泉田塔一郎(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

泉田塔一郎(いずみだとういちろう)とは、『弱虫ペダル』に登場するキャラクターであり、箱根学園自転車競技部のスプリンター。「神奈川の最速屋」という異名を持つ。鍛え抜かれた肉体と睫毛が目立つ端正な顔立ちをしており、自身の筋肉にアンディ(右大胸筋)、フランク(左大胸筋)、ファビアン(背筋)という名前をつけている。作中では髪型の変化が多く、2年生では坊主、主将になってからは角刈り、3年IHでは短髪、引退後はまた坊主になっている。黒田雪成とは幼馴染である。

泉田塔一郎の概要

泉田塔一郎(いずみだとういちろう)とは、『弱虫ペダル』に登場するキャラクターであり箱根学園自転車競技部の3年生。「神奈川の最速屋」と呼ばれるスプリンター。
鍛え抜かれた肉体と睫毛が目立つ端正な顔立ちをしており、鳴子章吉からは「マツゲくん」と呼ばれ、御堂筋翔には「キンニクマツゲ君」と揶揄されている。
自身の鍛えぬいた筋肉にアンディ(右大胸筋)、フランク(左大胸筋)、ファビアン(背筋)という名前をつけており、腹筋を意味する「アブ(アブドミナル・マッスル)」が口癖で、自転車に取っているときにはペースを上げながら呪文のように唱え続ける癖がある。
性格は真面目で礼儀正しく、スプリンターとしての誇りを持っており、競争者に対する礼儀も欠かさない。しかし箱根学園の先輩たちを心から尊敬しているため、先輩や自分が認めた相手を侮辱されると熱くなる一面も。特に同じスプリンターでよき理解者でもある新開隼人のことを慕っている。

泉田塔一郎のプロフィール・人物像

2年生のIH時の泉田塔一郎

学年 箱根学園二年生→三年生

タイプ:スプリンター
愛車:白と青のBH
身長:171cm
体重:62kg
BMI:21.2
誕生日:1991年10月10日

星座:天秤座
血液型:B型
ゼッケン:5(1年目)・14(2年目)
得意科目:世界史
声優:阿部敦
舞台: 河原田巧也
ドラマ: 青木空夢

箱根学園自転車競技部のレギュラーで、「神奈川の最速屋」と呼ばれるスプリンター。IH1年目に箱根学園第二のスプリンター(2年生)として登場した。二年目の新生ハコガクでは3年生になり、新主将へ抜擢。くすぶっていた銅橋正清を「怪道・銅橋」へ育て上げるなど、後輩を導く余裕と貫禄を身につけた。
作中では髪型の変化が多く、2年生では坊主、主将になってからは角刈り、3年IHでは短髪、引退後はまた坊主になっている。エースアシストの黒田雪成とは幼馴染である。

泉田塔一郎の能力:筋肉

泉田塔一郎の筋肉

泉田塔一郎の最大の武器は極限まで鍛え上げられた筋肉である。泉田は自身の筋肉に名前を付けており、それぞれの性格も把握している。

アンディ:右大胸筋。攻撃的で排他的。
フランク:左大胸筋。慎重かつ大胆。
両胸筋とも痙攣することで泉田に危機を知らせることができる。

ファビアン:新たに目覚めた第三の相棒、背筋である。厳しく、そして偉大な筋肉の父。
名前の由来となった実在の選手、アンディ、フランク・シュレク兄弟とファビアン・カンチェラーラは実際に2009年以来行動を共にしているチームメイトである、もっともシュレク兄弟の脚質は二人ともクライマー。

ペテル: 左上脚筋
マーク: 右上脚筋
「最後の筋肉」として姿を現した上脚筋。この筋肉を使うことで圧倒的な瞬発力と爆発力を引き出すことができるが、使い切れば足が動かなくなるということから「最後の筋肉」と言われる所以である。
由来はツール・ド・フランスにてポイント賞を7度受賞したペテル・サガンと区間優勝33勝を挙げたマーク・カヴェンディッシュ。最後というだけに共に大記録を残している名選手である。

泉田塔一郎の自転車・愛車:BH

泉田塔一郎の愛車に近いモデルである「BH G4」

泉田塔一郎は作中で使用している車両メーカーはBH。配色に若干の違いがあるが、アニメでは08~10年モデルのG4・チームAG2Rカラーが近い。
ドラマ版では1期と2期で違う車両を使用し、1期では黒のG7、2期ではUltralightを使用している。
1期で使われたG7には、放送当時はまだ使用が認められていなかったディスクブレーキが装着されている。
2期で使われたUltralightは黒の車体をベースに青と白のカッティングシートでラインを追加している。

