遠山銀司郎(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

遠山銀司郎(とおやま ぎんしろう)は『名探偵コナン』シリーズの登場人物で大阪府警刑事部部長。階級は警視長。改方(かいほう)学園高等部2年の遠山和葉(とおやま かずは)の父親。大阪府警本部長・服部平蔵(はっとり へいぞう)とは幼馴染かつ親友であり、遠山銀司郎は右腕として絶大な信頼を寄せられている。服部平蔵の息子・服部平次(はっとり へいじ)とも親交があり、和葉との恋仲を応援しているひとりでもある。冗談を言うのが好きで、部下の大滝悟郎(おおたき ごろう)からは「遠山のおやっさん」と呼ばれている。

遠山銀司郎の概要

遠山銀司郎(とおやま ぎんしろう)とは『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』シリーズの登場人物で、大阪府警刑事部部長。階級は警視長。国家公務員1種をパスしたキャリア組。年齢は推定50代。大阪府出身の為、コテコテの大阪弁を話す。
改方(かいほう)学園高等部2年の遠山和葉(とおやま かずは)の父親。大阪府警本部長・服部平蔵(はっとり へいぞう)とは幼馴染かつ親友であり、遠山銀司郎は右腕として絶大な信頼を寄せられている。
服部平蔵とは上司と部下の関係だが、プライベート時は平蔵のことを「平蔵」と下の名前で呼んでいる。遠山銀司郎は服部平蔵の息子・服部平次(はっとり へいじ)とも平次の幼い頃から親交があり、和葉との恋仲を応援しているひとりでもある。遠山銀司郎は冗談を言うのが好きで、部下の大滝悟郎(おおたき ごろう)からは「遠山のおやっさん」、和葉からは「お父ちゃん」と呼ばれている。遠山銀司郎は目つきが凛々しく渋みのあるキャラクターで、一人称は「ワシ」もしくは「オレ」。
遠山銀司郎のアニメ初登場は、第118話「浪花の連続殺人事件」。

遠山銀司郎のプロフィール・人物像

氏名:遠山銀司郎(とおやま ぎんしろう)
身長:不明
体重:不明
誕生日:不明
年齢:推定50代
出身:大阪府在住
家族構成:娘・遠山和葉17歳。改方学園高等部の2年に通っている。
妻は本編に未登場で存在を話されることはあるが詳細は不明。
CV:佐古正人(さこ まさと:第118話) → 小川真司(おがわ しんじ:第263話/劇場版第10作~第17作) → てらそままさき(第966話~/劇場版第21作~)

遠山銀司郎の出番は多くないが、大阪を舞台にした事件の場合は高確率で登場することが多い。凛々しい目つきと眉、渋さを感じる顔付きから厳格そうに見えるが、表情豊かで冗談を言うのが好きな性格をしている。
大阪府警刑事部部長で階級は警視長な為、実力はあり国家公務員1種をパスしたキャリア組。一人娘の遠山和葉の事をとても可愛がっている。

名前の由来

遠山銀司郎の名前の由来は、名作時代劇『遠山の金さん』。
実在の江戸町奉行・遠山金四郎景元(とおやま きんしろう かげもと)が主人公として知られる作品である。

遠山銀司郎の来歴・活躍

遠山銀司郎の初登場回

遠山銀司郎(とおやま ぎんしろう)は原作19巻、アニメでは第118話「浪花の連続殺人事件」で初めて登場した。

冒頭で、大阪府警本部長・服部平蔵(はっとり へいぞう)と大阪府で起きた連続殺人事件について話しているシーンが遠山銀司郎の初登場。
主人公の江戸川コナンと私立探偵・毛利小五郎(もうり こごろう)らは、西の高校生探偵・服部平次(はっとり へいじ)に招待され大阪に訪れた。
平次はコナンらに大阪を案内する為、服部平蔵と遠山銀司郎の部下・坂田祐介(さかた ゆうすけ)に頼み、新車のパトカーを用意してもらい大阪見物を楽しんでいた。
その最中、コナン等の目の前で男性の刺殺体がボンネットに落下してくる。財布越しに左胸を刺すという手口から、犯行は先に起きた殺人事件と同一犯によるものと判明する。事件の手がかりを得るために、コナンと平次は犯行現場から逃げるように去って行った女性・岡崎澄江(おかざき すみえ)の自宅を訪ねる。
しかし、自宅には岡崎の姿はなく、近所の公衆トイレで同一の手口で殺されていた。

