菊地原士郎(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ

菊地原士郎(きくちはら しろう)とは、『ワールドトリガー』に登場する人物である。ボーダー本部A級3位の風間隊の攻撃手(アタッカー)。猫目で茶髪のストレートの髪を肩まで伸ばし、普段は耳を隠すような髪形をしている。だが、戦闘時に聴覚を必要とする場面になると、自身のサイドエフェクトである「強化聴覚」の能力を最大限に使うため髪を結んで戦い、チームに貢献する。遠征選抜試験では臨時部隊である北添4番隊の一員として試験に臨む。

『ワールドトリガー』7巻56話のエネドラ戦での言葉だ。
菊地原のサイドエフェクトを使い、音の聞き分けにより本物の攻撃と攻撃を惑わせるためのダミー音を見抜き、仲間に指示を出した。
これのことがきっかけで、エネドラは怒りを隠すことなく攻撃態勢に入る。怒ったエネドラの攻撃で、風間隊は撤退することとなった。だが、結果的にはエネドラの攻撃を分析することが可能となり、黒トリガーの撃破に成功している。

「追いつける気でいるんだ 傲慢だね」

『ワールドトリガー』12巻の105話、三雲との会話の中で三雲に放った言葉だ。
この言葉は、長い期間と努力をかけて、A級に上がってきた菊地原の自分たちの努力を簡単に超えられると思っているんだね、という馬鹿にしないでほしいという気持ちともとらえることが出来る。
またこの後のシーンで菊地原の隊長である風間が、解説席で「隊長の務めを果たせ」という言葉に繋がるという意味では、視野が狭くなっている、他の考え方もしてみなよ、という言葉とも受け取ることも可能だ。
言葉はきついが、ストレートに言葉をはなすだけで、相手の事を見抜いており、相手に1番必要な言葉を言える人物でもあることが伺える場面でもある。

菊地原士郎の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード

意外とポジティブ

菊地原は黒トリガー争奪戦で、風刃を起動した迅悠一(じん ゆういち)に最初にベイルアウトさせられた。迅に黒トリガーを使って、ベイルアウトさせられたことについて菊地原は、自分が一番強いから早めに倒しておきたかったからだと本気で思っている。実際に「強化聴覚」のサイドエフェクトを持つ菊地原と何本ものブレードを駆使して戦う風刃は相性が悪い。
この場面の事を作者はアホの子とコメントしているが、迅からしたら真っ先に落としておかなければ、今後の展開に支障をきたす恐れがあったためともとらえることが可能だ。

ボーダー幹部も重宝するサイドエフェクト

菊地原のサイドエフェクトである「強化聴覚」は上層部も重宝しており、アフトクラトルの捕虜となったヒュースの尋問の際には、菊地原が同席している。ヒュースの心音を聞き、尋問が有効か確かめるためだった。
その「強化聴覚」を本人は最初はただ耳が良いだけだと感じており、サイドエフェクトだと知ったのは、ボーダーで検査を受けてからだ。

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