遠山和葉（名探偵コナン）の徹底解説・考察まとめ

遠山和葉の概要

遠山和葉（とおやまかずは）とは、『週刊少年サンデー』の漫画、及びそれを原作にしたTVアニメ『名探偵コナン』の登場人物。
父は、大阪府警刑事部部長、警視長の遠山銀司郎（とおやまぎんしろう）である。
そして、父の上司兼親友である服部平蔵（はっとりへいぞう）は、大阪府警本部長警視監であり、幼馴染の服部平次（はっとりへいじ）の父だ。
和葉は、幼い頃から幼馴染である平次に、恋心を抱いているものの成就できていない。
平次は、高校生探偵として活躍しており、様々な事件を解決に導き、大阪のみならず他県からも依頼されることもある。
そんな現場には、ほとんどと言っていいほど、和葉も共に同行している。
平次も和葉と同様に恋心を抱いているが、告白の失敗が続き、すれ違ってばかりの恋模様だ。
そんな和葉の前に、恋敵である大岡紅葉（おおおかもみじ）が現れる。
共に所属が、かるた部であり、平次に思いを寄せている。
思わぬライバルの出現に、平次への告白をかけて勝負する姿も描かれている。

遠山和葉のプロフィール・人物像

氏名：遠山和葉（とおやまかずは）
年齢：18歳
所属：改方学園高等部（かいほうがくえんこうとうぶ）2年生
家族構成：父は遠山銀司郎、母は名前は明かされていないが健在。
CV：宮村優子（みやむらゆうこ）

性格は、明るく優しく面倒見が良い。
高校では、かるた部と合気道部に所属しており、共に腕前はかなりのものだ。
幼い頃から、思いを寄せる服部平次のことになると嫉妬したり直接文句を言ったりと気の強さが垣間見れる。
幼馴染の平次は「西の高校生探偵」服部平次、「東の高校生探偵」工藤新一（くどうしんいち）と並び称されており、工藤新一が幼児化した姿である江戸川コナンとの交流も多い。
工藤新一の幼馴染であり、同じく片想いをしていた毛利蘭（もうりらん）と仲が良く、恋の相談も良くしている。
新一と両思いとなった蘭を見習い、平次に告白しようとするが、毎回邪魔が入り、成就できずにいる。

遠山和葉の来歴・活躍

遠山和葉の初登場回

服部平次に呼ばれて、大阪に遊びにきた毛利小五郎（もうりこごろう）と毛利蘭、江戸川コナン。
その最中、蘭は時折、視線を感じる。
辺りを見回すが、不審な影はなかった。
お好み焼き屋で座る蘭とコナン。
隣の席の平次が席を離れると、そこに腰掛けた1人の女の子。
その女の子こそが遠山和葉だった。
和葉は「あんたが工藤やろ？」と問いかける。
蘭の目の前で正体を明かされることを恐れたコナンは驚き、和葉を止めようとするが、和葉は言葉を続けた。
「平次にちょっかい出す時は、この私を通してからに…」と言いかけたところで平次が席に戻る。
和葉は、蘭が「工藤」という名前の女で平次にちょっかいを出していると勘違いしていたのだ。
平次が事情を話したことで、自分の勘違いであること、工藤が男であることを知り、赤面した表情で反省をするのだった。

毛利蘭への嫉妬

東京観光に訪れた和葉と平次。
蘭はおもてなしをしようとするが、和葉はそっけない態度を向ける。
蘭と和葉2人きりになった時に、蘭はなぜ怒っているのか和葉に問いかけた。
和葉は、小さな声で「お揃いやん」と呟く。
偶然にも、蘭と平次の服の色と柄がかぶっていたのだった。
それを聞いた蘭は、そっぽを向く和葉の横で急に服を脱ぎ出した。
車の中とはいえ、街の中だと慌てながら止める和葉。
すると直前に買った新しい服を持ち上げて着用した。
「ホラ、これでもうお揃いじゃないでしょ？」と微笑む蘭。
その姿を見て、和葉は「あんた、ええ子やな」と呟く。
この一件で、蘭と和葉は仲良くなったのだ。

