コニス（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

コニスの概要

コニスとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、空島「スカイピア」に住んでいる女性である。「スカイピア」に入国したばかりのルフィたちと出会い、父親のパガヤと共に彼らを自宅に招待して親切にもてなした。彼らに空島の文化や”踏み入れてはならない土地”「アッパーヤード」の存在、エネルについてなど様々な情報を教える。

しかし「ホワイトベレー隊」の介入によって彼らが「不法入国」を犯した犯罪者だと知り、コニスは密かに「超特急エビ」を呼び寄せて、ロビン・チョッパー・ナミ・ゾロの四人を「裁きの地」へ送りこんだ。
そしてルフィ・サンジ・ウソップの三人も「裁きの地」へと誘導しようとしたが、その途中罪の意識に耐えられなくなり、彼らに「逃げてくれませんか」と涙ながらに訴える。
「犯罪者を発見したら裁きの地へ誘導しなければ自分たちが殺されてしまう」と話した途端、コニスはエネルの「裁きの雷」に狙われてしまった。危ういところで「空の騎士・ガンフォール」に救われ、事なきを得る。

その後コニスは父・パガヤと共に暫くガン・フォールのもとで過ごしていたが、エネルが「スカイピア」を滅ぼそうとしていることを知りコニスは命懸けで住民に避難を呼びかけた。

コニスのプロフィール・人物像

年齢：19歳 → 21歳
身長：176センチメートル
所属：パンプキンカフェ店員
所属船：カラス丸
出身地：偉大なる航路／空島 スカイピア エンジェル島 エンジェルビーチ
誕生日：5月20日
星座：おうし座
血液型：F型
好物：パンプキンコーヒー
CV：高橋理恵子

透き通るような白い肌と、金髪が特徴的な美少女である。髪の一部は他の「スカイピア」の住人と同様触角のように結っている。背中には小さな羽が生えており、ピンク色でバラがあしらわれたミニ丈のワンピースを身につけている。
ペットの雲ギツネ「スー」をいつも連れており、小型のハープを奏でていることが多い。
出会ったばかりのルフィたちに親切にするなど穏やかで優しい少女。一方自分の命を危険に晒してまでルフィたちに「犯罪者の通報」を行ったことを明かしたり、怪我を負いながらスカイピアの住人に避難を呼びかけるなど芯が強い一面もある。

コニスの能力

彼女は優しいながら非常に芯の強い女性である。大勢の前で「エネルを神と認めない」と堂々と批判し、命をかけて住民の説得を行った。彼女の必死さに「ホワイトベレー隊」隊長のマッキンリーは心動かされ、住民に避難するよう必死で呼びかける。結果空島の人々は命を救われたのだった。

コニスの来歴・活躍

麦わらの一味との出会い

「突き上げる海流（ノックアップストリーム）」によって空島に辿りついたルフィたちは、「天国の門」にいた監視者のアマゾンから「上層へ行くなら一人10億エクストル（10万ベリー）」払うことが法律だと伝えられる。
しかし「払わずとも入れる」と聞くと、ルフィたちは入場料を払わずに「スカイピア」へと入っていった。彼らを見送りながらアマゾンは、「7名の青海人の不法入国者」の情報を神や神官たちに伝えていた。

一方「天国の門」からしばらく進んだルフィたちは、ハープを奏でているコニスと出会う。コニスは父親のパガヤと共にルフィたちを自宅に招き、親切に「スカイピア」の風習や文化、「神」エネルの事などを教える。そんな折マッキンリー率いる「ホワイトベレー隊」がコニスたちの自宅を訪問し、ルフィたちに「不法入国は第11級犯罪に当たるので罰金を払うように」と勧告に来た。

しかしナミが罰金を突っぱねてマッキンリーを「ウェイバー」という乗り物で轢いてしまい、公務執行妨害の容疑でルフィたちを捕らえようとする。しかしルフィたちの戦闘力にかなわず「ホワイトベレー隊」は全滅してしまい、マッキンリーは「もはや第二級の犯罪だ」と宣告した。すると「特急エビ」という生き物が現れてゾロ、ナミ、ロビン、チョッパーを船ごと攫い「裁きの地」まで連行する。
コニスは彼らを救うためにルフィたちを「裁きの地」へ案内しようとしたが、彼女は家を出た時からずっと震えていたのだった。そのことをルフィが指摘するとコニーは突然何か葛藤しているような表情を浮かべ、周囲の住民たちはコニスに「バカなことはやめろ」と警告する。しかし彼女は涙を流して「逃げてくれませんか」とルフィたちに呼びかけ、「犯罪者を見かけたら『裁きの地』へ誘導しないと自分たちが殺されてしまう」のだと、国民に課せられている「義務」を明かした。

