ちせ(最終兵器彼女)の徹底解説・考察まとめ
ちせとは漫画『最終兵器彼女』の登場人物である。普通の高校三年生で気弱な少女として生活し、同級生のシュウジに想いを寄せていた。そして友人との度胸試しで彼に告白し、付き合う事になった。が、ある日最終兵器に改造され戦う事になってしまう。兵器として敵を殺していく一方、恋人であり主人公のシュウジと青春を謳歌する。だが最終兵器として戦場に投入された彼女は次第に暴走していく。その中で大切な人との死別、シュウジとの破局を経験し成長していった。最後はシュウジを除く全人類を滅ぼし、彼と宇宙で愛を誓い合うのであった。
ちせ(最終兵器彼女)の概要
ちせとは漫画『最終兵器彼女』に登場するメインヒロインである。北海道の郊外に生活する普通の女子高生であったが、ある日自衛隊の手によって最終兵器に改造されてしまった。彼女は人知れず日本を守る為に戦う事になる。この事は家族にも秘密であったが、唯一彼氏のシュウジだけは彼女の正体を知る事となった。
物語は不器用な、ちせとシュウジの青春と、最終兵器として戦い続ける彼女の苦悩や殺伐とした現実が主軸に展開されて行く。
当初、最終兵器として戦う事に戸惑いを感じていた彼女であったが、経験を重ねるに従い残酷な現実を受け入れて行く。同時に彼女は最終兵器として進化を続けて行き、時々暴走をする様になった。一方で、ちせは彼氏のシュウジと衝突を繰り返しながら、2人で愛を育んでいく。
戦いを繰り返す中で、ちせは地球の寿命が終わりに近付いている事を知った。人類は地球滅亡の事実を知っても尚、互いに戦い続けたのである。進化を続け、人の領域を超えた彼女は最終兵器としての役割に目覚める。それは地球が滅びる前に人類を滅亡させ、彼等に安らかな死を送る事であった。
兵器の、ちせは死ぬ事は無い。だが人類は確実に滅んで行く。もうその運命を誰も変えられないと悟った彼女は、せめて必要以上に苦しまないように自らの手で人類を滅ぼす。だが、ちせはシュウジだけは守りたいと思っていた。その想いが彼女を宇宙船へと変形させ、シュウジを乗せて地球を離れる。その瞬間、地球の自転が止まり、地球は永遠の眠りに着く。最期の地球を見届けながら、ちせとシュウジは互いを愛し合うのであった。
ちせ(最終兵器彼女)のプロフィール・人物像
CV:折笠富美子 (テレビアニメ版)、関香織 (OVA版)
実写版キャスト:前田亜季
ちせは「普通の女子高生がある日、最終兵器になってしまった」という設定の人物である。その為、人間としての性格と、兵器としてのプログラムと融合した性格が存在する。
人間としての、ちせは少々間が抜けており、内向的な人物である。口癖は「ごめんなさい」であり、友達や他人の意見に同調する事が多い。シュウジと付き合い始めたのも、彼女の親友のアケミを始めとした友人との「度胸試し」がきっかけであった。そんな一見すると弱気な印象を抱かせる彼女であるが、頑固で強気な一面も持つ。怒った時や相手に非がある時は、容赦無く本音をぶつける。シュウジとの喧嘩では、彼を圧倒する事が多かった。また最終兵器として改造され、部下を持つ様になってからは、指揮官としての振る舞いを身につけて行く。自身の兵器としての能力をフル活用し、戦況を見極めて的確な指示を行った。また自身の兵器としての脅威も理解しており、自分の要求を聞かない上層部を兵器で脅す事もあった。一方、兵器に改造されてからも元のドジな一面も残っている。戦場から自前の翼で帰還した際、シュウジに下からパンツを見られてしまう事を恥ずかしがり、空中で翼を格納してしまい、地面に落下するドジっ子ぶりを見せた。
ちせは兵器としての進化に伴い、人格がプログラムに侵食されて行く。そして、ちせは「相手を苦しませない様に殺す」様になる。それは兵器として相手を殺すプログラムと、彼女の優しさが融合した結果であった。彼女は敵を子供の様に扱い、優しくあやす様に殺していく。それは「ちせの火」と呼ばれ、人々から畏怖の対象となっていった。
