萩原千速(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ
萩原千速(はぎわらちはや)とは『名探偵コナン』シリーズの登場キャラクター。初登場は原作コミックス101巻、アニメ第1,073話「風の女神」。神奈川県警交通部・第三交通機動隊(ホワイトエンジェルズ)小隊長で階級は警部補。弟は警視庁機動隊爆発物処理班の萩原研二(はぎわらけんじ)。作中の7年前に殉職している。ブロンドのロングヘアーで端正な顔立ちをしている。前髪の雰囲気が研二とよく似ており、「風の女神」と評されたほどの美人である。バイクが大好きで、ハンドルを握ると人格が変わる。
萩原千速の概要
萩原千速(はぎわらちはや)とは『名探偵コナン』シリーズの登場キャラクター。初登場は原作コミックス101巻、アニメ第1,073話「風の女神」。神奈川県警交通部・第三交通機動隊(ホワイトエンジェルズ)小隊長で階級は警部補。31歳。
弟は、警視庁警備部機動隊爆発物処理班員の萩原研二(はぎわらけんじ)である。研二は7年前、連続爆弾犯が設置した爆弾の処理中に爆弾の犠牲となってしまい、殉職してしまう。
見た目はブロンドのロングヘアーで端正な顔立ちをしている。研二の幼少期からの親友で同僚・松田陣平(まつだじんぺい)の初恋の相手である。千速が高校生の時に、松田に携帯電話を分解されてしまいビンタをし怒ったという。女性白バイ隊員という仕事柄もあり、バイクが趣味である。
食事目当てに婚活パーティに参加した際、好意を抱いてくる男性からの質問に全て「バイク」と返しており、芯の強さを感じる。プライベートでもバイクに乗っている。
萩原千速のプロフィール・人物像
性別:女性
年齢:31歳
職業:神奈川県警交通部・第三交通機動隊小隊長。階級は警部補。
家族構成:弟・萩原研二(はぎわらけんじ)。享年22歳。
CV:不明
美しいブロンドのロングヘアが特徴で、本作ヒロインの毛利蘭(もうりらん)からは「風の女神」とまで称えられる。髪の色は異なるが、前髪は弟と瓜二つである。一人称は「私」だが、女性的な言葉遣いは使わないのが特徴。千速は神奈川県警の警部補であり、同僚の横溝重悟(よこみぞじゅうご)から食事に誘われるなど、モテる様子だが、冷やかしの意味も込めてからかっている。年上の重悟を呼び捨てにするなど、千速なりの距離感を持っている。「女性なら無料で飲食できる」婚活パーティーに興味を持ち、東京までバイクで駆けつけるほどの行動力を発揮する。お酒を呑まない重悟を足に使い、千速はお酒を呑み帰りは重悟に運転をさせるという人使いの荒い面がある。
萩原千速の来歴・活躍
萩原千速の初登場
原作101巻「風の女神」で、天才発明家・阿笠(あがさ)博士がスピード違反を起こし、その対応をした時が初登場。
鈴木財閥令嬢・鈴木園子(すずきそのこ)のおかげで人気女優・沖野ヨーコ(おきのよーこ)が訪れた人気のフレンチレストランに、主人公・江戸川コナン(えどがわこなん)達はやってきた。
しかし、阿笠博士とコナンは白バイ隊員の萩原千速にスピード違反で捕まってしまったのである。
その後、遅れて阿笠博士とコナンはフレンチ店に着いたが、鈴木財閥のセキュリティ会社の社長・南條欽治(なんじょうきんじ)が園子に話しかけてきた。南條は自身の金庫を盗まれ、脅迫状が殺到しているという事態に直面していた。その為、南條は社員の計らいでボディーガードをつけることに決めたのだった。
しかし身動きの取れない状況に不満を抱いている様子の南條は、たまたまトイレで出会った背格好が似ている阿笠博士に自分の身代わりになってほしいと頼んでしまった。ボディーガード達はすぐにそれに気付いたが、南条を狙っていた男女2人組の誘拐犯は阿笠博士を誘拐する。
コナンはターボエンジン付きスケボーを使って犯人を追いかけるが、容赦なく車をぶつけられて危険な状況に陥った。しかしコナンは仕事で近くにいた千速に、人並外れたドライブテクニックで助け出される。その姿に本作ヒロイン・毛利蘭(もうりらん)は感動し、千速こそがまさに「風の女神」のようだと思わずにはいられなかった。
原作漫画では、コナンを助け出す時背中から羽が生えたように描かれている。まさに「風の女神」である。
萩原千速の登場回
「風の追跡」
原作漫画1074話「風の追跡」。
コナンは萩原千速に、阿笠博士がセキュリティ会社の南條(なんじょう)社長の代わりに誘拐されたことを伝える。千速はコナンからの情報を信じ、毛利小五郎と蘭にレストランに戻るよう指示した。南條が人前に出ないように知らせた後、白バイ隊員にコナンにヘルメットを被せるように促す。千速は違反であることを承知しながらも博士とコナンを助けるために追跡を始める。