捜査をしていたコナンと平次は、連続殺人事件の犯人が坂田祐介だと気づく。20年前に、坂田の父親が飲酒運転による事故で死亡した。坂田の父親は自動車免許合宿の鬼教官として知られていた。自動車の運転には人一倍厳しい彼が飲酒運転をするはずがないと、坂田は事故の真相を知る為に刑事を目指すようになった。真相は、20年前免許合宿に参加した岡崎らが共謀し、坂田の父親に無理やり酒を飲ませブレーキオイルを抜いた車を運転させたことによるものだった。殺人事件の時効は15年だった為、岡崎らを罪に問う事はできなかった。その為、坂田は連続殺人の犯行に及んだのだ。

この後、遠山が「今はまだ私の部下です。手、出さんといてくれますか。郷司(ごうし)さん、また改めてお伺いします。そん時は、20年前の昔話でもしましょうや。」と坂田の父親の事故に関わっていた、大阪府議会議員の郷司宗太郎(ごうし そうたろう)に対して有名なセリフを放つ。罪を犯したが逮捕する前だった坂田を庇っての遠山の発言である。

第263話「大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城」

第263話「大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城」の遠山と平蔵の会話シーン

遠山銀司郎は原作31巻-32巻、アニメでは第263話「大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城」にあたるエピソードで2回目の登場を果たしている。このエピソードは、92分間のアニメスペシャル回となっている。

第1の殺人事件は、西の高校生探偵・服部平次が主将を務める剣道の大会で起きる。平次に、実家でふぐ鍋を振る舞うからと招待された江戸川コナンと、コナンの正体である工藤新一(くどう しんいち)の幼馴染・毛利蘭(もうり らん)らは大阪に訪れていた。コナンと平次は事件の調査をしながら犯人を無事突き止める。その後、コナンらは平次の実家で平次の父・服部平蔵と遠山銀司郎、遠山の娘・和葉(かずは)らとふぐ鍋をご馳走になる。
平蔵が遠山と和葉を車で自宅まで送っている時、13年前に起きた大阪城の事件の話をする。その際、遠山は平蔵に「平次君とうちの娘のことや。どない思う?2人の仲。」と冗談を口にするシーンがある。
翌日、大阪城で第2の殺人事件が起こる。事件に首を突っ込む平次を見て、平蔵は「うっとーしい素人は消え!」と平次を殴った。遠山は「あれがあいつなりの親心っちゅうこっちゃ」と平蔵の親心を察して平次に声をかけている。

第966-968話「大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー」

遠山銀司郎は、アニメオリジナルエピソードである第966-968話「大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー」にも登場している。

大阪の日売テレビの新社屋が完成した後、怪獣映画『大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー』が制作されることが決まる。江戸川コナンは仮面ヤイバーファンの少年探偵団らと共に制作発表会に出向き、高校生探偵・服部平次と平次の幼馴染・遠山和葉と合流する。
制作発表中にプロデューサーが殺害されており、大阪府警らは事件として捜査を進める。捜査の最中、別の場所で数件の爆発により人が死亡する事件が発生する。大阪府警と京都府警に加えコナンと平次も捜査に参加し、犯人を突き止める。

遠山は、変声機を使って私立探偵・毛利小五郎に扮したコナンから事件について大阪府警の見解を知りたいと聞かれる。その時淡々と遠山は、「我々は、黙秘しているが石澤克二(いしざわ かつじ)による犯行と考えてます。過去の恨みを晴らす為に3人の殺害を計画した。」と発言している。大阪府警は理工学部化学科出身で爆弾作りを得意としている石澤克二を犯人だと考察していた。

一連の事件の犯人は、怪獣映画『大怪獣ゴメラVS仮面ヤイバー』の日本テレビ映画作成部でチーフプロデューサーを務める43歳の米倉功人(よねくら いさと)であることが判明。10年前に仲間と協力し強盗事件を起こした。その事件を世にばらすと仲間に強請られていた米倉は、自身のプロデューサーとしての地位が脅かされると思い仲間全員の殺害を計画したのだった。

