王子一彰(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ
王子一彰(おうじ かずあき)とは、『ワールドトリガー』の登場人物で、ボーダー本部所属B級王子隊の隊長。
王子隊はB級の中でも上位グループに位置し、B級5位。独特な感性を持ち、他の隊員に独創的な名前を付けて呼んでいる。機動力を生かした戦術を得意としており、対戦相手への対策には余念がない。遠征選抜試験では、隊長に任命され「王子2番隊」の隊長として試験を受けている。
王子が初めて登場したのは、B級ランク戦ROUND6の前の王子隊作戦室。
B級ランク戦とはB級を上位・中位・下位グループに分け、3チーム又は4チームで対戦し、点を競い合って上位をめざす。
相手を倒した人物に1点入り、生き残ったチームが生存点として2点加算される。チームの合計ポイントで順位が決まり、最終的に上位2位までに入るとA級への挑戦を行うことが出来る。
王子隊は王子を中心に作戦を立てる。ROUND6で戦う玉狛第二、生駒隊も同じ時系列で作戦室での作戦会議や会話が交互に展開され、各隊のそれぞれの特徴がよく表れていた。王子隊はオペレーターの橘高がデザインしたアイコンを使い、王子が付けたネーミングで敵の分析をしながらROUND6の戦略を練る。王子と玉狛第二の隊長である三雲修(みくも おさむ)は考え方が似ているのか、王子が三雲の今までの戦略を分析して導いたのか、王子が立てた玉狛第二を封じる作戦は、同じころ作戦会議をしている玉狛の作戦を見事に読んでいた。
B級ランク戦 ROUND6
王子隊
王子一彰(おうじ かずあき)
【ポジション】隊長/アタッカー
蔵内和紀(くらうち かずき)
【ポジション】シューター
樫尾由多嘉(かしお ゆたか)
【ポジション】アタッカー
橘高羽矢(きったか はや)
【ポジション】オペレーター
生駒隊
生駒達人(いこま たつひと)
【ポジション】隊長/アタッカー
水上敏志(みずかみ さとし)
【ポジション】シューター
隠岐孝次(おき こうじ)
【ポジション】スナイパー
南沢海(みなみさわ かい)
【ポジション】アタッカー
細井真織(ほそい まおり)
【ポジション】オペレーター
玉狛第二/三雲隊
三雲修(みくも おさむ)
【ポジション】隊長/シューター
空閑遊真(くが ゆうま)
【ポジション】アタッカー
雨取千佳(あまとり ちか)
【ポジション】スナイパー
宇佐美栞(うさみ しおり)
【ポジション】オペレーター
B級ランク戦ROUND6は王子隊VS生駒隊VS玉狛第二。
王子隊は当初の作戦通り玉狛第二の三雲狙いで動く。
理由は玉狛の作戦、特に三雲の行動を止めなければ地形戦に持ち込まれてしまい、スナイパーのいない王子隊にとって不利になってしまうから。
王子隊の3人はバッグワームで身を隠しながら三雲を探す。
王子には三雲の行動がわかるのか、王子が予想した方角に転送されていたり、その後の三雲の行動まで読んでいた。
三雲は自身が狙われていることに気が付き身を隠した。そして王子隊の樫尾や生駒隊の南沢を上手く誘導し、生駒隊と王子隊が鉢合わせになるように動く。
その後、王子と蔵内が樫尾と合流、王子隊が揃った所で樫尾が南沢を落した。三雲を追いかける王子隊を阻止したい空閑が樫尾へ攻撃、王子隊と空閑のところへ生駒隊の生駒・水上が生駒旋空で攻撃を仕掛け、混戦へ。
混戦の中空閑が蔵内を落とす。王子隊は蔵内が落とされた所で戦闘から離れ、王子は生駒隊のスナイパーである隠岐、樫尾が玉狛第二のスナイパーである雨取を狙う。
雨取に追いついた樫尾だが、三雲に阻まれ樫尾が三雲に落とされてしまう。その後三雲の所に駆け付けた王子と対戦。
王子が自分と片手間で戦っていることに気づいた三雲は勝てるかもしれないと考えるが、その思考を王子に読まれてしまう。
