずに怯える一般参加のメンバーの様子を配信する予定だった。しかし本物の心霊現象の数々に襲われることになる。
402号室
元々は重症患者用の治療室。今までに沢山の人がこの部屋の扉を開けようとするも失敗、その後不可解な自殺や不慮の事故で死亡しているという噂がある。今回の検証では、この部屋の扉を開け中の様子を撮影する事を1番の目的にしている。
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目次 - Contents
- 『コンジアム』の概要
- 『コンジアム』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 病院からの生中継開始
- 降霊の儀式
- 本物の心霊現象が起こり始める
- 次々と連れ去られていくメンバー
- 恐怖探検隊が迎えた結末
- 『コンジアム』の登場人物・キャラクター
- 主要登場人物
- ハジュン(演:ウィ・ハジュン)
- ジヒョン(演:パク・ジヒョン)
- アヨン(演:オ・アヨン)
- シャーロット(演:ムン・イェウォン)
- ソンフン(演:パク・ソンフン)
- ジェユン(演:ユ・ジェユン)
- スンウク(演:イ・スンウク)
- 病院関係者
- パク院長(演:パク・チア)
- 『コンジアム』の用語
- コンジアム精神病院
- 『ホラータイムズ』
- 402号室
- 『コンジアム』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- アヨン「鈴が揺れてる」
- スンウク「なんでまた実験室に人形があるんだ?」
- 不気味な姿に変貌したジヒョン
- 女の霊に襲われるハジュン
- 『コンジアム』の裏話・小ネタ・トリビア/エピソード・逸話
- コンジアム精神病院は実在する
- 『コンジアム』出演後に引退したイ・スンウク