月刊少女野崎くんの名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

読み切りでクールな女子に無視される男子の話を書くことになった梅太郎は、無視された後の主人公の気持ちがわからず悩んでいた。実際に自分が周りに無視される体験をして気持ちをつかもうと考えた梅太郎は、千代に「しばらく俺の事を冷ややかな目でみてくれないだろうか」と頼む。いきなりの依頼に驚いた千代は、自分に梅太郎を無視するなどということができるのかと自信なさげにしていた。「優しい佐倉には無理だろうか」と聞いた梅太郎だが、千代の答えは、「どちらかと言えば野崎くんの一番近くにいて…野崎くんが無視されて傷つく姿を見ていたい…」であった。その発言を聞いた梅太郎は、心の中で「鬼かな…」とつぶやいたのだった。

「待って、私の野崎くんレーダーが反応しているの」

クラスメートに自分が漫画家だと何度言っても信じてもらえないのが悔しい梅太郎は、友人が家に遊びに来るのを利用して自分の話が事実だと証明しようとし、千代にも協力を求めた。友人が梅太郎の家に行くところに遭遇した千代は、話の流れで一緒に行くことになる。なんとか梅太郎の力になりたかった千代は、部屋にあった漫画家用のインクを手にし、「野崎くん漫画描くの…！？」と驚いたふりをする。「それ野崎のギャグだから」と冗談扱いしていた友人だが、千代が「待って、私の野崎くんレーダーが反応しているの」と言うと、とたんに信じようとする構えを見せた。千代の野崎に対する異常な愛がクラス中に知れ渡っていること見て取れる一幕である。

御子柴 実琴（みこしば みこと）の名言名セリフ／名シーン・名場面

「わからねぇことあっても俺には聞くな。そういう面倒くせえこと嫌いなんだ。」

晴れて梅太郎のアシスタントになった千代は、同じくアシスタントとして働く同級生の御子柴を紹介される。自己紹介をしてきた千代に、御子柴は「わからねぇことあっても俺には聞くな。そういう面倒くせえこと嫌いなんだ」とクールに返した。しかし二人が一緒に梅太郎の手伝いをしていると、御子柴はそわそわしながら彼女の周りをうろつき、何かと思えば梅太郎曰く「聞いて欲しそうにしてるから何か聞いてやってくれ」とのことであった。それを聞いた千代は「めんどくせー！！！」と心の中で叫びながら御子柴に質問する。すると御子柴は非常にうれしそうな表情を見せ、先輩風を吹かせて千代にべたの塗り方を教えだした。御子柴のツンデレな性格が露わになった一言である。

「俺は誰のものにもならない…永遠の愛の探究者だからな…」

御子柴が女子から大いにモテているのを目にした千代は、感心しながら「彼女とかいるの？」と聞く。それに対する御子柴の答えは、「作らないんだ。俺は誰のものにもならない…永遠の愛の探究者だからな…」であった。あまりに気障なセリフであったため、口にした御子柴本人は壁に手をついて震えるほど恥ずかしがるはめになった。

「ま…まぁでも見た目派手なのは嫌いじゃねえし？味も…くそ！！美味いじゃねえか！！」

自分のマンガのヒロインであるマミコの気持ちを実感するために1日「マミコ」として過ごすことを決めた梅太郎は、マミコの彼氏である「鈴木くん」に向けたつもりで用意した手作りのお弁当を周りの面々に振る舞う。美味しそうに食べる姿を期待して千代や結月に弁当を渡したものの、2人の反応は理想とはかけ離れていた。だが、同様に梅太郎から弁当を渡された御子柴だけは、「ま…まぁでも見た目派手なのは嫌いじゃねえし？味も…くそ！！美味いじゃねえか！！」と言いながら照れくさそうに食べる。その姿を見た梅太郎は、それまでとは打って変わってうれしそうな表情を浮かべるのだった。女子たち以上に女子力の高い御子柴の一面が表れたセリフである。

瀬尾 結月（せお ゆづき）の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「ロリコンか！！！」

梅太郎に漫画の登場人物の参考になりそうな人物に心当たりがないかと聞かれた千代は、友人である結月を紹介する。梅太郎のことを見知っていた結月は、本人を指さして「デカいから近くにいると意外と邪魔だよな」と言ってのける。さらに、なぜ最近千代と一緒にいるのかと尋ねた結月は梅太郎が答えるのを待つことなく、にやつきながら指を鳴らして「ロリコンか！！！」と一人で納得する。初登場するやいなや梅太郎をイラつかせたこの一言には、結月のKYさがよく表れている。

「おっしゃあ！！勝つぞ！！！反則でも構わない！！！退場するまでがゲームだぜ！！！」

運動神経抜群の結月は、よく運動部の助っ人に呼ばれている。しかしそれはチームの戦力としてではなく、千代曰く「嫌な敵に当たった時の練習」であり、「チームワークの大切さも確認できる」がゆえであった。実際に「おっしゃあ！！勝つぞ！！！反則でも構わない！！！退場するまでがゲームだぜ！！！」と叫びながらラフプレイを連発する結月を見た梅太郎は、結月の恐ろしさをひしひしと感じるのである。

「今お前が選んだだっせえピンクのブラつけてっけど、まじセンスねぇな！」

演劇部が海で行う合宿に付いていくことになった千代と結月は、同級生の演劇部員・鹿島遊（かしまゆう）と一緒に水着を買いに出かける。場の流れで付き合わされることになった若松は、男一人で女性用水着売り場にいることが恥ずかしくて仕方ない。落ち着きがないと余計に不審者に見えると指摘された若松は、堂々としていようと決め、目についた水着を結月に進める。しかし若松が手に取ったのは、水着と思い込んだ下着であった。その下着を買おうとしている結月を見た遊が驚いて「本当に買うのか」と聞くと、結月は「あいつが初めて私に選んでくれたもんだからな…」「コレをつけてさ…あいつに言ってやろうと思うんだ…」としみじみと言ったうえで、「今お前が選んだだっせえピンクのブラつけてっけど、まじセンスねぇな！」と言ってのけた。容赦ないダメ出しに、結月のKYさがよく表れている。