コニスは突然神・エネルから「裁きの雷」で狙われるが、「空の騎士」ガン・フォールがコニスの事を護る。ガン・フォールは「自分が彼女を保護する」と言って立ち去り、コニスはしばらくの間父のパガヤと共にガン・フォールのもとで過ごすことになった。

命懸けで住民に避難を呼びかける

その後エネルによってルフィたち「青海人」や原住民の「シャンディア」の戦士たち、神官や神兵を巻き込んだ大規模なサバイバルバトルが行われる。コニスはパガヤと共に、エネルによって大怪我を追っていたサンジやウソップの手当てを行っていた。
そこへかつてガン・フォールに仕え、エネルの元から脱走してきた血塗れの神隊から「エネルがスカイピアを滅ぼすつもりだ」と聞かされる。危険を察知したパガヤがコニスを押しのけると同時に巨大な雷が降ってきて、神隊とパガヤの姿は消えてしまった。

コニスは一目散に町へ駆けつけると武器を「ホワイトベレー隊」に向けて脅し、「エネルがスカイピアを滅ぼすつもりでいる。今すぐに避難してほしい」と呼びかけた。しかし「神を批判した」一級犯罪者のコニスの言葉を信じるものはおらず、彼女は石を投げられて流血する。しかしそれでも彼女が諦めず命懸けで訴えていると、マッキンリーはコニスの言葉を信じ、住民へ避難するよう呼び掛けてくれた。
コニスはその場をマッキンリー達に任せ、空島からの脱出方法を知らないルフィたちの為にその場を後にした。

やるべきことをやったコニスは絶えず恐ろしい雷が降り注ぐなか「神」に祈りをささげる。ルフィによってエネルは敗北し、ようやくスカイピアに平和が訪れたのだった。
コニスは空島からの出口である「雲の果て（クラウド・エンド）」まで案内すると、空島名物「タコ・バルーン」を呼び出してルフィたちを地上へと送り出す。そしてふと笑顔を崩し、横にいたパガヤに抱き着いて涙を流したのだった。

コニスの関連人物・キャラクター

パガヤ

パガヤとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、空島「スカイピア」に住んでいる男性である。コニスの父親であり、彼女と共に「スカイピア」にやって来たばかりのルフィたちに空島の文化や「雲」の仕組み、「神」エネルの事などを親切に説明した。
しかし「ホワイトベレー隊」の来訪でルフィたちが不法入国してきた「犯罪者」だと知り、国民の義務に従って彼らを「裁きの地」へ導く。攫われた仲間を取り戻すべくコニスが罪悪感に苛まれながらルフィ、サンジ、ウソップを船着き場へと案内している間、パガヤもまた娘と同じく罪悪感に震えていた。

その後コニスが「国民の義務」と「自分たちが通報した」という真実を明かした途端、コニスはエネルに命を狙われる。すんでのところをガン・フォールに救われ、しばらくパガヤもガン・フォールに匿われることとなった。その時ガン・フォールから「20年ほど前に仲良くなった海賊の友人」の話を聞かされている。

終盤エネルが「スカイピア」を滅ぼそうとしていることを脱走者の神隊から聞き、彼共々エネルの雷に襲われる。その後生死不明になっていたが、下の層に落ちただけで命に別状はなかった。

ガン・フォール

ガン・フォールとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、スカイピアでかつて「神」と呼ばれていた男性である。6年前突如「ビルカ」という空島から侵略してきたエネルに敗北し、その座を奪われる。その時ガン・フォールに仕えていた多くの神兵・神隊をエネルに奪われた。時折りエネルの元から脱走してくる彼らを保護するため、「空の騎士」として活躍するようになる。

青海からやって来たルフィたちに「国民の義務」となっていた犯罪者の通報の事実を明かし、エネルに命を狙われたコニスを保護した。その後エネルが開催したサバイバルバトルに参戦するも、敗北する。ルフィによってエネルが倒され、彼が「マクシム」に乗って「スカイピア」から去っていった後、国民に請われて「神」の座に復帰した。

ガン・フォール（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ガン・フォールとは、偉大なる航路（グランドライン）の遥か上空にある空島スカイビアで「神さま」の地位に着く人物。長きに渡ってシャンディアとの領土問題の関係改善に着手していた。ゴッド・エネルの襲来により神さまの地位を奪われてしまい、その後は傭兵としてエネルやシャンディアから民を守るなどして陰ながらスカイピアの平穏維持活動を行ってきた。麦わらの一味が空島の白海でシャンディアのワイパーから襲撃を受けた際には愛馬のピエールと共に助けた。エネルの悪政が崩壊した後は、再びスカイピアの神として返り咲いている。

エネル