ザ・グローリー ~輝かしき復讐~(韓国ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』とは2022年12月30日からNetflixで配信が開始された、学生時代にいじめられていた主人公のドンウンが人生を賭けていじめの加害者である同級生に復讐する韓国ドラマである。彼女の身体はいじめが原因で全身火傷の痕が残ってしまう。18年の時を経て、ドンウンがいじめの主犯者であるヨンジンとその周りの人物に復讐を始める。いじめの加害者グループの間にも格差があり、ドンウンの復讐計画によってそれぞれが自分の利益のために行動し始める。

『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』の概要

『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』とは、2022年12月30日からNetflixで配信が開始されたいじめを受けた少女が主人公の復讐ドラマである。ストーリーはパート1とパート2に分けられ、パート2は2022年3月公開である。配信開始後、Netflixの「グローバルTOP10テレビ(非英語圏部門)」で1位を獲得した。公開後3日で2541万回再生を記録している。高校時代に過激ないじめにあっていた主人公のドンウンを演じるのは、『フルハウス』や『太陽の末裔』に出演しているソン・ヘギョである。演出は『秘密の森』や『青春の記録』のアン・ギルホ監督。脚本は『太陽の末裔』や『トッケビ』のキム・ウンスク作家が担当する。

女子高校生のムン・ドンウンは、いじめ加害者のリーダーであるパク・ヨンジンを中心としたグループから過激ないじめを受けていた。いじめのことを教師に伝えたがドンウンの味方にはなってくれず、仕舞いには暴力を振るわれてしまう。心身ともに限界だったドンウンは自殺しようと試みる。しかし、「なぜ自分が死ななければいけないのか」と考え、今後の人生を賭けて加害者である彼らに復讐することを誓う。

本作はストーリー序盤から主人公が過激ないじめを受けるという、衝撃の展開になっている。彼女には誰も味方がいないため助けを乞うこともできず、ただされるがままの状態だった。そんな崖っぷちな彼女が大人になってからいじめの加害者たちに自分の受けた痛みを返すという復讐を始める。ドンウンがただ弱い人物なのではなく、復讐を誓ってから自分の努力で地位を築き、自分の受けた痛みを当時の加害者たちに返していくところがこのドラマの注目ポイントである。いじめの加害者たちは、将来の夢をそれぞれ叶え幸せに暮らしている。“不平等”という文字をそのまま表したような描写となっている。しかし、ストーリーが進むにつれて当時の加害者たちとドンウンの地位が逆転することになる。”過去の仕打ちはいつか自分に返ってくる”こともまた表現されたドラマとなっている。

『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』のあらすじ・ストーリー

ドンウンの高校時代

ドンウン(画像中央)をいじめるジェジョン(画像左)たち。

建築家を夢見る高校生のドンウンは、お金持ちでクラスの女王様であるパク・ヨンジン率いるグループから過激ないじめを受けていた。ヘアドライヤーで身体中に火傷を負わされたり、ドンウンの宿舎に無断で入り私物を壊されるなどし、ドンウンは心身ともにボロボロになる。生きている価値が分からず学校の屋上から飛び降りようとするが、それもできずただ雪の降る屋上で泣くことしかできなかった。その後、ドンウンは学校を退学することにし、退学届を提出する。退学理由に暴力行為といじめがあったことを添えるが、担任のキム・ジョンムンは退学理由を変更するよう話す。ドンウンは譲らなかったがそれに腹を立てたジョンムンはドンウンに暴力を振るう。結局、ヨンジンの母親がドンウンの母親に金を渡し、その代わりにドンウンの退学理由を“不適合”と変更し退学届を提出する。

高校を退学した後、ドンウンはバイトを始める。苦しい生活に死にたいと思うドンウンだったが、「なぜ自分が死ななければならないのか。罰を受けるのはヨンジンたちの方であって自分ではない」とふと考える。そして彼女は復讐を誓った。いつものように高校の体育館で新たなターゲットをいじめているヨンジン、ジェジュン、サラ、へジョン、ミョンオの前にドンウンは姿を現す。そしてヨンジンに向かって「私の夢はあなた」と伝える。さらにドンウンは「必ずあなたの前にもう一度現れる」と宣言し、その場を後にする。その後、工場で働きながら懸命に勉強したドンウンはウィチョン教育大学に合格する。

