巻島裕介(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

巻島裕介(まきしまゆうすけ)とは、『弱虫ペダル』に登場するキャラクターであり、総北高校自転車競技部の3年生。インターハイ1日目山岳賞争いではライバルである東堂尽八に惜しくも敗れ2位。最終日ではチームメートの小野田坂道が1位でゴールしインターハイ総合優勝する。
車体を左右に大きく揺らし独特のフォームで坂を登ることから「頂上の蜘蛛男(ピークスパイダー」の異名を持つ。背中が隠れるまで垂らしたタマ虫色の長髪に、語尾に「〜ショ」が付く口調で話すのが印象的だ。

巻島は、インターハイが終わると図書室に篭るようになる。巻島の兄がイギリスで独立しており、その仕事を手伝いながらイギリスの大学に通うため、単位取得を前倒しにして勉強していたのだ。田所や金城、後輩たちは巻島が旅立つギリギリでそのことを聞かされて驚くことになる。巻島は夏の終わりに総北高校自転車競技部を退部し、イギリスへ旅立った。旅立ちの前、坂道と峰ヶ山で一緒に走り、「強くなれ」「俺たちの総北を頼むぞ」と坂道に総北の未来を託す。その後、巻島の退部を知った坂道は一時的に調子を落としてしまう。坂道の中で、巻島の存在は非常に大きかったのだ。

巻島裕介の関連人物・キャラクター

金城真護(きんじょうしんご)

総北高校3年生。巻島と同級生で、自転車競技部部長。2年生の時からチームのエースで、坊主頭とサングラスが特徴。周りからは絶対に諦めない男「石道の蛇」の異名を持つ。チームからの信頼も厚い。

田所迅(たどころじん)

総北高校3年生で、巻島とはよく喋る仲である。自転車競技部のスプリンター。2年生の頃から巻島・金城と共にインターハイを走っている。「暴走の肉弾頭」の異名を持ちチームの先頭を引っ張る。下級生に対して面倒見が良く、チーム思いの面も多く見られる。

小野田坂道(おのださかみち)

総北高校1年生。『弱虫ペダル』の主人公である。元々はアニメオタクでアニメ研究部に入部予定だった。小学4年生の頃から、自宅から秋葉原の往復90kmを毎週通っていた。気が小さく、他人との会話が苦手。同じ1年の今泉。鳴子に出会ったのがきっかけで自転車競技部に入部。山頂を登るのを得意とし笑顔で登る。また巻島を心から尊敬しており背中を追っている。

東堂尽八(とうどうじんぱち)

巻島のライバルで同じクライマー。

箱根学園3年エースクライマー。巻島とは2年の春にヒルクライムレースで出会う。お互いに実力を認め合う、良きライバル関係を築いている。互いに「巻ちゃん」、「東堂」や「尽八」と呼び合っている。東堂から毎週巻島に電話をかける習慣がある。

巻島裕介の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「自転車は回した分だけ強くなる」

1年生ウェルカムレースは山岳賞は獲ったものの、途中リタイアになった坂道。今泉と鳴子の死闘を見て、自分はまだまだだと痛感し、落ち込んでいた坂道に巻島が「自転車は回した分だけ強くなる」と言った。坂道はその言葉を胸に、一人で早朝練習を始めるようになり頑張る姿が描かれている。初心者の坂道には練習量も経験値が圧倒的に足りない。だから、この差を埋めるにはペダルを回して練習するしかない。結局、成長するにはどんなに効率を求めても地道な努力を積み重ねることが重要なのだという、努力の真理をついた名言だ。

「やっぱり俺は自転車でしか会話できねえ」

1年生ウェルカムレースを終えて、クライマーとしての自分の可能性を見出した坂道。とある練習日に部長の金城から言われて、自分の課題を見つける為上級生とマンツーマンで練習することになる。坂道はクライマーの巻島と練習する。巻島は緊張している坂道に声をかけるが、不気味な笑顔からかえって緊張させてしまう。巻島は自分らしくないことをやっていることに気づいて教え方を変更し、「俺の走りを見てついて来たくなったらこい!」「やっぱり俺は自転車でしか会話出来ねえ」、そう言ってダンシングを始めた。それを見た坂道は巻島の独特のダンシングを見てドキドキしながらついていく。自転車の走りを見せる、それに対してついて行くという不器用な二人が、自転車で会話しているシーンだ。

「だって自己流で1番速かったらそれサイコーにカッコいいショ」

坂道は巻島の異様なダンシングに憧れ、マネをしようとするが何度も転倒してしまう。見かねて注意した巻島は、坂道に「真似するな、自己流でいけ」「だって自己流で1番速かったらそれサイコーにカッコいいショ」と坂道に言い聞かせる。坂道はその言葉を胸にしまい、巻島の後ろについて走りはじめる。巻島は「泣くなよ!圧倒的な差に」と言って坂道との個人練習を楽しんだ。
巻島は個人練習を通して、坂道に自分と同じクライマーとしての才能を見出して大いに喜び、部長の金城に坂道をクライマーとして強く推した。

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@tsuki06starry

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