その時王子が「侮るつもりはないけど、君はそこまで強くない」と言葉を残し、三雲の首を掴んで手からはやしたスコーピオンで攻撃。
王子の攻撃によって三雲がベイルアウト。
王子はそのまま雨取を攻撃するが、三雲の残したワイヤー地帯まで逃げられてしまう。
その後空閑と交戦し三雲の残したワイヤー陣のワイヤーを利用され、空閑に落とされる。
最終的に生駒隊の生駒が生き残るが、ポイント上では玉狛第二の勝利となった。
B級ランク戦ROUND6が終わって、解説の冬真勇(とうま いさみ)が言っていたが、三雲の行動や作戦を読んで対策をたてていたにもかかわらず、王子にとっては負けとなってしまった。
B級ランク戦最終戦
B級ランク戦最終戦では王子は解説席で解説者として蔵内、玉狛第一の小南桐絵(こなみ きりえ)と共に登場。
B級ランク戦最終戦の昼の部で東隊には負けたものの、4-3-3と僅差に点数を抑えていることから、小南から褒められて喜ぶ場面もあった。
B級ランク戦最終戦の夜の部は二宮隊VS玉狛第二VS生駒隊VS弓場隊。
二宮隊
二宮匡貴(にのみや まさたか)
【ポジション】隊長/シューター
犬飼澄晴(いぬかい すみはる)
【ポジション】ガンナー
辻新之助(つじ しんのすけ)
【ポジション】アタッカー
氷見亜希(ひやみ あき)
【ポジション】オペレーター
玉狛第二/三雲隊
三雲修(みくも おさむ)
【ポジション】隊長/シューター
空閑遊真(くが ゆうま)
【ポジション】アタッカー
雨取千佳(あまとり ちか)
【ポジション】スナイパー
ヒュース
【ポジション】アタッカー
弓場隊
弓場拓磨(ゆば たくま)
【ポジション】隊長/ガンナー
帯島ユカリ(おびしま ゆかり)
【ポジション】オールラウンダー
外岡一斗(とのおか かずと)
【ポジション】スナイパー
藤丸のの(ふじまる のの)
【ポジション】オペレーター
弓場隊はかつて王子と蔵内が初期メンバーとして在籍していた隊。
王子は解説の武富に弓場隊の印象を聞かれた時、弓場隊が今季にメンバーが抜けたことで戦力ダウンしないか心配しつつ、同じ隊長である弓場の心情を語る場面もあった。
開始早々、玉狛第二の雨取と空閑が二宮隊の二宮に狙われた。二宮は雨取が通常弾を撃てるのか確認する為に雨取を攻撃。三雲が二宮相手では、ダメージを与えない代わりに相手を拘束することが出来る鉛玉(レッドバレット)だと防御の厚みが足りなくなるから通常弾を撃つように指示。だが、雨取はまだ人に対して通常弾を撃つことをためらっており、空閑の指示で一度だけ二宮隊の足止め目的で通常弾を使用。その後撃ち合いはせずに戦闘から離れた雨取を見た王子はレッドバレットではなく、通常弾を撃ったが、打ち合いに参加しないのを見て、まだ人が撃てないのではないかとまで分析していた。
玉狛第二のヒュースの転送位置が悪く、各隊のメンバーから囲まれる形になり、敵からの攻撃をしのぐので精一杯だった。
生駒隊の水上と二宮隊の犬飼によってヒュースが逃げることが出来ないように追い詰められていく。
各隊員からの攻撃により、ヒュースがじりじりと削られており、普通なら落とされるような場面でも生き残っているヒュースを見て、王子はどうしてあれで死なないんだろうねと感心する場面もあった。
また小南がヒュースの戦闘を見て「さっさと隠し玉を使いなさいよ...」という言葉に、嬉しそうに「隠し玉?」と反応する場面もある。
生駒隊と弓場隊が落ち、最終的に二宮隊と玉狛第二の戦いとなった。
王子の解説では、今の二宮隊に勝つには三雲では役不足、ヒュースという強力な戦闘員がいれば、雨取という切り札(カード)が活かせる、と考察していた。
だが実際は、ヒュースのバイパーという切り札を印象付けたことで、三雲の攻撃がアステロイドではなく追尾機能のあるハウンドだという事を隠すことに成功。