36歳のドンウン

大学時代のある日、ドンウンは貧血で倒れ病院に運ばれる。点滴を受けるドンウンは隣のベッドに寝かされたチュ・ヨジョンと出会う。以降ヨジョンとは公園で囲碁をする仲になり、ヨジョンから囲碁を教わるようになる。ヨンジンの夫であるハ・ドヨンの趣味が囲碁であることを知り、ヨンジンとその周りに復讐を誓ったドンウンが囲碁を極めることを決意する。その後、大学を無事卒業し教員採用試験にも合格する。

時は流れ、ドンウンは36歳になっていた。教師として働き、セミョン市のエデンヴィラにアパートを借りて生活していた。ヨンジンとその家族が住む豪邸が見える場所だった。それぞれが大人になり、ヨンジンは天気キャスターとして活躍していた。ヨンジンの取り巻きだったサラは画家、へジョンはキャビンアテンダント、ジェジュンはゴルフ場を経営し、ミョンオはジェジュンの元で働いていた。彼らは高校時代の夢を叶えて幸せに暮らしていた。

復讐の準備を進めるドンウンはセミョン財団理事長のキム・シンテの自宅のゴミをあさり、有益な情報を得ようと試みる。1か月続けたドンウンだったが、使用人のカン・ヒョンナムに見つかってしまう。ドンウンが自分の復讐のためであることを彼女に伝えると、ヒョンナムは自分もドンウンの計画に協力すると言い出す。その代わり、自分の夫イ・ソクジョを殺してほしいと頼む。彼女の夫は彼女とその娘に暴力を振るっていた。お互いの利害が一致したことで2人は仲間になる。

ドンウンとヒョンナムはそれから復讐計画を始める。キム・シンテの張り込みを行ったドンウンは彼が運転手のチョ・スヒョンと恋仲であること、またキム・シンテがチョ・スヒョンにも財産の相続を行う遺書を書いていることを突き止める。彼の弱点を見つけたドンウンはその弱みに付け入り、セミョン小中高の理事長であるキム・シンテの力でセミョン小学校の教師に配属される。また、ドンウンは同時期にミョンオとも接触する。彼が高校時代にヨンジンやジェジョンから対等に見られていなかったことを指摘し、「ジェジョンを裏切ればほしいものが手に入る」と裏切りの提案を持ちかける。一方ヒョンナムはドンウンに言われ運転免許を取る。ドンウンは彼女に車を渡し、ヨンジンたちの監視役を頼んだ。

ヒョンナムはヨンジンの尾行で彼女の娘のイェソルが眼科に通っていることを知る。どうやらイェソルは色覚異常を患っているようで、ジェジョンも同じ症状の持ち主であることを踏まえて、ドンウンは「イェソルがヨンジンとジェジョンの子供ではないか」という結論を出した。その後、高校時代の担任であるジョンムンに会いに行く。ドンウンはユリの花を持って彼の家に向かった。ドンウンの大学の先輩であるスハンがジョンムンの息子であることを知り、彼に近づいたドンウンはスハンの前でジョンムンが自分にした仕打ちを暴露する。ドンウンは、ユリのアレルギー持ちのジョンムンがユリの花で発作が出たためその場を後にする。ミョンオはジェジョンの家から彼の髪の毛を盗み出し、ドンウンとの待ち合わせ場所に向かった。そこで、ドンウンはミョンオに高校時代にドンウンの前にいじめられていたユン・ソヒを殺害した人物がいることを伝える。自殺と聞かされていたミョンオは驚き、犯人が誰なのかと問い詰める。

ドンウンとヨンジンの再会

同窓会に現れたドンウン(画像右)に驚くヨンジンたち(左からジェジョン、へジョン、サラ、ヨンジン)。

ソンハン高校の同窓会にドンウンが出席する。ヨンジンたち一行はドンウンの姿に驚くも昔のように彼女を見下した。しかし、彼らはドンウンが昔の彼女とは違うことを知り困惑する。彼女の態度に怒りを感じたヨンジンだったが、のちにドンウンがイェソルの担任に赴任してきたことを知り焦り始める。同時期にジョンムンが死亡したことを知り、ドンウンの仕業ではないかと考え始めるヨンジンはドンウンに問うが、ドンウンは笑っただけだった。ジョンムンの事件の真相は、彼の汚れた過去を知った息子のスハンが、教育者である自身の将来のためにユリのアレルギーを利用して父親を死亡させたのだった。