泉田塔一郎の来歴・活躍

神奈川県インターハイ(高校2年生時)

神奈川県インターハイ時の泉田塔一郎

1日目のファーストリザルトを田所迅・鳴子と競い王者の実力を見せ付けるが、ゴール前に飛んできたパイロンを避ける判断の差で田所と鳴子に敗北を喫す。
2日目は京都伏見・御堂筋の口車に乗せられて感情的になり、スプリント勝負を挑みかけようとしたところを新開に止められる。後に新開が御堂筋にスプリント勝負に敗れ、追走する福富寿一と東堂尽八から一度切り離された際に福富が「お荷物は要らない」と口にしていたことを気にし、同時に京都伏見のスプリンターの二人が切り離されてリタイアしたことや、新開と荒北靖友が項垂れて走る姿に混乱するが、いつもの荒北と荒北の引きで調子を戻した新開の姿を見て、更には福富のお荷物発言の真の意味を荒北から聞いて冷静さを失っていたことに気づき調子を取り戻した。
3日目はスプリントリザルト直前で荒北が脱落した後、山岳入口に向かう途中まで箱学を引いて総北と大きな差を広げたところで脱落、リタイア後は救護室でベッドで横になっている荒北と共に後々の状況を追いかけ、総北の優勝が決まったときは悔しさのあまり号泣する姿を見せるも、荒北から「2位を嘆くのは俺達の役割だ」と活を入れられ、次の箱学を託される。

栃木県インターハイ(高校3年生時)

主将になった泉田塔一郎(左)と銅橋正清(右)

1日目はそのファーストリザルトを銅橋に獲るよう指示、自身は後続で鳴子と僅かばかりの勝負を挑もうとするが黒田に止められる。銅橋がファーストリザルトを取った後はわざと速度を落として後続の集団と差を縮め、他校選手を利用して小野田坂道を集団に飲み込ませ山岳争いから外した。
2日目はスプリントリザルトを前年のリベンジの場と決め、京伏のスプリンターにスプリント勝負を挑んだ。京伏の作戦では御堂筋が泉田の相手をする予定だったが岸神小鞠が勝負を申し出て、スプリントリザルトは岸神と争うこととなった。岸神とのデッドヒートの末に僅差でスプリントリザルトを手にし、真の意味での王座復格と位置付けた。リザルトライン通過後には観戦に訪れていた新開とハイタッチを交わしている。
3日目は先頭に追い付くべく箱学と総北で協調を組み、その際に手嶋に1日目の山岳ステージでの一件に対する非礼を詫びている。その後のスプリントステージ通過後に銅橋と鏑木一差が戦線離脱した後の箱学を「最後の筋肉」として出した左右上脚筋のペテルとマークを出して全力で引き総北を引き離して戦線離脱。戦線離脱後も走り続けており6番手でゴール、と同時にスプリントステージで先頭の3人がリタイヤしたことでグリーンゼッケンの資格が移り、2・3日目のグリーンゼッケンを獲得している。
レース後、表彰式の控えテント内で自分以外の表彰者が全て箱学であることから完全アウェイで固まる坂道に「いい勝負をありがとう」と手を握りながら礼を言い、真波にはこれまでの1年間決意の糸を切るわけにはいかず褒めることをしなかったこともあり、その労をねぎらっている。そして表彰台に上がった3人に拍手を送り、その坂道もカラーゼッケンを獲得した泉田と葦木場の二人に心からの拍手を送る。

泉田塔一郎の関連人物・キャラクター

新開隼人(しんかいはやと)

新開隼人

箱根学園の3年生で、エーススプリンター。ここぞという時に目と舌を剥き出して走る姿に「鬼」と言われている。手を銃の形にしてポーズをする癖があるが、これは「必ず仕留める」という合図になっている。泉田にとっては憧れのスプリンターの先輩であり、入部したての頃の弱い泉田に道を示し、泉田の肉体を褒めてくれた人物。IH1年目最終日に泉田がチームメイトを限界まで引いて脱落した際には、新開の背を見ながら泉田は「僕はあなたと走れて今とても誇らしい」とまで呟いている。

福富寿一(ふくとみじゅいち)

