ラストナイト・イン・ソーホー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラストナイト・イン・ソーホー』とは、2021年に公開された、イギリスのタイムリープ・サイコ・ホラー映画である。監督はエドガー・ライト、脚本はライトとクリスティ・ウィルソン=ケアンズが務めた。デザイナー志望の女学生エロイーズは、夢の中で60年代のソーホーにタイムリープする。その際に魅惑的な女性、サンディと出会い、やがて夢の中でも現実世界でも恐ろしい体験をしていく。60年代の魅力的な音楽とファッションも同時に楽しむことができる、ホラー作品である。
ジャックとサンディがデートでソーホーを車で疾走する劇的なシーンを撮る間、道を封鎖することができなかった。バーから出てきて陽気によろよろと歩く通行人が多くいたそうだが、安全確保のため、エキストラで歩道を埋めるという作戦がとられた。こちらはライト監督のアイディアで実行された。
ミス・コリンズ役、ダイアナ・リグの死
ミス・コリンズ役のダイアナ・リグは、2020年9月に82歳で亡くなり、これが最後の映画出演となった。60年代を代表するリグは、『おしゃれ㊙︎探偵』でピール夫人となり、『女王陛下の007』ではジェームズ・ボンドを結婚する気にさせ、当時の時代精神を体現した。
『ラストナイト・イン・ソーホー』の主題歌・挿入歌
度々登場する1960年代の楽曲は、今作の魅力の1つでもある。主人公のエリーはレコードがお気に入りで、当時の名曲が数多く登場する。
OP:ピーター&ゴードン「A World Without Love」
ホラー映画のオープニングに似つかわしくない、陽気な曲である。エリーは自作のニュースペーパードレスを身にまとい、1人ファッションショーを楽しむ。
挿入歌:ダスティ・スプリングフィールド「Wishin' And Hopin'」
エリーのロンドン行きが決まり、スーツケースに荷物を詰めるシーンで流れる。
挿入歌:ザ・サーチャーズ 「Don't Throw Your Love Away」
エリーがロンドンへ向かうときに流れる曲である。新生活への不安と期待感が感じられる。
挿入歌:キンクス「Starstruck」
寮生たちとなじめず、心を落ち着かせるために、エリーは1人、布団にくるまりながらこの曲聴く。
挿入歌:シラ・ブラック「You're My World(Il Mio Mondo)」
寮を離れ、初めて1人暮らしを始めた晩に、エリーはこの曲をレコードでかける。新しい暮らしに胸を躍らせながら眠りにつくと、その晩、夢の中で60年代のソーホーへタイムスリップする。
挿入歌:シラ・ブラック「Anyone Who Had A Heart」
ジャックがサンディを車で送り届けるシーンで流れる。このときはまだジャックの本性に気がつかず、サンディとエリーはスターへの道と、ジャックとのロマンスの始まりに胸を躍らせる。
挿入歌:ジェームス・レイ「I've Got My Mind Set On You」
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目次 - Contents
- 『ラストナイト・イン・ソーホー』の概要
- 『ラストナイト・イン・ソーホー』のあらすじ・ストーリー
- ロンドンでの生活
- 60年代のソーホーへタイムリープし、サンディと出会う
- 次第に壊れていく、サンディとエリー
- 友人ジョンとの恋と、老人への疑惑
- サンディの真実と死
- 『ラストナイト・イン・ソーホー』の登場人物・キャラクター
- 主人公とその家族
- エロイーズ・ターナー(演: トーマシン・マッケンジー)
- ペギー・ターナー (演:リタ・トゥシンハム)
- エリーが夢で見た、過去に登場する人物
- サンディ(演:アニャ・テイラー=ジョイ)
- ジャック(演:マッド・スミス)
- クラブの客の男(サム・クラフリン)
- クローク係 (演:ジェームズ・フェルプス、オリバー・フェルプス)
- 学校の同級生
- ジョン(演:マイケル・アジャオ)
- ジョカスタ(演:シノバ・カールセン)
- ララ・チャン(演:ジェシー・メイ・リー)
- その他の登場人物
- ミス・コリンズ(演:ダイアナ・リグ)
- 銀髪の老人(演:テレンス・スタンプ)
- セイジ・バーメイド (演:マーガレット・ノーラン)
- 女性刑事(演:リサ・マクグリリス)
- 『ラストナイト・イン・ソーホー』の用語
- ソーホー
- 60年代イギリスの楽曲
- カフェ・ド・パリ
- 『ラストナイト・イン・ソーホー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- エリーの1人ファッションショー
- ジョン「何かできることは?」
- 鏡越にサンディと再会するラストシーン
- 『ラストナイト・イン・ソーホー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- カフェ・ド・パリの撮影場所は本物ではなく再現したもの
- 車での疾走シーンは道を封鎖せずに撮影
- ミス・コリンズ役、ダイアナ・リグの死
- 『ラストナイト・イン・ソーホー』の主題歌・挿入歌
- OP:ピーター&ゴードン「A World Without Love」
- 挿入歌:ダスティ・スプリングフィールド「Wishin' And Hopin'」
- 挿入歌:ザ・サーチャーズ 「Don't Throw Your Love Away」
- 挿入歌:キンクス「Starstruck」
- 挿入歌:シラ・ブラック「You're My World(Il Mio Mondo)」
- 挿入歌:シラ・ブラック「Anyone Who Had A Heart」
- 挿入歌:ジェームス・レイ「I've Got My Mind Set On You」
- 挿入歌:ペトゥラ・クラーク「Downtown」
- 挿入歌:ザ・フー「Heat Wave」
- 挿入歌:サンディ・ショー「Puppet On A String」
- 挿入歌:ウォーカー・ブラザーズ「Land Of 1000 Dances」
- 挿入歌:リチャード・ディーン・テイラー「There's A Ghost In My House」
- 挿入歌:スージー・アンド・ザ・バンシーズ「Happy House」
- 挿入歌:サンディ・ショー「There's Always Something There to Remind Me」
- 挿入歌:バリー・ライアン「Eloise」
- 挿入歌:アニャ・テイラー=ジョイ「You're My World」
- ED:デイヴ・ディー・グループ「Last Night In Soho」