神様の言うとおり(神様の言うとおり弐)のネタバレ解説・考察まとめ

『神様の言うとおり(神様の言うとおり弐)』は金城宗幸原作・藤村緋二作画による漫画作品。不条理な死のゲームに巻き込まれた高畑瞬が黒幕を倒すために戦い続けるサバイバル・シチュエーション・ホラーである。『神様の言うとおり』は『別冊少年マガジン』2011年3月号から2012年11月号まで、『神様の言うとおり弐』は『週刊少年マガジン』2013年7号から2017年4・5合併号まで連載された。第弐部終了後には前日譚にあたる『神様の言うとおり零』全4話が『マガポケ』で連載された。

奥平忠勝(おくひらただかつ)

マサル(かみまろ)の母方の叔父。両親が死に身寄りを無くしたマサルを引き取っていた。大学教授で報道番組のコメンテーターも務める。
「謎の高校生大量殺傷事件」が社会を震撼させ、生存者が「神の子」として崇められる状況を分析していた。出演を重ねるごとに「神の子」を盲信し、過激な発言をするようになり、それが原因で干されることとなる。タクミからかみまろの同人誌を見せられ、共に事件の真相を追うことになる。同郷の後輩である小森靖子からも情報提供を受けていた。
タクミと共に訪れたかみまろのアパートでアシッド・マナと遭遇し、アパートの爆発に巻き込まれる。重傷は負ったものの、どうにか一命は取り留めた。
タクミと共に化け物に追われていたところを明石純一郎に助けられる。

瞬の母

早くに夫と死別し、瞬を女手一つで育ててきた。せっかく殺人ゲームを生き延びたのに死にに行くことはないと、瞬が「うんどうかい」に参加することにずっと反対し続けた。最終的に瞬の強い意志を認め、ゼッケンを縫い付けた体操服と弁当と瞬の好物の団子を用意して瞬を送り出した。

小森靖子(こもりやすこ)

明石靖人の母でフリーのジャーナリスト。靖人が幼いころに離婚して家を出ているため靖人とは苗字が異なる。同郷の先輩である奥平にかみまろに関する情報提供を行う。奥平と会話をするときは津軽弁になる。偶然知り合ったナツメグとやえを自宅に招き、情報を聞き出していた。

明石純一郎(あかしじゅんいちろう)

明石靖人の父。警視庁テロ対策本部に在籍する警部。靖人が幼いころに妻と離婚し男手一つで靖人を育ててきたため、靖人を溺愛し、かなり過保護な一面を見せる。しかし、警視庁でも「スイッチの明石」として知られる程に仕事と私生活の切り替えは非常に速い。マナが放った化け物が人間を無差別に襲うようになった日本で、皆で力を合わせて生き延びようと偶然出会ったタクミと奥平を化け物から救った。

六手進一(ろくてしんいち)

丑三の初めての友人。本シリーズ開始時点で故人である。
自分が不治の病に侵されていることを知っており、残りの人生を普通の高校生として過ごすために丑三が在籍する高校に転校してきた。いじめられっこだった丑三と友人になり、死ぬまでの半年間で2人で様々な体験をして過ごす。その輝かしい生き様は丑三の価値観に大きな影響を及ぼした。

『神様の言うとおり(神様の言うとおり弐)』の用語

試練

世界中の高校生たちが巻き込まれた理不尽なデスゲームを指す言葉である。
特徴として、何の前触れもなく始まる、ゲーム会場となった場所は脱出不可能な閉鎖空間になる、クリア条件だけが提示されるの3つがある。
試練は国によって異なる。

出席者

日本中の高校で突如始まった出席者の試練に参加させられた日本の15歳から18歳の子供を指す。
「第壱部」に登場するゲーム参加者全員や「第弐部」に登場する青山仙一などが出席者にあたる。

神の子

「うらしまたろう」の試練までをクリアした出席者のことを指す。
世間は神の子を特別視し、後に彼らを特別扱いするようになる「神の子」ブームが起こる。

欠席者

高校を欠席していたり、何らかの事情によって出席者の試練に参加しなかった日本の15歳から18歳の子供を指す。
「第弐部」の最初に日本中から「にの」によって集められ、出席者とは別の試練に参加することになる。

カミーズJr.

「じゃんけん」の試練までをクリアした欠席者を指す。
セイン・カミはカミーズJr.が影なら神の子は光と言っており、カミーズJr.の宿敵であるとしている。

『神様の言うとおり(神様の言うとおり弐)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

夏川めぐ/ナツメグ「自分の命を精一杯生きて」

母G
母G
@go-111231939346244046564

Related Articles関連記事

ブルーロック(Blue Lock)のネタバレ解説・考察まとめ

ブルーロック(Blue Lock)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブルーロック』とは2018年より、金城宗幸(原作)とノ村優介(作画)が『週刊少年マガジン』で連載している漫画。「最強のエゴイスト」という名にふさわしいストライカーを1名誕生させるため始まった「ブルーロック(青い監獄)」プロジェクト。そこに集められた300人の高校生が生き残りをかけてサッカーでバトルを繰り広げていく。脱落=選手生命の終わりを意味しており、今までなかったデスゲームの要素が加わった新しいスポーツ漫画となっており、ハラハラした展開から目が離せない。

Read Article

僕たちがやりました(僕やり)のネタバレ解説・考察まとめ

僕たちがやりました(僕やり)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕たちがやりました(僕やり)』とは、原作が金城宗幸、漫画が荒木光による日本の漫画。通称「僕やり」。講談社の『週刊ヤングマガジン』で、2015年19号から2017年8号まで連載された。主人公は凡下高校に通う2年生、増淵トビオ。同級生らと楽しい日々を送る中、いたずらのつもりで計画した「爆破」が死者10人を出す大惨事を招く。罪悪感を抱えながら、窮地に追いつめられた若者たちの成長と共に人間の本性や心理を描く。『僕たちがやりました』は、2017年7月からフジテレビ系列の関西テレビでドラマ化された。

Read Article

ブルーロックの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ブルーロックの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ブルーロック』とは、原作は金城宗幸、作画はノ村優介が担当しているサッカー漫画。日本がW杯での優勝を目指し、「最強のストライカー」を育成すべく、全国から集められた高校生ストライカー達が互いに競い合い、サッカー人生を賭けた内容となっている。本作は『週刊少年マガジン』にて2018年の8月から連載が始まった。ここでは『ブルーロック』の数々の名シーンや名ゼリフを紹介していく。

Read Article

目次 - Contents