福富寿一

arasuka1234563
arasuka1234563
@arasuka1234563

Related Articles関連記事

弱虫ペダル(弱ペダ)のネタバレ解説・考察まとめ

弱虫ペダル(弱ペダ)のネタバレ解説・考察まとめ

『弱虫ペダル』とは、2008年より渡辺航が『週刊少年チャンピオン』で連載している、自転車競技を題材にした本格的なスポーツマンガ。主人公の小野坂坂道は憧れの高校生活でアニメ研究部への入部を決意するが、今泉俊介と鳴子章吉との出会いにより自転車競技部に入部することになる。オタク活動のため自転車で長距離、激しい坂道を通い続けた小野坂坂道は自転車競技部の面々を驚かせるほど、坂道を上る”クライマー”のセンスを身に着けていた。全く未知の世界で個性の強い部員達と切磋琢磨しながら成長していく姿が魅力。

Read Article

弱虫ペダル GLORY LINE(グローリーライン)のネタバレ解説・考察まとめ

弱虫ペダル GLORY LINE(グローリーライン)のネタバレ解説・考察まとめ

アニメ「弱虫ペダル」とは、渡辺航の漫画作品、およびそれを原作としたテレビアニメ作品を指す。アニメが大好きで、秋葉原に通い詰める主人公・小野田坂道が、ふとしたきっかけで自転車競技部に入部し、才能を開花させていく物語である。アニメは今期でシーズン4に突入し、坂道にとっては2年目のインターハイ・1日目のゴール争いからスタートする。

Read Article

弱虫ペダル(弱ペダ)の自転車・愛車まとめ

弱虫ペダル(弱ペダ)の自転車・愛車まとめ

『弱虫ペダル』は渡辺航による作品で、自転車競技(主にロードバイク)の世界を舞台に高校生が熱い闘いを繰り広げる本格的スポーツ漫画である。作品内には実在のロードバイクが多数登場しており、その再現度も人気の理由の一つだ。ここでは大人気漫画『弱虫ペダル』に登場する、実在のロードバイクを登場人物・キャラクター別にまとめている。

Read Article

御堂筋翔(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

御堂筋翔(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

御堂筋翔(みどうすじあきら)とは渡辺航による漫画『弱虫ペダル』における悪役ポジションを担うキャラクター。主人公のライバル校である京都伏見高校の絶対的エースである。入部早々に3年生からエースの座を強引に奪い、独裁主義のチームを作り上げる。勝利へのこだわりが強く、勝つためなら手段を選ばない。レース中は不気味なオーラを纏い、相手の弱みやトラウマにつけ込み、挑発的な口調でとことん追い込んでいく。また、勝負の場面で見せる異様な前傾姿勢が印象的。

Read Article

巻島裕介(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

巻島裕介(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

巻島裕介(まきしまゆうすけ)とは、『弱虫ペダル』に登場するキャラクターであり、総北高校自転車競技部の3年生。インターハイ1日目山岳賞争いではライバルである東堂尽八に惜しくも敗れ2位。最終日ではチームメートの小野田坂道が1位でゴールしインターハイ総合優勝する。 車体を左右に大きく揺らし独特のフォームで坂を登ることから「頂上の蜘蛛男(ピークスパイダー」の異名を持つ。背中が隠れるまで垂らしたタマ虫色の長髪に、語尾に「〜ショ」が付く口調で話すのが印象的だ。

Read Article

東堂尽八(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

東堂尽八(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

東堂尽八(とうどうじんぱち)とは、『弱虫ペダル』に登場するキャラクターであり、箱根学園自転車競技部のエースクライマー。副主将を務めている。ロスのない動きにより音もなく加速する「スリーピングクライム」を得意とし、「山神」の異名を持つ。容姿は艶やかな黒髪で肩につく程度のセミロングであり、長い前髪をカチューシャで留めている。見定めた相手を見下ろすように指をさすポーズが定番であり、ファンサービスとしてよく使っている。千葉総北高校の同級生クライマー、巻島裕介とはライバル関係。

Read Article

荒北靖友(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

荒北靖友(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

荒北靖友(あらきたやすとも)とは、『弱虫ペダル』に登場するキャラクターであり、箱根学園自転車競技部に所属している3年生。中学2年生までは野球部に所属し、名を挙げていたが肘の怪我で野球部を辞めてしまう。それ以降荒れた生活を送っていたが箱根学園1年生時に福富と偶然出会った事でロードバイクに目覚める。「高校3年間インターハイのメンバーに選ばれることはない」と先輩部員に言われていたが地道な努力を重ね、高校3年生の時にインターハイ出場を果たす。箱根学園一の「運び屋」の異名を持つ。