鉄のクサリの絆

初めて会った時に、和葉が発した「鉄のクサリ」という言葉に興味を持った蘭は、その言葉の意味を問いかけた。
平次はしょうもない昔話とはぐらかすが、和葉は説明を始める。
昔、平次の家の屋根裏部屋で2人で遊んでいた時に、見つけた手錠で刑事の真似をしていると外れなくなってしまった。
手錠が外れるまでの間、2人は繋がれたままで、お風呂もトイレも一緒だったと説明した。
その時の手錠のクサリの欠片をお守りに入れてあるといって、和葉は大切そうにお守りを見せた。
平次は、その姿を見て、早く捨てろというが、実は平次も和葉の手製のお守りを持っており、その中にもクサリの欠片を入れていた。
和葉のお守りは効果覿面であり、お守りを忘れた平次は怪我もしたことがあるほどだ。

平次への告白

遠山和葉は、毛利蘭が旅行先のロンドンで工藤新一から告白され、両思いになったと報告を受けた。
共に、幼馴染に片想いをする共通点があり、日頃から恋愛相談をしていた和葉と蘭。
蘭と新一が両思いとなり、交際を始めたことに喜ぶ和葉は、自分も服部平次に告白すると決意を固める。
その矢先に毒殺事件が起こり、平次とコナンの推理で事件は見事解決。
和葉を応援する蘭は、邪魔をしない様にコナンを連れてその場を離れた。
離れる際に和葉に向けて、頑張れという合図を送る。
その姿を見た和葉は、平次への告白を決意する。
急にコナンを連れ出した蘭を不審がる平次に和葉は近づき、「2人っきりにしてくれたんやん」と言葉を発する。
何のことかわからない平次は和葉の方を振り返る。
すると、和葉はロンドンで新一が蘭に告白したことを明かす。
そして、そのまま恥ずかしがりながら、和葉は平次に告白をする。
しかし、顔を上げた和葉の目の前には平次の姿はなく、そこに居合わせた警視庁の高木渉（たかぎわたる）刑事から平次は走っていったと言われる。
新一が告白をしたと知った平次は、コナンの元に行き冷やかしながら何か言うことはないかと小声で話す。
その姿を見て、告白に失敗した和葉はコナンにジェラシーを感じたのであった。

遠山和葉の関連人物・キャラクター

服部平次（はっとりへいじ）

CV：堀川りょう、比嘉久美子（幼少期）

「西の高校生探偵」と呼ばれている服部平次。
主人公の工藤新一とは、高校生探偵として並び称されている。
大阪出身で私立改方学園高等部2年生であり、和葉の幼馴染だ。
父親は、大阪府警本部長の服部平蔵（はっとりへいぞう）である。
和葉のことは好きなのだが、新一がロンドンで告白したことをきっかけに告白シチュエーションにこだわるようになり、なかなか両思いになれずにいる。

服部平次（名探偵コナン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

服部平次（はっとり へいじ）は、『名探偵コナン』シリーズに登場する大阪在住の高校生探偵。工藤新一に引けを取らない推理力の持ち主で、「西の服部」「東の工藤」と並び称されている。大阪府警本部長を父に持ち、高い推理力と剣道の腕前は父親譲り。本人曰く肌の色は祖父譲り。負けず嫌いで短気だが義理堅い一面もあり、どんなときも真っ先に人命を救おうとする熱血漢。コナンの正体を知る数少ない人物のひとりで、コナン（新一）の親友であり心強い協力者でもある。幼馴染の遠山和葉は初恋の相手で幼い頃から想いを寄せている。

江戸川（えどがわ）コナン／工藤新一（くどうしんいち）