レオ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

トンタッタ族は、その馬鹿正直な性格を利用されて、ドフラミンゴファミリーのために強制労働をさせられていた。トンタッタ族の族長マンシェリー姫が病気であると言われ、それを治すために働くように言われていたのだ。しかしそれが嘘であり、ドフラミンゴが悪いやつであることをレオ達は知る。それは片足しかない兵隊のオモチャの姿をした、ドレスローザの伝説の剣闘士キュロスに真実を教えられたからだった。キュロスは普通の人間だが、10年前にドフラミンゴファミリーの幹部で、悪魔の実「ホビホビの実」の能力者シュガーにオモチャ（ホビー）の姿に変えられていた。キュロスのようにオモチャにされた人間は、人々の記憶からその存在自体が消えてしまう。そしてドレスローザには、キュロスのようにシュガーにオモチャに変えられた人がたくさんいるのだ。

シュガーの能力を解くには、シュガーの意識を奪えばよかった。しかしシュガーはドフラミンゴファミリーの最重要人物であるため、常に幹部であるトレーボルが護衛についている。レオ達は、シュガーを気絶させるために、世界一辛い香辛料「タタババスコ」で丸薬を作り、シュガーがいつも食べているグレープの見た目に偽装する。この「タタババスコ」をシュガーに食べさせ、そのあまりの辛さで気絶させる作戦には、SOP作戦（S：シュガー、O：おったまげ、P：パニック作戦）という名前がつけられ、レオ達はウソップやロビンと共にシュガーの元へ向かう。

レオ達はシュガーのいる幹部塔という場所の付近に潜入することに成功した。そしてシュガーの食べているグレープのたくさん入ったカゴの中に「タタババスコ」の実を入れようとする。しかしレオ達は皆、トレーボルの悪魔の実「ベタベタの実」の能力で捕まってしまった。レオ達は言葉巧みにトレーボルに誘導され、ウソップの存在を漏らしてしまう。そしてウソップの居場所を吐くように酷い暴行を受けた。ウソップはそれを見て、自分では敵わないと逃げ出そうとしていた。しかしウソップが救世主（ヒーロー）であることを信じ続けるレオ達を見捨てることができずに、結局ウソップはトレーボルと戦うことになる。結果は惨敗。ウソップは重症を負い、「タタババスコ」の実を毒だと勘違いしたシュガーによって、その口に「タタババスコ」の実を放り込まれた。ウソップはそのあまりの辛さに悲鳴を上げ、この世のものとは思えないほどの形相になる。その顔に驚いたシュガーは気を失ってしまった。本来の筋書きとは違ったが、SOP作戦は成功し、キュロスを始めとするオモチャにされていた人間が元に戻り始め、ドレスローザは大混乱に陥った。

マンシェリー姫救出

レオは仲間達と共に、強制労働をさせられている仲間を救い出す。そしてマンシェリー姫が閉じ込められている部屋に向かった。しかしそこはただの物置であり、マンシェリー姫はどこにもいなかった。マンシェリーは実はドレスローザ王宮にある礼拝堂の”おしおき部屋”に幽閉されていた。レオにとってその”おしおき部屋”は、ドレスローザの前国王リク・ドルド三世の娘・スカーレットとの思い出の場所でもあった。レオは仲間であるカブやロビン、スカーレットの娘・レベッカ、ルフィの大ファンであるバルトクラブ海賊団の船長バルトロメオと共に、王宮のある台地を目指す。

ロビン達は王宮のある台地でドフラミンゴファミリーとの戦闘に入った。レオとカブは二人でマンシェリーを救うために礼拝堂へ急ぐ。その頃マンシェリーは、悪魔の実「チユチユの実」の能力を戦闘不能になったドフラミンゴファミリーの幹部達に使うように強いられていた。「チユチユの実」の能力は、魔法のジョーロから出る魔法の水を使って人の傷を治癒することができる能力である。マンシェリーは、能力を使うように迫る幹部・ジョーラに対して拒んでいた。自分達が騙されていたことに、マンシェリーもまた気づいたのである。ジョーラは言うことを聞かないマンシェリーを痛めつけた。そしてその時、マンシェリー自身の涙でも「チユチユの実」の能力が発揮できることを知り、マンシェリーを泣かせようとさらに暴力をふるった。たまらずマンシェリーの目から涙がこぼれ、その雫がまさに気絶してる幹部達に降り注ごうとした瞬間だった。レオがかけつけ、悪魔の実「ヌイヌイの実」の能力でジョーラに他の幹部を縫い合わせ、グッと縫い合わせた者同士が引き寄せられる。「高級仕立（オートクチュール）パッチ★ワーク」という技でレオはジョーラ達をきつく縫い付けて戦闘不能にし、見事マンシェリーを助け出すことに成功したのだった。

マンシェリーは大好きなレオが、王子様のように駆けつけてくれたことを嬉しく思った。レオに抱きかかえてほしくて甘えるが、鈍感なレオはそれに気づかずデリカシーのない言葉をいってマンシェリーを怒らせる。そしてマンシェリーをわがままな姫だと言いながら、背中におぶって脱出する。その後、レオはトンタッタ族の仲間や海賊、戦士達と共にドレスローザを守るために奔走したのだった。