ミョンオはドンウンの言う通りにサラのドラックの情報やへジョンの男関係を調べてその情報を引き渡した。ドンウンはミョンオに死体安置所の住所が書いたメモを渡し、この場所にユン・ソヒの秘密があることを教える。ミョンオは指示通りに安置書に向かい、そこで18年間眠っているユン・ソヒの死体を見つける。彼は、彼女の死体がヨンジンやジェジョンの過去の秘密を暴くことが出来ると考える。その頃ドンウンは囲碁を通してヨンジンの夫であるドヨンと関わりを持つことに成功する。ドヨンはドンウンのことを気にするようになり、彼女の後を追う。コンビニで再会したドンウンは、ドヨンの「賭け事が好きなのか」という質問に「人生を賭けた経験が」と答える。勝敗が気になるドヨンに「勝ちます」とだけ答えたドンウン。その他にも質問されたがドンウンは詳しいことは答えずにその場を離れる。それぞれ情報を集めたドンウンとヒョンナムは車で待ち合わせをし、情報の共有を行う。

ある日小学校で絵を描く授業があり、そこでイェソルは友達に色の使い方が間違っていると指摘される。それを見てドンウンは「イェソルの絵もどちらも素敵」だと答える。イェソルが心配で授業を見に来ていたヨンジンに気づいたドンウンは、イェソルのそばでヨンジンを見つめた。ヨンジンが「賠償金を払うから二度と姿を現さないで」と交換条件を出す。しかし、ドンウンがお金に興味がないことを伝えて承認する気はないことを話す。

その頃、ジェジョンに宛名の分からない荷物が届く。そこにはイェソルの名前が書かれた歯ブラシが入っていた。その歯ブラシを使ってイェソルとのDNA鑑定を行ったジェジョンは、イェソルが自分の娘であることを確信する。一方、ドヨンはヨンジンがジェジョンと同じ銘柄のタバコを吸っていることから彼女が不倫している事実を知る。ドンウンとミョンオは再度落ち合い、ドンウンはユン・ソヒを殺害した犯人の正体を彼に告げる。いじめていたグループの中に犯人がいることを知ったミョンオは、犯人を脅して大金を手に入れようと考える。ウラジオストクまでの片道チケットを旅行会社で購入し、姿を消した。その後、ミョンオとは連絡が付かなくなり、彼の行方は分からなくなる。

ヨジョンに自分の過去を告白するドンウン

ドンウンは久しぶりにヨジョンに連絡をする。ヨジョンは連絡が来たことを喜び、2人は囲碁をした公園で落ち合うことになった。その後、ヨジョンの家に2人で向かい、そこでドンウンは自分の過去について告白する。服の下にある身体中の火傷の痕をみたヨジョンは今まで反対していた復讐に協力すると話す。復讐に協力することになったヨジョンにドンウンは、「ヨンジンの夫であるドヨンと囲碁で戦い、倒したい」と話す。ヨジョンは家の暗証番号をドンウンに教え、「いつでも家においで」と伝えた。ドンウンが帰った後、ヨジョンは台所でたくさん並んだナイフを見つける。ヨジョンの父親は、当時患者だったカン・ヨンチョンに殺害されたという過去があった。ヨジョンの元には当時の殺害の様子を綴った手紙がいくつも届いており、それを呼んだヨジョンは精神的なダメージを受けていた。彼はカン・ヨンチョンを殺す様子を妄想し、またヨンチョンが血だらけな状態で自分の前に現れる幻覚を見ていたのだった。

ドンウンに協力することになったヨジョンは、ドンウンの助言で開院の際にドンウンの高校時代の保健教師だったアン・ジョンミをスタッフとして採用する。一方、ミョンオの行方が分からなくなり不安になっていたへジョンはミョンオのアパートに侵入し、そこでジェジョンの時計を見つける。へジョンと同時期にサラもまたミョンオのアパートを訪問していた。その頃ドンウンは自分を尾行していた男2人の身元を調査し、ヨンジンに関わりを持つ警察署長のシン・ヨンジュンの関係者であったことを知る。ヨンジュンは高校時代にドンウンのいじめをもみ消した人物だった。

