ちせ（最終兵器彼女）の徹底解説・考察まとめ

ちせ（最終兵器彼女）の関連人物・キャラクター

シュウジ

ちせのクラスメートであり、彼氏である。メガネを掛けており、鋭い目つきが特徴。口が少々乱暴であり、一見すると怖い印象を受ける。だが、実際は不器用なだけであり、根は優しい人物である。友人も多く、女性からも好かれやすい。ちせとは同じ陸上部に所属していた。

ちせからの告白を咄嗟に受けてしまった事で、彼女と付き合う事になる。だが、恋愛経験が無く、互いの不器用さから彼女と衝突をした。その後2人はぎこちないながらも距離を縮めていく事になる。

敵の空襲により戦場と化した街で、兵器として戦う、ちせと遭遇し、その正体を知る。それ以降は「彼女が兵器である」というの秘密を守る為、奔走する事になる。だが、次第に兵器として成長し、多くの人間を殺していくちせに恐怖心を抱いていく様になる。同時に彼女に惹かれてもおり、その中で葛藤していく事になる。そんな中、彼は旧知の間柄であったふゆみと再会した。ふゆみは陸上部の元先輩であり、かつて強引にシュウジと肉体関係を持った女性である。既婚者であるが、旦那のテツが自衛隊で家を留守にしがちな為、寂しさを抱えていた。その寂しさを埋める為、シュウジを誘惑していく。彼はふゆみを拒絶できず、肉体を重ね合わせて歪な関係を築き上げてしまった。兵器としての能力でこの事実を知った、ちせはこの事に深く傷付いてしまう。更に、彼女に恐怖心を抱いている事も悟られてしまった。こういった事が積み重なり、彼はちせから別れを切り出され、別れてしまった。

ちせと別れてからも、シュウジは彼女の事が忘れられず、悶々とした日々を過ごす。そして、アケミとの死別、ふゆみとの離別を経て、再びちせと結ばれる事となる。戦争や異常気象により壊れていく日常の中、2人は生まれ育った街を捨てて旅に出る。そこで漁港に辿り着きシュウジは漁師をしながらちせと共同生活を送った。世間の厳しさを知りながらも、彼は季節の生活に幸せを見出していく。だが、彼女は兵器として暴走して行き、遂には兵器に人格を飲み込まれてしまう。このままでは、ちせが死ぬと判断した彼は、苦悩の末に彼女の身柄を自衛隊引き渡した。そして失意の中、自分の故郷の街へ戻っていく。

故郷に戻ったシュウジは展望台へ赴き、そこで、ちせが残した交換日記を見つけ、目を通し始める。これにより彼女の抱いてきた想いと、地球が滅びる運命にある事を知る。日記を読み終わった彼は、此方の様子を伺っていた、ちせと再会した。この時の彼女は最終兵器として覚醒しており、人間としての記憶を失っていた。だが、シュウジは彼女を抱き、セックスをする事で感情を取り戻させる。行為後、ちせは人類に安らかな死を与えるべく、活動を始める。

ちせは最終兵器として全人類を滅ぼした。だが、彼女にとって特別な存在だったシュウジは唯一生き残る。彼女は、彼を守る為に宇宙船に変形し、その中へ導く。そして、そのまま宇宙へと脱出した。

宇宙に脱出後は、ちせの中で地球の最後を見届ける。そして彼の想いからホログラムとして投映された、ちせと永遠に愛し合っていく事になる。

シュウジ（最終兵器彼女）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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シュウジとは漫画『最終兵器彼女』の登場人物であり主人公である。クラスメイトの女子高生ちせと付き合い始めるが、ある日彼女は最終兵器に改造されてしまった。戦争により崩壊していく日常の中で、兵器として成長していくちせに恐怖を抱いて距離を取り、他の女性の誘惑に負けて1度別れる。それでもちせを忘れられずに復縁し、以降は真摯に向き合った。ちせが人類を滅ぼした際には、彼女の意思により彼だけは唯一生き残る。最後は宇宙船に変形したちせの中に乗り込み、滅びゆく地球を脱出。宇宙でちせと永遠の愛を誓い合った。

アケミ

ちせの親友である。気が強いが面倒見が良く、姉御肌である。ちせの気の弱さを気にかけており、ひょんな事から度胸だめしで彼女をシュウジに告白させた。一方でアケミ自身もシュウジに想いを寄せており、彼と付き合い始めた、ちせに複雑な感情を抱いていく事になる。最終的に天変地異による落石に巻き込まれ、致命傷を負ってしまう。そしてシュウジに見守られながら最期を迎えた。