Read Article

鳴子章吉(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

鳴子章吉(弱虫ペダル)の徹底解説・考察まとめ

鳴子章吉(なるこしょうきち)とは、『弱虫ペダル』に登場するキャラクターであり、総北高校自転車競技部の1年生。中学生までは大阪に住んでおり親の転勤で総北高校へ入学した。関西では名の知れたレーサーで「浪速のスピードマン」と異名を持ち、加えて「天才ロケッター」と名乗ることも。派手好きな性格で、髪や愛車など身の回りのものは赤色がほとんどだ。目立つことを信条にしており「速いのが一番目立つ」を理由にスプリンターを選んだ。

Read Article

舞台「弱虫ペダル」、通称ペダステとは?

舞台「弱虫ペダル」、通称ペダステとは?

ロードバイクの流行に一役買っている「弱虫ペダル」の舞台版、通称「ペダステ」についてまとめてみました。 まずは予習からです。 「弱虫ペダル」は2008年から連載中の少年スポーツ漫画です。 2015年には第39回講談社漫画賞・少年部門を受賞しています。なお版元の秋田書店での受賞はかの手塚治虫の代表作「ブラック・ジャック」以来という偉業を達成しています。

Read Article

「渡辺航先生のペダルナイト 夏休み超スペシャル in 豊洲PIT」の感想・レポまとめ

「渡辺航先生のペダルナイト 夏休み超スペシャル in 豊洲PIT」の感想・レポまとめ

ここではロードレースを題材とした人気漫画『弱虫ペダル』の公式トークライブ、「渡辺航のペダルナイト」シリーズの「渡辺航先生のペダルナイト 夏休み超スペシャル in 豊洲PIT」に参加した人たちの感想・レポートをまとめた。作者の渡辺航がストーリーやキャラクターの裏話を披露する豪華なトークイベントだ。

Read Article

「渡辺航のペダルナイト2~ザ・ペダル新年会!」の感想・レポまとめ

「渡辺航のペダルナイト2~ザ・ペダル新年会!」の感想・レポまとめ

ここではロードレースを題材とした人気漫画『弱虫ペダル』の公式トークライブ、「渡辺航のペダルナイト」シリーズの第2回となる「渡辺航のペダルナイト2~ザ・ペダル新年会!」に参加した人たちの感想・レポートをまとめた。作者の渡辺航がストーリーやキャラクターの裏話を披露する豪華なトークイベントだ。

Read Article

『弱虫ペダル』のMMDまとめ!総北高校や箱根学園のキャラクターが踊るダンスがやばい!

『弱虫ペダル』のMMDまとめ!総北高校や箱根学園のキャラクターが踊るダンスがやばい!

ここでは、大人気漫画『弱虫ペダル』の登場人物・キャラクターがMMDでダンスする動画をまとめている。 『弱虫ペダル』は渡辺航による作品で、自転車競技(主にロードバイク)の世界を舞台に高校生が熱い闘いを繰り広げる本格的スポーツ漫画である。また、MMDはあらかじめ作成された3Dモデルをコンピュータアニメーションで操作することができる3DCGソフトウェアのことである。『弱虫ペダル』のMMDには、箱根学園の東堂と総北高校の巻島が踊る「天鼠ディストレス」や箱根学園の人気選手による「一騎当千」などがある。

Read Article

【僕のヒーローアカデミア】主人公の成長が激アツな漫画10選【弱虫ペダル】

【僕のヒーローアカデミア】主人公の成長が激アツな漫画10選【弱虫ペダル】

漫画の主人公によくありがちな設定といえば、弱くて泣いてばかりといったところでしょうか。そんな彼ら/彼女らが物語の中で大きく成長していく様子を描いた作品はたくさんあるけれど、この王道なストーリーが読む人の心を掴むんですよね。この記事では、主人公の成長がアツい漫画についてまとめました。登場人物たちと一緒に笑って、泣いて、あなたも一緒に成長しましょう!

Read Article

『弱虫ペダル』実写映画化にファン激怒!主演永瀬廉はイケメンすぎる?

『弱虫ペダル』実写映画化にファン激怒!主演永瀬廉はイケメンすぎる?

ロードレースを題材にした人気少年漫画『弱虫ペダル』の実写映画化は、様々な要因でファンの怒りを買う結果になった。主演はジャニーズの人気アイドル・永瀬廉だったが、「主人公のキャラクターに合わない」という意見が多く、ストーリーを知らない記者が適当に書いたような記事にも批判が集まった。

Read Article

目次 - Contents