2人の父親

ドンウン(画像左)に頭を下げ、彼女の復讐に協力すると話すへジョン(画像右)。

イェソルが自分の子供であることを知ったジェジョンは下校中のイェソルに会いに行く。そこで彼女が色覚異常を患っていることを知り彼女を抱きしめる。ジェジョンはこれからはイェソルを守って生きていくことを決心し、弁護士にどうにかしてイェソルを引き取れないかと相談する。しかし、「ヨンジンとドヨンの間の子供であることは覆せない」と言われ、親権を奪うにはヨンジンとドヨンの離婚が条件であることを聞かされる。その後、ジェジョンはヨンジンの元を訪れ自分がイェソルの実父であることを話し、今まで黙っていたヨンジンに怒りをぶつける。少しして小学校の授業参観が行われることをドヨンに話すイェソル。「お父さんは忙しいから来なくてもいい」というイェソルにドヨンは「必ず行く」と言う。さらにイェソルは担任の先生が母親と友達であると話す。ドヨンはその言葉に驚いた。授業参観当日、ドヨンはイェソルとの約束通りに教室にやってくる。するとそこにはジェジョンの姿があった。ジェジョンはドヨンに対して、自分がイェソルの“父親”であることを匂わせる。その時教室にやってきたドンウンの姿を見てドヨンは驚く。

授業参観が終わった後、ドンウンはジェジョンと共に校舎の目立たない場所で話をする。ドンウンは「イェソルの親権がほしいなら自分に協力しなさい」と話を持ち掛ける。ジェジョンと別れたドンウンは我慢していたトラウマが呼び起され学校のトイレに駆け込み嘔吐する。その後、へジョンの元を訪れるドンウン。へジョンの姑がドンウンと知り合いであり、さらに彼女はドンウンを尊敬していることを知る。へジョンはドンウンに話があると呼び止め、彼女の前で土下座した。姑には過去を話さないでほしいと頼み、見返りにドンウンの復讐を手助けすると言う。ドンウンはへジョンと協力関係となる。

一方ドヨンはヨンジンとドンウンが知り合いだったことやジェジョンの話を聞いて、ヨンジンの過去についての情報を探していた。そこでへジョンを呼び、ヨンジンの過去について真相を聞き出す。へジョンは偽りなくヨンジンのいじめの件をドヨンに話した。帰宅したドヨンはヨンジンに問い詰めるが、彼女は「過去について話すことは何もない」と言った。何か考え詰めた様子のドヨンは囲碁公園でヨジョンに出会う。しばらく彼と共に囲碁を打った。

動き始める歯車

真実を知ったドヨン(画像右)はドンウン(画像左)に会う。

とうとう本格的に復讐を始めようとするドンウンは、ヒョンナムの娘であるソナを留学させると言い出す。留学費はサラを脅迫して手に入れたお金から出すと言い、「ヒョンナムの夫殺害計画が始まるころにはソナはここにはいないため安全だ」と話した。一方、ヨジョンがユン・ソヒの眠る安置所に足を運ぶがソヒの遺体は消えていた。さらにドンウンを囲碁公園に呼び出したドヨン。ドンウンはヨンジンに復讐することを話しその場を離れる。シン署長からドンウンのアパートを聞き出したヨンジンは自分の家のすぐ近くで生活していたドンウンに驚き、また家の中に張られた自分たちの写真を見て怒りがこみ上げる。ヨンジンは「いじめるんじゃなかった。殺しておくべきだった」と口に出す。その時、さらなる訪問者が現れる。それはドヨンだった。

『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』の登場人物・キャラクター

主要人物

ムン・ドンウン(演:ソン・ヘギョ/チョン・ジソ)

セミョン私立小学校の教師。高校時代に貧しさゆえにいじめにあっていた。その代償に、身体中にはヘアアイロンで火傷した痕が残っている。いじめの加害者たちに復讐することを誓い、自らの努力で大学に合格、その後学校の教師となる。

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