Left 4 Dead 2(L4D2/レフトフォーデッド2)のネタバレ解説・考察まとめ

『Left 4 Dead 2』とは、Valve Softwareが手掛けるゾンビFPSシューターである。2009年11月にWindows、Xbox 360で発売された。第4弾までDLCが配信されており、ストーリーが拡充されている。
舞台は、ジョージア州からルイジアナ州までのアメリカ南東。ウイルスにより凶暴化した感染者が蔓延る都市から脱出する4人の生存者が描かれる。雪崩のような数の感染者を多彩な武器でなぎ倒すアクションが、FPSゾンビシューターで確固たる地位を築いている作品だ。

Valveのロゴ

『Left 4 Dead 2』を手掛けたValveとは、アメリカ合衆国ワシントン州ベルビューに本社を置く、コンピュータゲームの開発や販売を行う企業だ。本作以外の代表作として『Portal』や『ハーフライフ』、『カウンターストライク』などを製作しており、世界規模のゲーム配信サービスであるSteamを運営している。長期に渡って根強い人気を誇るゲームが多く、大手ゲーム会社としてビジネスを展開している。
Valveは『Left 4 Dead 2』のリリースに合わせて、「Dude! Where's My Thumb 2」というコンテストを開催しており、本作の該当広告と共に面白い写真を送るという企画を遂行した。最優秀者にはカスタムされたXbox 360が授与され、上位25人には開発チームのサインが入った本作パッケージが授与されている。

リリース前には発売禁止騒動が激化

本作は、Xbox 360とPCでリリースされ、同じ時期に全盛期となったPlayStation 3ではリリースされなかった。これは、プロジェクトリーダーのチェット・ファリゼックとSONYが友好的な関係になれなかったという理由もあるが、審査が通過できなかった理由が挙げられる。製作チームはPS3での開発には消極的で、関係者の公式アカウントでは幾度か否定的なコメントが発信されている。
また、本作リリース以前には一部の批判的なファンによる不買運動とボイコット運動が激化した経緯がある。ボイコットは前作のアップデートが不十分であることや、ゲームスタイルが変化していないことへの不満によるもので、ボイコット活動は最終的に4万人規模まで膨れあがる結果となった。

珍しい通常感染者ジミー・ギブズ・ジュニア

珍しい通常感染者として登場するジミー・ギブズ・ジュニア

エピソード1:デッドセンターのアトリムというチャプターで、ごくまれにジミー・ギブズ・ジュニアという感染者が登場する。生前はアメリカ ジョージア州が誇るレーサーという設定で、ショッピングモールから脱出するために展示されているレーシングカーを運転していた経緯がある。本作では、キャンペーン終盤に「Midnight Riders」という架空のロックバンドが登場するが、そのロックバンドをモチーフにした公式サイトではジミーを取り上げた本の広告が掲載されている。出現確立は5%ほどと推定されるほどレアな個体だが、実在する人物をモチーフにしたという経緯もないため製作チームが用意したお楽しみ要素としての一面が強い。元々はエピソード内の鍵を握る人物として生み出されたようで、仕様変更の末このような形での登場となったのである。

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