ジャック（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

海底から無事に引き上げられたジャックは、その後ワノ国へと無事に戻っていた。

ルフィがおこぼれ町で大暴れをした報を受け、ジャックはルフィを捕まえるために部下を引き連れておこぼれ町へと赴く。そこには山賊の酒天丸（しゅてんまる）がおり、ルフィがおこぼれ町の人々に与えた食料などを奪っていた。ジャックは酒天丸と交戦。しかしカイドウが酒天丸を部下に従っているため強く出れず、武器である鎌を破壊されてしまった。そこへむちゃくちゃに酔っ払ったカイドウが悪魔の実「ウオウオの実 モデル“青龍”」の獣型である龍の姿で現れる。空を覆うばかりの巨大な龍の姿のカイドウを見てジャックは絶句。その後泥酔状態で町を破壊するカイドウをただ呆然と見ていることしかできなかった。

ワノ国で年に一度行われる火祭りの夜。カイドウの居城・鬼ヶ島では大宴会が催される。百獣海賊団の団員とワノ国の将軍・黒炭オロチ（くろずみ オロチ）一派が一堂に会する。ルフィ達はその日カイドウとオロチを討つために鬼ヶ島へと攻め入る計画を立てていた。ルフィ達は隠密に鬼ヶ島への侵入に成功し、奇襲に成功。鬼ヶ島の各所で戦いの火が上がる。カイドウは亡き主君・光月おでん（こうづき おでん）の仇を討つために集まった赤鞘九人男（あかざやくにんおとこ）達と共に鬼ヶ島の屋上へと登っていった。ジャックはカイドウを守るために舞台を編成し、逸早く屋上へと駆けつける。そこでモコモ公国のイヌアラシやネコマムシが生きていたことや、彼らが雷ぞうを匿っていた事実に驚いた様子を見せる。

ジャックは部下を引き連れて、屋上に集まったイヌアラシやネコマムシの部下であるミンク族達と戦った。ミンク族は「月の獅子（スーロン）」という特別な変身能力を持っており、月の力を借りて己の奥深くに眠る野生の力を呼び起こして凶暴化する。その戦闘能力は凄まじく、ジャックは苦戦を強いられた。しかしミンク族の「月の獅子」にも使用時間に限界がある。ジャックはイヌアラシとネコマムシ以外のミンク族をほぼ壊滅に追い込み、自身も倒れた。カイドウはジャックのその戦果を称賛し、赤鞘九人男達との戦いを始める。

一旦戦場から退いて治療を受けたジャックは、カイドウとの戦いに敗れた赤鞘九人男の面々がまだ生きていることを知り、傷を押して再び戦場へと戻った。しかし赤鞘九人男を守ろうと、ミンク族達が再びジャックの前に立ちふさがる。ジャックはミンク族を蹴散らして赤鞘九人男と対面した。そしてイヌアラシとの一騎打ちになる。「月の獅子」と化したイヌアラシに追い込まれてしまうが、そこで月が雲に隠れてイヌアラシの「月の獅子」が解けて命拾いをした。形勢逆転したジャックは、イヌアラシに「もう一撃受けたら立てなかったかもしれない」と言葉を送りトドメを刺そうとした。

しかし突然空を覆っていた黒雲が晴れて月が再び空に姿を現した。屋上で戦うルフィとカイドウの覇気がぶつかり合い、空が割れたのだ。天はジャックではなく、イヌアラシに味方した。イヌアラシは残りのち方を振り絞って再び「月の獅子」と化し、ジャックに一撃を入れる。ジャックは”もう一撃”を食らってイヌアラシに敗北するのだった。

ジャック（ONE PIECE）の関連人物・キャラクター

カイドウ

CV：玄田哲章

偉大なる航路（グランドライン）の後半の海・新世界で皇帝のような強さを持つ4人の大海賊・四皇の一人。新世界にあるワノ国を拠点に活動する百獣海賊団の総督だ。巨大な体に頭に生えた大きな2本の角、鼻下に携えた長い鯰髭が特徴。酒癖が悪く、泣き上戸から突然怒り上戸に変わるなど、気性がともかく激しい。「百獣のカイドウ」という異名を持ち、「この世における最強生物」と呼ばれ恐れられている。懸賞金は46億1110万ベリーであり、これは『ONE PIECE』の物語時間軸現在に存命する海賊の中で最も高額だ。

動物系幻獣種の悪魔の実「ウオウオの実 モデル“青龍”」の能力者であり、天を覆うほどの巨大な青い龍に変身することができる。口からは豪炎を吐き出し、雷を呼んだり竜巻を起こすなどが可能。最早天災である。「焔雲（ほむらぐも）」という雲を呼び出してそれを渡り歩くようにして空を自由に飛ぶこともできる。また自身だけでなく他のものも飛ばすことができ、鬼ヶ島という自分の居城を空に浮かせたりもしている。