遠山銀司郎の関連人物・キャラクター

江戸川コナン/工藤新一(くどう しんいち)

CV:高山みなみ(たかやま みなみ)/山口勝平(やまぐち かっぺい)

『名探偵コナン』シリーズの主人公。見た目は子供だが、正体は帝丹(ていたん)高校に通う高校生探偵・工藤新一。幼馴染・毛利蘭と遊園地に行った際、暗殺などを行う黒の組織の怪しげな取引を目撃した。その時、組織が開発中の毒薬・APTX(アポトキシン)4869を飲まされ、工藤新一は小学生の体にされてしまう。黒の組織に工藤新一が生きている事を隠す為、江戸川コナンとして蘭の家に居候し、帝丹小学校の1年生として通う。
遠山銀司郎とはアニメ第118話「浪花の連続殺陣事件」で初共演。

renote.net

遠山和葉(とおやま かずは)

CV:宮村優子(みやむら ゆうこ)

アニメ第118話「浪速の連続殺人事件」で初登場。
遠山銀司郎の一人娘であり、西の高校生探偵・服部平次の幼馴染。平次と大阪府にある改方(かいほう)学園高等部の2年に通っている。年齢は17歳。一人称は「アタシ」。
常にポニーテールであり、黄色や赤などの大きなリボンで結んでいる元気っ子。気さくで明るい性格で、ナンパをされたり好意を持たれたりするほど可愛らしい容姿。気の強い一面もあり、合気道は2段の腕前。

renote.net

服部平次(はっとり へいじ)

Room3735
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赤井秀一/沖矢昴(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

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赤井秀一(あかいしゅういち)/沖矢昴(おきやすばる)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、FBIの捜査官。狙撃の名手で有効射程距離は1300ヤード。赤井務武・メアリー世良夫妻の長男で、羽田秀𠮷と世良真純の兄。ジークンドーの達人で、得意技はフィンガージャブ。いつも黒いニット帽を被っていて、口癖は「50:50(フィフティ・フィフティ)」。ブラックコーヒーとバーボンウイスキーを愛飲している。ヘビースモーカーで左利き。

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工藤優作(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

工藤優作(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

工藤優作(くどう ゆうさく)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、「黒ずくめの組織」の毒薬によって幼児化し江戸川コナンになった工藤新一(くどう しんいち)の父親である。世界的に有名な推理小説家で、代表作『闇の男爵(ナイトバロン)』シリーズなどで世界的ヒット作を数多く生み出している。江戸川コナン以上の優れた推理力と知識の持ち主であり、今まで江戸川コナンは推理で一度も工藤優作に勝った事は無い。

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キュラソー(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

キュラソー(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

キュラソーとは、青山剛昌による推理漫画『名探偵コナン』の劇場版第20作目『名探偵コナン 純黒の悪夢』に登場するゲストキャラクター。映画公開まで”謎の女”として名前が伏せられていた。黒の組織のNo.2”ラム”の右腕であり、高い身体能力と並外れた記憶能力を持つ情報収集のスペシャリスト。本名や国籍は不明で、銀髪のロングヘアーとオッドアイが特徴。任務中に記憶喪失になり少年探偵団と出会ったキュラソーは子供たちと接しているうちに心変わりする。最後には組織を裏切り少年探偵団のみんなを守るために命を落とす。

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宮野エレーナ(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

宮野エレーナ(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ

宮野エレーナとは、『週刊少年サンデー』の漫画『名探偵コナン』、及びそれを原作としたTVアニメ『名探偵コナン』の登場人物。主人公の工藤新一を幼児化させた薬「APTX 4869」の開発担当者で、灰原哀/宮野志穂の母親だ。世間からは、ヘル・エンジェル(地獄に堕ちた天使)と呼ばれている。 物語開始時点では故人だが、物語の鍵を握る重要人物として、さまざまな登場人物の回想に登場する。事故に巻き込まれて死亡したが、遺体が不明だったとされており、読者の間では、もしかしたら生きているのではと考察されている。

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