二宮のフルアタックの瞬間を狙い、三雲がハウンドで攻撃。三雲が今まで攻撃していたのは実は追尾機能を切ったハウンド。アステロイドだと思っていた二宮は防御できなかった。二宮の裏をかき、普通のハウンドを当てたことで、誰も予想しない形で三雲隊が二宮を落とすことに成功。三雲隊が勝利した。
この事は試合を見ていた誰もが驚き、王子は「なんでだれも予想できなかったんだろう…」と漏らしていた。
遠征選抜試験
遠征選抜試験とは、今後のボーダーの主力となるB級中位以上の隊員の適正と能力を測る目的で行われた。
普段の遠征はA級隊員から選抜されるが、今回はトリオンの多い雨取が参加することによって遠征艇の規模が拡大。それに伴い遠征へ行ける人員が増えたことでB級からも遠征に行く人物を選出し、残ったメンバーで防衛任務を行う必要が出来た。遠征に行くいかないにかかわらず、B級中位以上の隊員とA級の数名が閉鎖環境試験と長時間戦闘試験に参加。残りのA級隊員は試験を受ける隊員を審査する側として試験に参加する。
遠征選抜試験では王子は上層部から臨時の隊長として指名され、2番隊の隊長として参加。
オペレーターは仁礼光(にれ ひかり)が決まっていたが、王子自身で選んだのは生駒・辻・帯島。
王子は自身が選んだメンバーのコンセプトは「走れて」「剣が使えて」「組み合わせ的に面白そうなメンバー」としている。
1日目の特別課題で「なぜ試験がシャッフルで行われたか」について問われた時に王子は、「データ収集の場である」と予想。他にこの予想をしていたのは北添4番隊で試験を受けているオペレーターの染井華(そめい はな)だけだった。空想に空想を重ねているとして、同じ隊の隊員からは否定されていたが、上層部からは評価を受けていた。
2日目は、ふざけてしまう生駒に辻が振り回されてしまう場面が多く、戦闘シュミレーションが思うように戦果が出ないと言及。辻は生駒に真面目にしてほしいとお願いしたのに対し、ふざけてしまう生駒。普通なら揉め事になり、ピリピリしてしまいそうになるが、生駒や王子の人柄のおかげか和やか。辻の意見を聞いたうえで、王子は特に困ることはなく「満足している」と断言した。
さらに「試験の全てでいい点を取る必要はない」とも思っていると伝えた。
王子は遠征選抜試験の目的が「課題やトラブルをどう解決するかのサンプルを集めている」と考えている。そして王子は「自分の得意分野で力を発揮してくれればいい」と話し、心配する隊員を上手くまとめていた。
4日目に王子は突然戦闘シミュレーションで使用する駒を交換することを提案した。生駒は帯島のものを、帯島は王子のものを、王子は生駒のものを使用して戦う。それによって2日目と3日目で行われた戦闘シミュレーションの王子2番隊の動きから4日目の動きがガラリと変わり、結果的に相手に奇襲をかけたような形なった。隊員にかける負担を押さえながらの結果は、上層部から高い評価を得ることに至った。
王子一彰の関連人物・キャラクター
通常部隊メンバー
蔵内和樹(くらうち かずき)
CV:半田裕典
B級5位王子隊のシューター。
六頴館高等学校(進学校)では生徒会長をしていて、同じ学校に通う二宮隊の犬飼澄晴(いぬかい すみはる)や荒船隊の荒船哲次(あらふね てつじ)からは「会長」と呼ばれている。
元々は王子と一緒に弓場隊に所属していた。
遠征試験では村上鋼(むらかみ こう)に指名されて、村上10番隊のメンバーとして試験に参加している。
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雷神丸(らいじんまる)は、漫画『ワールドトリガー』に登場するキャラクター。玉狛支部のお子様隊員、林藤陽太郎(りんどう ようたろう)の相棒であるカピバラ。陽太郎を背中に乗せて主人公たちのトレーニングに付き合ったり、嗅覚を使い人を探し当てたりする。陽太郎とともに玉狛支部のマスコット的存在ではあるが、その正体は、旧ボーダーかつての同盟国・アリステラの冠トリガー(クラウントリガー)だった。冠トリガーである雷神丸には、アリステラの王子である陽太郎を守護する役目が与えられている。