コナンは阿笠博士から聞いた誘拐犯の会話を伝える。その中で、セキュリティの虹彩承認と車のナンバープレートの変更が重要な情報だと考えた。千速は高速道路での検問に誘拐犯が捕まる可能性を考えるが、コナンは博士の探偵バッジの位置情報が停止していることに気づく。
千速は手詰まりの状況だと感じるが、コナンの「まだ手が残っている、諦める必要はない」という思いを聞き、千速の亡き弟・萩原研二(はぎわらけんじ)の面影を重ねた。誘拐犯達は阿笠博士のバッジに気づき高速道路を降りた。コナンは阿笠博士のメガネが盗聴器になる可能性を考慮し、その情報を頼りに博士を探す。
一方、小五郎らはレストランの駐車場で意識を失った男女を見つける。そこに千速の同僚・横溝重悟(よこみぞじゅうご)が現れ、小五郎のことを「死神一家」と呼び、千速とコナンが一緒にいることに驚いていた。
コナンと千速は阿笠博士の盗聴器の情報を頼りに犯人を追跡する。検問中、ある運転手からイベントの情報を得る。20本の温かいお茶や雨が降っていないのに傘を購入しているイベントスタッフの怪しい行動について知るのであった。
「風の確保」
原作漫画1075話「風の確保」。
コナンと千速は、誘拐された阿笠博士を白バイで二人乗りをし追跡していた。コナンは高速道路の検問所の警察官に、誘拐犯が車にサーモペイントを使用した可能性を伝えるが、警察官は怪しい行動があれば気付くと言った。しかしコナンは、誘拐犯らはサーモペイントの使用を考え、傘を購入したと考察した。購入していた傘は紺色だったため、誘拐犯の車も紺色に近い色だと推理した。警察官から紺色のカムリが一台通過したことを聞きいたコナンは、ペイント後は温度が下がり色が変わる為、青白のマダラになっていると考えた。
その時コナンのスマホに、毛利蘭からメールが届いた。メールの内容は、ネット配信されてしまったレストランの裏口から南條がパトカーに乗せられる様子の記事であった。このネット記事を誘拐犯に見られてしまうと、阿笠博士が殺害される可能性が高まるため、千速は「仕方ない!乗れ!少年」とコナンに告げ、再び二人乗りで誘拐犯を追跡することになった。
一方、千速の同僚である横溝重悟が運転する車には、毛利小五郎、毛利蘭、鈴木園子が同乗していた。横溝の兄・横溝参悟(よこみぞさんご)から、千速がコナンの存在を知っていることを聞かされた横溝は驚く。千速は弟である研二とその同僚の松田陣平(まつだじんぺい)が止められなかった爆弾の解体をコナンが成功させてテレビに映っていたところを見て、コナンの存在を知ったのだった。
過去に千速は、横溝に「あの少年に会って、弟の無念を晴らしてくれた恩返しができるなら、この命をかける価値は十分にある。」と語っていた。
誘拐犯の車を追跡中、千速は研二との過去を思い出す。高校生の頃、千速は友達のライブに行く予定だったが、松田が千速のスマホを分解してしまい、友達と連絡が取れなくなった。しかし、千速が行かないと告げると、研二は「行こう!」と言って友達を必死に探し無事に合流できた。その時、研二は「諦める必要は全然ねーって言っただろ?」と言った。千速は、その時の研二と今のコナンを重ね合わせて見ていた。
その後、誘拐犯は阿笠博士が偽物だと気づき、彼を殺害しようと考えていた。誘拐犯を見つけた千速は彼が運転する車に対して停まるように指示するが、誘拐犯は千速に拳銃を発砲する。しかし、弾は命中せず千速は誘拐犯に「死ねや!」と叫びながら白バイを一回転させ、誘拐犯を白バイの前輪で倒してしまった。無事に誘拐犯を逮捕し、事件は解決した。
千速のアクロバットなバイクテクニックや思想や男気ある正確に、多くのファンが魅了している。
「婚活パーティー殺人事件」
原作漫画1086話「婚活パーティー殺人事件」。
神奈川県警の横溝重悟は、家族のプレッシャーから逃れるため東京で開催される婚活パーティーに参加する。横溝警部は参加者は仮面をつけていて、知り合いに合わないだろうと考えていた。誰にも気付けれずに立ち去る予定だった横溝警部の前に仮面をつけた萩原千速が現れる。仮面をはずした千速は、持ち前の美貌で他の男性陣の注目の的になっていた。
千速の美貌が他の男性たちの注目を集める一方で、参加者の泊里安珠(とまりあんじゅ)はその事をよく思っていない様子だった。
その時、千速と一緒に来ていた友人の大江忍(おおえしのぶ)は、横溝警部のお尻が濡れていることに気づく。横溝は入口のタイルが濡れていて転けてしまったと説明する。
その後、自己紹介タイムを経て人気投票の結果、千速と泊里が選ばれ個室で2人が選んだ男性と話してカップルを決める予定が組まれていた。そんな中、泊里の銃殺された遺体が発見される。
殺害した犯人は、参加者の蕪木到(かぶらぎいたる)である事が判明し、犯行動機は誠実な兄が泊里にたぶらかされ貢がせた挙句自殺に追い込んだからだという。