ジャックが赤鞘九人男に追い詰められた時はかばうなどしており、ジャックに対して一定以上の信頼を寄せている様子が伺える。

カイドウ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

カイドウは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物で、百獣海賊団総督。偉大なる航路（グランドライン）の後半の海・新世界で皇帝のように君臨する4人の海賊・四皇の1人。「百獣のカイドウ」という異名を持ち、”世界最強の生物”と呼ばれて海軍や同業の海賊から恐れられている。動物系幻獣種の悪魔の実「ウオウオの実 モデル“青龍”」の能力者で、能力の規模は災害に匹敵する。
ワノ国の将軍・黒炭オロチと手を組み、ワノ国に圧政を敷いてきたが、ルフィによって倒された。

キング／アルベル

CV：田村真

百獣海賊団の大看板と呼ばれる大幹部の一人。実力や懸賞金など、クイーンと最も近い同僚である。全身を黒い衣装で包んでおり、顔を覆うマスクで誰も素顔を知らない状態だったが、麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロとの戦いでその素顔や過去が明らかになった。背中には黒くて大きな翼が生えており、常に炎を背負っている。ルナーリア族という希少な一族の出身。冷静で厳格な性格をしているが、素顔を見られることを恐れているようで、マスクが破壊される前は少しでもマスクが破損し素顔が見られる危険性が上がると敵味方見境なく攻撃していた。

動物系古代種の悪魔の実「リュウリュウの実 モデル“プテラノドン”」の能力者。獣型のプテラノドンになると、高速飛行が可能になり、強大なパワーを発揮する。その蹴り一撃でビッグ・マムの巨大戦艦クイーン・ママ・シャンテ号を谷底へ蹴り落とした。また自身のまとう炎はどこまでかわからないがある程度操作できるようであり、炎を用いて敵を倒す様から「火災のキング」と呼ばれている。懸賞金は13億9000万ベリー。

ジャックのことを「ずっこけジャック」と呼んで馬鹿にすることもあるが、ジャックからは「兄御（あにご）」と呼ばれて慕われているようである。

キング／アルベル（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

キング／アルベルとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。四皇の一人、カイドウが率いる百獣海賊団に所属しており、大看板と呼ばれる三人の大幹部の内の一人である。動物系古代種の悪魔の実「リュウリュウの実 モデル“プテラノドン”」の能力者であり、謎の一族ルナーリア族の出身。懸賞金13億9000万ベリーで大看板の中では最も高額での実力を持つ。ワノ国編で登場し、打倒カイドウを掲げて鬼ヶ島に乗り込んできたルフィや赤鞘九人男達と交戦。ロロノア・ゾロに敗北する。

クイーン

CV：高橋広樹

百獣海賊団の大看板の一人。キングと立場と実力が最も近い同僚である。罪人を収監しているワノ国の兎丼（うどん）という土地の総責任者であり、収監している囚人達の管理をカイドウから任されている。まんまると太った大きな体に、金色の弁髪と口ひげが特徴的。科学者であり、かつ技術者でもある。趣味は「カラクリ武器」や「ウイルス兵器」などのモノづくりだ。自分自身のことも改造しており、左腕は機械化している。懸賞金13億2000万ベリー。

動物系古代種の悪魔の実「リュウリュウの実 モデル“ブラキオサウルス”」の能力者。獣型になるとブラキオサウルスという首長竜に変身する。その巨体の重量を活かした戦闘スタイルを持つ他、改造して兵器と化した自身からレーザービームを放ったりするなどして戦う。

ジャックのことを「ずっこけジャック」と呼んで馬鹿にすることもあるが、ジャックからは「兄御（あにご）」と呼ばれて慕われているようである。

クイーン（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

クイーンとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。四皇カイドウが率いる百獣海賊団に所属しており、大看板と呼ばれる三人の大幹部の内の一人である。動物系古代種の悪魔の実「リュウリュウの実 モデル“ブラキオサウルス”」の能力者で、懸賞金13億2000万ベリー。病原体（ウイルス）や絡繰（からくり）を作るのが趣味であり、自身のことも改造してサイボーグにしている。強化した自身の体を使った肉弾戦や、自作のウイルス兵器を用いて戦う。鬼ヶ島での戦いでサンジに敗れた。

ジャック（ONE PIECE）の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

読者のつけたあだ名は「労災のジャック」

通った後は干魃が起こったかのように朽ち果て滅びるため、「旱害（かんがい）のジャック」という異名を持つジャック。しかしそんなジャックは、感情の起伏が激しく無能な部下にイライラしたり酔っぱらって町一つ焼き払う上司・カイドウや、圧が強い兄貴分キングやクイーンに振り回されていることから、読者に「労災のジャック」というあだ名をつけられている。初登場時は冷酷無比で部下にも厳しい罰を与えていたジャックも、百獣海賊団という大きな枠組みで見れば大変苦労人であることがわかる。