ジャングルの王者ターちゃん♡(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ジャングルの王者ターちゃん♡』とは徳弘正也が1988年から『週刊少年ジャンプ』にて連載していたギャグ&バトル漫画作品。またテレビ東京系列にて放送されたアニメ作品である。サバンナに捨てられチンパンジーに育てられたターちゃんが、妻ヂェーンや仲間たちと共にアフリカのジャングルの平和を守る。日常編では密猟者たちと戦い、長編に入るとターちゃんに挑んでくる悪の格闘家と戦うことでターちゃん自身が肉体的に精神的に成長していくストーリーである。

ベイツ

CV:水原リン → 上村典子
ケルベロス研究所所長でありアイアンマスクの生みの親。
ベイツはターちゃんを倒すためだけにアイアンマスクを生み出したため、アイアンマスクのことを道具としてしかみていないという冷酷な性格。さらにターちゃんを超える力を得るためはアイアンマスクを悪に染める必要があると判断したベイツは、アイアンマスクが恋心を抱いていた女性改造人間のロザリンを殺してしまうなど残忍な決断をする。
ターちゃんとアイアンマスクの最終決戦でベイツは、アイアンマスクに無理なパワーアップを強要したことでアイアンマスクは倒れる。ベイツはアイアンマスクが死んでしまったと思い「役立たずの化物が!」と大声で罵る。アイアンマスクは起き上がり、騙され利用されていたことを知り負けを認めた。ケルベロスとMAXは野望は断たれ、ベイツはCIAに逮捕された。

アイアンマスク

CV:広中雅志
ターちゃんのクローンでありMAX最強のレスラー。
ケルベロスの研究所でバイオカプセルの中で育った。普段は鉄の仮面を付けているので素顔が見えないが、素顔はターちゃんと瓜二つである。ターちゃんと違い長髪であり、異なる環境で育ったためターちゃんよりも大柄な体格を持っている。
誕生してから4年というスピードで成長したため、外見とは違い精神的には子供であり生みの親のベイツを慕っている。相手が女性であろうと躊躇いもなく攻撃を続けるほど残酷な面を持っている一方で、本当は人を傷つけたくないという優しい善の心も持つ。
初めて恋心を抱いていた女性格闘家のロザリンに心を開きかけていたが、善の心はいらないと判断したベイツによってロザリンは殺され、アイアンマスクの善の心は砕かれ悪魔のような顔に豹変する。
ターちゃんと同じように「うんこひりパワーアップ」(アニメでは「おもらしパワーアップ」)を使える。ターちゃんとの闘いで短期間に連続でパワーアップを使ったことでアイアンマスクの体に負担がかかり、4回目のパワーアップでは血が沸騰し肌が黒くなり歯が抜け落ちてしまう。このまま闘い続けるとアイアンマスクは命を落とすと考えたターちゃんは、アイアンマスクの活力が出るツボを突く。ツボを突くとアイアンマスクは気絶し、ベイツはアイアンマスクに暴言を吐いてアイアンマスクは利用されていただけだと知り絶望する。戦意喪失したアイアンマスクは負けと認めた。(アニメではロザリンは生きていて、ベイツを殺そうとするアイアンマスクを説得する。その後はアイアンマスクとロザリンは人間に戻る手術を受けるためCIAの施設に向かっていく)

ロザリン

CV:田野恵
MAXの女性改造人間でアイアンマスクが好意を寄せている相手。メスライオンの小脳と筋肉の30%を移植されている。
人間の記憶をライオンの記憶が侵食し始めメスライオンの父親であるライ蔵を父親だと思い込む。
女性には攻撃できないターちゃんの弱点を知っているMAXがロザリンと闘わせて、ターちゃんは苦戦する。説得されたターちゃんが反撃しロザリンは一撃でやられると、ベイツの命令でアイアンマスクはロザリンを罰として半殺しになるまで痛めつけた。だがアイアンマスクはロザリンに暴力を振るったことを謝罪し、傷の手当てをしていた。これを見たベイツはアイアンマスクに善の心が芽生えることを懸念してロザリンを殺して人形のようなロボットに変えてしまった。(アニメでは殺されず脳を改造されてしまうが、その際にライオンの脳が眠りについたことで人間の記憶が目覚める。そしてベイツを殺して自殺しようとしていたアイアンマスクを説得し、人間に戻るための手術を受けることになる)

ルシュ王国

アペデマス

ルシュ王国最強の軍神。
五千年前にアフリカを支配していたルシュ王国をアペデマス五戦士を率いて命懸けで戦ってきた。
アペデマスは国民からの人気は絶大であったことに国王は嫉妬し、国王はアペデマスを策略に嵌めて失脚させようとする。アペデマスは国王に歯向かう気持ちなど一切なかったが、国王を迎え撃つためアペデマス五戦士であるヴァーユとアグニを率いて戦争するが敗北する。処刑されずに五千年間も永久保存されていたが、ノート博士の助手であるメアリーによって蘇る。アペデマスは国王に裏切られたことから野心が芽生え大陸征服を目論むようになってしまう。
古代人の体力やスピード、パワーは現代人を遥かに上回る超人であり、アペデマスは多くの闘いを乗り越えてきたターちゃんを凌ぐ戦闘力であった。さらに高い知能を持っているためターちゃんたちの会話を聞くだけで現代の語学を習得し、相手の1〜2秒先の動きを読む予知能力が使える。
過去に裏切られたことが原因で、利用できる相手は利用し最後は用済みとして処刑するという冷酷な一面を持つようになる。だが本来は仲間のことは決して裏切らない仲間思いな性格である。信頼してた同胞のヴァーユに反逆された際、アペデマスは嘆きながらヴァーユを手にかけて一晩中泣き崩れていた。
何度もターちゃんを圧倒していたアペデマスであったが、最後はターちゃんが持つ動物パワー「大地の怒り」という無限に溢れ出るパワーの前に、アペデマスは敗北する。

ナパ

アペデマス五戦士の一人。
アペデマスを上回る予知能力で五千年前にアペデマスを倒したほどの戦闘力の持ち主であったが、50年前にすでに蘇生していたナパはアペデマスが復活した時には老人となっていた。老体のナパではアペデマスには敵わず殺されてしまう。

アグニ

アペデマス五戦士の一人。
五千年前の戦いで瀕死の傷を負うが、円頭人(えんとうじん)という宇宙人の手術を受けてサイボークとなる。ターちゃんとの戦いで敗れ、蘇ることがないようにノート博士に焼却されて死亡する。

ヴァーユ

アペデマス五戦士の一人でありアペデマスが最も信頼する家臣。風を操り攻撃する能力や仲間を回復させる能力を持つ。
アペデマスの野望を叶えるために従っていたが間違っていると考えを改め、アペデマスに反逆する。だがアペデマスの力には敵わずに死亡する。

バルカン

ZAJUN8
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@ZAJUN8

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