アケミ（最終兵器彼女）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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アケミとは漫画『最終兵器彼女』に登場する人物である。主人公のシュウジとその彼女であるちせの共通の友人として登場した。2人の仲を応援する一方でシュウジに密かな想いを寄せ、板挟みに悩む。そして叶わぬ想いに自暴自棄になった末に、想いを寄せて来た同級生のアツシと肉体関係を結んでしまう。その後巨大地震に巻き込まれて致命傷を負い、瀕死の状態の中でシュウジに想いを告白。彼に看取られながら亡くなった。死後、ふゆみとの不倫に溺れるシュウジの前に幻影として現れ、彼を一喝して不倫を終わらせる勇気を与えた。

ふゆみ

ちせとシュウジの陸上部の元先輩である。同じく陸上部の先輩であるテツと結婚している。極度の寂しがり屋で貞操観念が緩く、中学時代に「想い人のテツが振り向いてくれない」という理由で、強引にシュウジと肉体関係を持つ。卒業後は引っ越ししていたが、再び彼の前に現れる。そして自衛隊員であり、家を空けがちなテツへの寂しさから、シュウジを誘惑するようになった。ちせはシュウジが彼女との約束をすっぽかして、ふゆみと共にいる現場を見てしまい、ショックを受けた。最終的にシュウジが彼女を拒絶した事で離別。実家の家族の元へ帰っていった。

ちせとは直接関わる描写は少なかったものの、シュウジとの関係性を掻き乱した厄介な人物である。

ふゆみ（最終兵器彼女）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ふゆみとは、漫画『最終兵器彼女』に登場する人物である。教育実習生として母校を訪れた際、恋人のテツとの関係に悩んで中学生だった頃の主人公シュウジと肉体関係を結ぶ。その後いったんシュウジと別れ、テツと結婚。しかしテツが自衛隊員として家を空けがちだったことから寂しさを覚え、再会したシュウジを誘惑して彼の周囲の人間関係を引っ掻き回した。やがて様々な経験を経て成長したシュウジに別れを告げられ、テツとも死別することとなり、その後は実家に戻って病気の父親の面倒を見ながら最期の時を過ごした。

テツ

ちせとシュウジの陸上部の元先輩。ふゆみの旦那であり、自衛官である。兵器となった、ちせの部下として行動を共にした。シュウジ以外で、ちせが兵器である事を知る人物でもある。兵器である事をシュウジに恐れられ、傷ついていた彼女に寄り添っていく。彼女がシュウジと別れた際には、彼女と共にデートをして孤独を癒した。その後、ちせと肉体関係を持ちそうになるも、彼女が未だにシュウジを好きである事をに気付き、行為を止めた。その後は彼女を無事に帰らせている。

最期は、敵の銃撃で致命傷を負ってしまう。朦朧とする意識の中、駆けつけたちせを、ふゆみと誤認する。ちせはそのまま、ふゆみを演じて肉体を彼に預けた。テツはちせに抱かれ、彼女の胸の中で息絶えた。

兵器のちせを理解し、その上で女性として接した貴重な人物である。彼女はテツとの関わりによって、精神的に少しだけ成長していった。

テツ（最終兵器彼女）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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テツとは漫画『最終兵器彼女』に登場する人物である。主人公シュウジの先輩であるふゆみの夫であり、自衛隊の一員として敵国と戦っていた。後に最終兵器のちせが率いる小隊に配属され、彼女と行動を共にする。当初は指揮系統の観点からちせと距離を取っていたが、彼女の人間的な一面に触れ親密になっていく。ちせと不倫関係になりそうになるも、彼女がシュウジの事を未だ好きな事を見抜き、突き離した上で叱咤した。最期は敵兵に撃たれて致命傷を負い、朦朧とした意識の中でちせをふゆみと誤認。彼女と肌を重ね合わせながら絶命した。

父

ちせの父親。ちせが兵器に改造された事を知らない。その為、家を開けるようになった彼女を叱りつけ、彼氏のシュウジの事を悪く思っている。シュウジが兵器となったちせを救う為、街を出ようととした際には、彼女を部屋に閉じ込めて妨害してしまう。この後の戦闘の負傷で、彼女は機能不全を起こし、人間に戻れなくなってしまう。

戦争が進み、度重なる爆撃でノイローゼを発症した。以降は、正常な意思疎通が困難となり、日々を呆然と過ごす廃人となった。物語終盤、息子（ちせの弟）とゲームを共にするなど回復の兆しを見せていたが、元に戻る事は無かった。直接的な描写は無いが、最期はちせに殺された事が推測される。

母

ちせの母親。ちせが兵器に改造された事を知らない。その為、彼女を不良少女と見ている。父親がノイローゼになってからは家庭を切り盛りしていく事になる。直接的な描写は無いが、最期はちせに殺された事が推測される。

弟