コンジアム（韓国映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コンジアム』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

アヨン「鈴が揺れてる」

降霊の儀式を始めた恐怖探検隊一同。最年少のアヨンが儀式を執り行うが、儀式が進むにつれ祭壇の炎が揺れ始める。アヨンが蠟燭の炎が消えたことに気付いた時、天井に吊るされた鈴がリンリンと音を立て始める。アヨンの「鈴が揺れてる」という言葉を皮切りに一同は悲鳴を上げてその場から逃げ出した。

スンウク「なんでまた実験室に人形があるんだ？」

ジヒョンとシャーロットの2人が最初に行った実験室に恐怖探検隊の一行は向かう。そこでスンウクが人形を見つけ「なんでまた実験室に人形があるんだ？」と疑問を口にするが、その人形が置かれていた場所がさっきとは変わっていた。ジヒョンは他の誰かがいるのかと疑い、シャーロットは人形を撮影しようとするスンウクとソンフンに人形を元に戻すように叫ぶ。

不気味な姿に変貌したジヒョン

病院を飛び出してベースキャンプへ向かっていたジヒョンとシャーロット。ベースキャンプ近くの目印に辿り着くが、何故かベースキャンプには行けず再び目印の場所に戻ってきてしまう。しかも何故か辺りには悪臭が漂い、足元には実験室にあったはずのゴミや実験道具が散乱していた。シャーロットは「実験室にあったものじゃないの？」とジヒョンに聞くが、ジヒョンはなぜか背中を向けて立ち尽くすだけだった。ジヒョンの前に回り込んだシャーロットは、顔が異様に変貌したジヒョンが謎の言葉を早口でしゃべりだす姿を目の当たりにしてしまう。

女の霊に襲われるハジュン

ベースキャンプから隊員たちに撮影の指示をしていたハジュンだったが、病院にいる隊員たちは心霊現象に襲われ撮影を放棄してしまう。こうなったら自分で撮ると自身も病院へ向かうが、402号室にて女の霊に襲われる。多額の広告収入の為に隊員たちに撮影を命じていたハジュンだったが、このときになってようやく本当に霊が存在していることを実感する。しかし時既に遅く、ハジュンは女の霊に吊り上げられて殺されてしまった。

『コンジアム』の裏話・小ネタ・トリビア／エピソード・逸話

コンジアム精神病院は実在する

映画で心霊スポットとして取り上げられているコンジアム精神病院は、映画の為に作った架空の存在ではなく実在した病院である。そして実際に2012年にCNNによって世界七大禁断の地の1つに選ばれている。とはいえ、映画では1979年に起きた患者の集団自殺と院長の失踪が病院が閉まった理由とされているが、これは架空の設定である。実際は1980年代まで病院として機能していたものの、1990年に院長が亡くなり閉鎖した。その後、様々な心霊現象の噂が立ち、2018年時点では立入禁止になっている。映画の撮影はコンジアム精神病院と釜山にある寄宿舎の廃墟で行われたが、この寄宿舎の廃墟も心霊スポットである。しかし現在では『コンジアム』の撮影場所として有名になってしまった。

『コンジアム』出演後に引退したイ・スンウク

作中で番組のMCを務めるスンウク役を演じたイ・スンウク。彼は『コンジアム』が出演した最初で最後の作品であり、試写会やインタビューなどの映画の広報活動に参加することもなく引退を表明した。