物語終盤、ちせは最終兵器に人格を飲み込まれてしまう。それでも彼女はシュウジの事だけは忘れない様にプログラムに干渉していた。ちせは兵器と人間を超越した存在となっており、シュウジと結ばれた後、彼以外の全人類を抹殺した。滅びゆく地球では人類は生きては行けない。その為、ちせは最終兵器として人類に安らかな死を送ったのであった。
ちせ(最終兵器彼女)の装備・能力
交換日記
シュウと付き合い始めたちせであったが、2人は恋愛というものが初めてであった。そこで彼女は友人の勧めもあり、シュウと交換日記を始める事になる。人間の頃は普通の恋人同士として交換日記を行なっていた。だが、ちせが兵器化してからは、彼女の手元に渡ったままになる。そして日記には、内気な彼女の心情が深く描かれていく様になった。物語の終盤、完全な兵器に成り果てた、ちせの手により、シュウに日記が手渡される。それを読んだ彼は、ちせの苦悩や想い、この世界の真実を知る事となった。物語の核心に迫るキーアイテムである。
戦闘形態
兵器となった、ちせの姿。戦闘機を撃墜し、多くの敵兵を殺した。物語が進むに連れ、武装が進化していく。
ポケベル
ちせが自衛隊から支給されたポケベル。迷彩柄である。主に、敵機が襲来した際のスクランブル要請を彼女に知らせた。
飛行形態
兵器化した、ちせの姿の1つ。背中に機械の翼が生えている。戦闘機を撃墜する程の飛行能力を有していた。機械の翼は戦闘形態でも生えているが、そちらは腕の部分も銃器に変化している。
主にシュウに会いに行く等の、移動形態として活躍した。こちらも戦闘形態と同じく、物語が進むに連れて形態が進化していく。
探知能力
兵器となった、ちせの能力の1つ。遠くから自分が監視されている事を察知できる。また、遠方からの敵の襲来も察知可能。兵器として進化していく内に、人工衛星を乗っ取って上空から地上を見渡す事も出来る。
追尾ミサイル
兵器となった、ちせの能力の1つ。姿の見えない程遠くの敵を察知し、攻撃をする事が出来る。画像では数発のミサイルを発射しているが、兵器として進化していく内に多数のミサイルの発射が可能となった。
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目次 - Contents
- ちせ(最終兵器彼女)の概要
- ちせ(最終兵器彼女)のプロフィール・人物像
- ちせ(最終兵器彼女)の装備・能力
- 交換日記
- 戦闘形態
- ポケベル
- 飛行形態
- 探知能力
- 追尾ミサイル
- 望遠機能
- 胸の傷
- 破壊能力
- 毒
- 翻訳能力
- ちせの火
- 薬
- テレパス
- 宇宙船形態(最終形態)
- ちせ(最終兵器彼女)の来歴・活躍
- シュウジと付き合い始める
- 最終兵器になる
- シュウジと逃げる
- シュウジと距離が出始める
- シュウジと最後のデートをする
- 戦場で戦う
- シュウジに恐怖心を抱かれる
- シュウジと別れる
- 学校に行かなくなる
- 本格的に兵器として活動を始める
- テツと行動を共にする
- テツと死別する
- シュウジの元へ戻る
- 人類を滅亡させる
- シュウジと結ばれる
- ちせ(最終兵器彼女)の関連人物・キャラクター
- シュウジ
- アケミ
- ふゆみ
- テツ
- 父
- 母
- 弟
- 自衛隊の面々
- 付き人のおじさん
- ちせ(最終兵器彼女)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「これからふたりで、好きになってってみねぇ?」
- 「ぼくたちは、恋していく」
- 「私をこれ以上こわがらないで。キライにならないで。」
- 恐怖を抱く外国兵を殺戮するシーン
- ちせがテツを看取るシーン
- 「なんで、あたしの名前、一度も呼んでくれんかなぁ」
- 「ぼくたちは、恋していく」
- ちせ(最終兵器彼女)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 公衆電話
- ポケベル
- ちせには苗字が設定されていない