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ヒュース(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ
ヒュースとは、『ワールドトリガー』の登場人物で、近界(ネイバーフッド)最大級の国家であるアフトクラトルに所属する兵士。本作の舞台である現代/玄界(ミデン)に侵攻してきた人型ネイバーの一人である。大規模侵攻編後は捕虜として玉狛支部に引き取られることとなった。その後、母国への帰還を条件に一時的に玉狛第二/三雲隊へ加わる。8歳から剣術を学んでおり、戦闘センスも非常に高い。また、B級ランク戦の映像から隊員たちの実力や最善の戦術を即座に指摘できるほどの戦術眼も持ち合わせている。
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東春秋(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ
東春秋(あずま はるあき)は、『ワールドトリガー』に登場するボーダー本部B級6位の東隊の隊長で狙撃手(スナイパー)である。年齢は25歳と、戦闘員中2番目の年長者。現ボーダー創設時のメンバーの一人で「最初の狙撃手」で狙撃手ランク第3位。ほぼ全ての狙撃手が東の弟子筋と言え、人望も厚い。指揮力も忍田真史(しのだ まさふみ)本部長と並びNo.1の実力者である。 任務外ではボーダー提携の大学院でトリオンや戦史の研究をしている。
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三輪秀次(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ
三輪秀次(みわしゅうじ)とは、『ワールドトリガー』の登場人物で、ボーダーのA級7位三輪隊の隊長を務めている人物。 近界民(ネイバー)という異次元からの侵略者による攻撃から世界を守る機関として作られた”界境防衛機関”通称ボーダーの戦闘における精鋭部隊の1人である。ボーダーには3つの派閥があり、その内の過激派にあたる城戸派に所属している。「ネイバーはすべて殺す」とのセリフどおり、ネイバーに深い恨みを持っている。過去に最愛の姉をネイバーに殺されているのが要因だと言える。
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目次 - Contents
- 王子一彰の概要
- 王子一彰のプロフィール・人物像
- 王子一彰のトリガー
- 弧月
- 旋空
- シールド
- スコーピオン
- ハウンド
- バッグワーム
- 王子一彰の来歴・活躍
- 王子隊作戦室
- B級ランク戦 ROUND6
- B級ランク戦最終戦
- 遠征選抜試験
- 王子一彰の関連人物・キャラクター
- 通常部隊メンバー
- 蔵内和樹(くらうち かずき)
- 樫尾由多嘉(かしお ゆたか)
- 橘高羽矢(きったか はや)
- 遠征選抜試験部隊メンバー
- 生駒達人(いこま たつひと)
- 辻新之助(つじ しんのすけ)
- 帯島ユカリ(おびしま ゆかり)
- 仁礼光(にれ ひかり)
- その他
- 弓場拓磨(ゆば たくま)
- 藤丸のの(ふじまる のの)
- 王子一彰の名言・名セリフ/名シーン・各場面
- 「侮るつもりはないけど 君はそこまで強くない」
- 王子一彰の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 独特なネーミングセンス