ネフェルタリ・D・リリィ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ネフェルタリ・D・リリィの概要

ネフェルタリ・D・リリィとは、海賊を題材にした少年漫画『ONE PIECE』（ワンピース）の登場人物。偉大なる航路（グランドライン）の砂の国・アラバスタ王国を治めていた女王。

800年前に実在していた人物で、世界政府を作り上げた”20人の王”の1人にも数えられている。”20人の王”の内、19人は聖地マリージョアに移住して、後に天竜人（世界貴族）と呼ばれるようになった。しかしリリィは聖地マリージョアへの移住を拒否。後に故郷のアラバスタ王国へ帰っていったとされている。しかしその後、アラバスタ王国を治めたのはリリィの弟であり、アラバスタ王国の古い文献にはリリィの名は一切残っていない。ただリリィが書いた短い手紙が、ネフェルタリ王家に受け継がれている。手紙の送り主は、「ネフェルタリ・D・リリィ」と記載されており、アラバスタ王国王家ネフェルタリ家が、「Dの一族」だったことが判明した。

ネフェルタリ・D・リリィのプロフィール・人物像

肩書：アラバスタ王国女王

ウェーブのかかった長い髪を持つ女性。シルエットのみの登場で、具体的な容姿や性格は明らかになっていない。

ネフェルタリ・D・リリィの来歴・活躍

世界政府発足

800年前、”20人の王”は、「巨大な国家」を討ち滅ぼし、世界政府を発足させた。ネフェルタリ・リリィは、その”20人の王”の1人として名を連ねている。リリィ以外の19人の王達は聖地マリージョアに移住して、後に天竜人（世界貴族）と呼ばれるようになった。リリィは移住を拒否して祖国のアラバスタ王国へ帰還したとされている。その後の動向は、世界政府の最高意思決定機関「五老星」も把握していない。

世界政府発足後にアラバスタ王国を治めていたのは、リリィの弟だとされており、アラバスタ王国に残る文献にリリィの名は一切残されていない。ただ、リリィが書いたとされる短い手紙が、アラバスタ王国王家のネフェルタリ家に受け継がれているという。手紙には「歴史の本文（ポーネグリフ）を守りなさい ―――ゆく世界に夜明けの旗をかかげ ネフェルタリ・D・リリィ」と書かれていた。リリィもまた「Dの一族」だったのだ。そしてイムによるとリリィは800年前に大失態を犯している。歴史の本文が世界中に散らばったのは、リリィが犯したその失態に関係しているという。イムはこのリリィの失態が本当のミスなのか、それとも計画的なものだったのかが判断できないでいた。しかしリリィがイムの敵対していた「Dの一族」であることは、歴史の本文の解放こそがリリィの計画だったことを示していた。

ネフェルタリ・D・リリィの関連人物・キャラクター

イム

世界政府の最高権力機関である五老星に命令を下すことができる、さらに上に座する世界政府の真の最高権力者である。その存在は隠匿されており、五老星以外にイムの存在を知る者はほとんどいない。

リリィがイムのことを知っているかは不明だが、イムのほうはリリィの名前を知っているような素振りを見せていた。

イム（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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イムとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界政府の最高権力者である五老星、そのさらに上にいる隠された世界政府の最高権力者である。誰も座ることが許されていない”虚の玉座”に座ることが許されている唯一の人物。世界会議（レヴェリー）編で初登場した。シルエットと不気味な目以外の描写はなく、セリフもないため、性別・年齢・容姿が一切不明。そのアンバランスなシルエットから、子供なのではないかと推測されており、名前である「イム」についてもネット上では様々な考察が存在する。

ネフェルタリ・D・リリィの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

ネフェルタリ・ビビと容姿が瓜二つという考察

800年前のアラバスタ王国の女王ネフェルタリ・D・リリィは、容姿が『ONE PIECE』の物語現代のアラバスタ王国の王女ネフェルタリ・ビビに瓜二つなのではという考察がある。

リリィはシルエットのみの登場で、容姿の詳細はわかっていない。シルエットでも唯一わかるのは、髪の毛にゆるいウェーブがかかっていることと、センターで前髪をワケていることぐらいだ。この2点は、ビビの容姿に共通している。

さらに世界政府最高権力よりもさらに上の存在であるイムが、リリィのことを知っているような素振りを見せたことも大きい。イムが初登場した際に、主人公のモンキー・D・ルフィや黒ひげ／マーシャル・D・ティーチの手配書を切り刻んだり、魚人島・リュウグウ王国の人魚姫・しらほしの顔写真にナイフを突き立てていたのに対し、ビビの写真にはナイフを突き立てず、何か物思いにふけっていた。これはビビの写真を見て、リリィのことを思い出しているようにも見え、このことからリリィとビビの容姿が瓜二つなのではないかと考察されている。

ネフェルタリ・D・リリィ＝象主（ズニーシャ）説

800年前に世界政府を発足させた最初の20人の王の1人、ネフェルタリ・リリィ。しかしリリィは聖地マリージョアへの移住を拒み、帰国したとされている。その後のリリィの消息は不明。祖国・アラバスタ王国はリリィの弟が統治していた。イムによるとリリィは800年前にとある失態を犯しており、そのせいで歴史の本文（ポーネグリフ）が世界中に広がることとなったという。

そんなネフェルタリ・リリィの本当の名前が、ネフェルタリ・D・リリィということが判明。そして消息がわからなくなったリリィは、実は象主（ズニーシャ）として生きているのではないかという考察がインターネット上に浮上した。象主とは、偉大なる航路（グランドライン）の後半の海・新世界をさまよい歩く、巨大な象。学名を「ナイタミエ・ノリダ象」という。その背中にはミンク族の国・モコモ公国があり、一所にとどまらないこの象主は、幻の島”ゾウ”と呼ばれていた。象主は、800年前に罪を犯したジョイボーイという人物の仲間で、それ以来歩くことしか許されていないという。

象主とリリィに、「800年前に罪を犯した」という共通点ができ、それが「象主は罪を犯して姿を変えられたネフェルタリ・D・リリィ」ではないかという考察に繋がった。

象主／ズニーシャ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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象主／ズニーシャとは、『ONE PIECE』に登場するキャラクターで、海洋をさまよい続ける1000年以上を生きた象。
奇怪なものから巨大なものまで様々な生物が登場する『ONE PIECE』の世界でも最大級の巨体の持ち主で、背にはミンク族という獣人たちが暮らすモコモ公国がある。ただあてもなく移動を続けているだけに見えて高度な知性を持ち、ごく一部の人間だけがその声を聞くことができる。800年前、謎に満ちた英雄ジョイボーイと共に何かと戦い、その際に犯した罪の罰として今の状態になった。