蕪木はナイフでの自殺を試みるが、駆けつけた捜査一課の高木渉(たかぎわたる)刑事によって阻止される。その光景を見た千速は、殉職した松田陣平(まつだじんぺい)の面影と重ね高木刑事に「似てるんだよ、たった1人で死んじまったあのバカと」と神妙な面持ちで発言する。
物語の終盤では、酔った千速を横溝警部がバイクで家まで送るラブコメシーンも描かれている。
萩原千速の関連人物・キャラクター
萩原研二(はぎわらけんじ)
CV:三木眞一郎(みきしんいちろう)
アニメ初登場は、第304話「揺れる警視庁 1200万人の人質」。
警視庁警備部機動隊の爆発物処理班に所属し、階級は明らかにされていない。萩原千速の弟。
22歳の時に警視庁警察学校に入校し、同級生に公安警察・降谷零(ふるやれい)と警視庁公安部・諸伏景光(もろふしひろみつ)、元警視庁刑事部捜査一課強行犯三係の刑事・伊達航(だてわたる)と松田陣平(まつだじんぺい)がいる。松田とは入校前からの仲であり、親友。
元々は機械をいじることが好きであり、父親が営んでいた車工場を継ぎたいと思っていた。
爆弾処理班として勤務していた萩原は、仕掛けられた爆弾物の処理を担当していたが、間に合わず爆弾に巻き込まれて殉職してしまう。享年22歳。命日は原作では11月7日で、アニメでは1月6日。
愛車はRX-7。
松田陣平(まつだじんぺい)
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工藤優作(くどう ゆうさく)とは、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』に登場する人物で、「黒ずくめの組織」の毒薬によって幼児化し江戸川コナンになった工藤新一(くどう しんいち)の父親である。世界的に有名な推理小説家で、代表作『闇の男爵(ナイトバロン)』シリーズなどで世界的ヒット作を数多く生み出している。江戸川コナン以上の優れた推理力と知識の持ち主であり、今まで江戸川コナンは推理で一度も工藤優作に勝った事は無い。
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キュラソー(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ
キュラソーとは、青山剛昌による推理漫画『名探偵コナン』の劇場版第20作目『名探偵コナン 純黒の悪夢』に登場するゲストキャラクター。映画公開まで”謎の女”として名前が伏せられていた。黒の組織のNo.2”ラム”の右腕であり、高い身体能力と並外れた記憶能力を持つ情報収集のスペシャリスト。本名や国籍は不明で、銀髪のロングヘアーとオッドアイが特徴。任務中に記憶喪失になり少年探偵団と出会ったキュラソーは子供たちと接しているうちに心変わりする。最後には組織を裏切り少年探偵団のみんなを守るために命を落とす。
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宮野エレーナ(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ
宮野エレーナとは、『週刊少年サンデー』の漫画『名探偵コナン』、及びそれを原作としたTVアニメ『名探偵コナン』の登場人物。主人公の工藤新一を幼児化させた薬「APTX 4869」の開発担当者で、灰原哀/宮野志穂の母親だ。世間からは、ヘル・エンジェル(地獄に堕ちた天使)と呼ばれている。 物語開始時点では故人だが、物語の鍵を握る重要人物として、さまざまな登場人物の回想に登場する。事故に巻き込まれて死亡したが、遺体が不明だったとされており、読者の間では、もしかしたら生きているのではと考察されている。
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ジン/黒澤陣(名探偵コナン)の徹底解説・考察まとめ
ジンとは『週刊少年サンデー』にて連載されている青山剛昌原作の漫画・テレビアニメ作品『名探偵コナン』の作品に登場する人物。 裏取引現場を目撃したコナン(工藤新一)に開発中の薬を飲ませた本人。頭が切れ、用心深い。 黒の組織内の幹部クラスかつ、実行部隊のリーダー的存在である。 作戦の成功が一番大事であり、作戦成功のためならヘリからの機銃掃射を行う程。 様々な分野の専門知識を持つ博識者であり、特に狙撃の腕は一流。 「疑わしきは罰する」がモットー、確証がなくとも対象の人物を殺害する冷酷さがある。
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