ドレスローザでの戦いは、ルフィがドフラミンゴを倒したことで幕を下ろす。レオは、共闘した海賊や戦士達と意気投合し、共にルフィの傘下に入ることを望んだ。盃を交わすことを拒むルフィの主張を無視して、レオ達は勝手に”子分盃”を飲み、無理やり麦わらの一味の傘下に入る。くじ引きの結果、レオは麦わら大船団の5番船船長を務めることになった。

扉絵連載「押し掛け麦わら大船団物語 レオ編」

もともとトンタッタ族の存在は秘密にされており、”妖精”という曖昧な形でドレスローザに関わっていた。しかし戦いの後、リク王が再び国王になって、トンタッタ族の存在はドレスローザの民に認知されるようになる。レオ達は持ち前の怪力や素早さで街の修復に尽力した。

麦わら大船団に加入したことで、レオはトンタッタ海賊団を結成。ウソランド号という海賊船も賜り、正式に海賊として活動を始める。その後、リク王から4年に一度開催される世界会議（レヴェリー）に向かうための秘密の護衛を仰せつかり、開催地である聖地マリージョアに向けて出発するのだった。

ONE PIECE（ワンピース）の麦わら大船団まとめ - RENOTE [リノート]

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麦わら大船団とは、『ONE PIECE』に登場する、複数の海賊団が集まる船団の名称。主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団に、7つの海賊団が半ば強引に傘下に入ることでできた船団だ。大頭であるルフィ非公認の船団であり、傘下に入ることを臨んだ面々が勝手に名乗っているだけである。傘下の者は、ルフィの「自由」という信条に従い、「それなら自分達の自由も認められるはず」と言って勝手にルフィに忠誠を誓った。本作ナレーションによると、この後各々が成長し、とある大事件を起こすことになるとのことである。

世界会議（レヴェリー）編

リク王や王女ヴィオラ、レベッカと共に、レオは聖地マリージョアにやってきた。そこには花ノ国のギャングであり、レオ達と同じく麦わら大船団に加入した八宝水軍の第13代目棟梁サイも来ており、レオはサイとの再会を喜んだ。

世界会議に200年ぶりに参加を果たした魚人島・リュウグウ王国の王族もやってきていた。王家の末娘・人魚のしらほしはとても美しく、聖地マリージョアのパンゲア城内の「社交の広場」でも注目の的だった。しかし、しらほしに目をつけていたのは、各国の王族だけではない。天竜人（世界貴族）であるチャルロス聖もまたしらほしに目をつけていた。一度は同じ天竜人のドンキホーテ・ミョスガルド聖に阻まれてしらほしを奴隷にすることに失敗したチャルロス聖は、後日再びしらほしを捕らえに現れる。その時レオは、ミョスガルド聖が全て責任を負ってくれるという言葉を聞き、しらほしを助けるためにチャルロス聖の脳天に、「トンタッタコンバット しっぽハンマー」を御見舞するのだった。

レオ（ONE PIECE）の関連人物・キャラクター

マンシェリー

CV：野中藍

トンタッタ族の族長ガンチョの娘。とても愛らしい容姿をしており、人形のようにかわいらしい。そのかわいらしさで敵が翻弄される場面もある。悪魔の実「チユチユの実」の能力者で、魔法のジョーロから出る魔法の水で生物の傷を治すことが可能。また自身の涙でも他者を治癒することができる。希少な能力であり、それをドフラミンゴに目をつけられて、長い間幽閉されていた。ドフラミンゴファミリーに騙されれいたことがわかってからは、能力を使うことを拒む。その際に、ドフラミンゴファミリーの幹部ジョーラから暴行を受け、そこへレオが救援に駆けつけた。レオのことが好きなのだが、レオがあまりにも鈍感でデリカシーがないため、もやもやしている。

マンシェリー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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マンシェリーとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ドレスローザに住む小人・トンタッタ族の王女である。「チユチユの実」の能力者であり、マンシェリーの涙には傷を癒す効果がある。その為ドフラミンゴ・ファミリーに目をつけられ、監禁されていた。解放後のマンシェリーは戦いで傷ついたドレスローザの人々を癒し、「鳥籠」によって多くの命が奪われることを防いだ。マンシェリーは好意を抱くレオに対しては我が儘放題だが、実際はとても優しい性格である。

ウソップ

CV：山口勝平

麦わらの一味の狙撃手。狙撃の腕は超一流だが、臆病な性格をしているため、戦闘には常に後ろ向き。弱者に強気で、強者に弱気であり、強者との戦いからは迷わず逃げ出す、または逃げ出す算段をつける。しかし非常に仲間思いであり、仲間がピンチの時は、自身の命をかけて戦いに臨む勇気がある。

グリーンビットでレオ達に捕まった際に、得意の嘘でトンタッタ族を丸め込んだ。そのことがきっかけで、レオ達に救世主・ヒーローと崇められ、危険なSOP作戦（S：シュガー、O：おったまげ、P：パニック作戦）へ参加することになる。400年前の冒険家で植物学者であるモンブラン・ノーランドに恩のあるトンタッタ族は、ウソップを「ウソランド」と呼んだ。レオ達がドフラミンゴファミリー幹部のトレーボルに捕まり酷い目に合わされている時、ウソップは逃げ出そとしたが、自分の嘘を純粋に信じ、自分をヒーローと信じるレオ達のために戦場に戻る。結果としてSOP作戦を成功させ、嘘を真に変えたが、そのせいでドフラミンゴの怒りを買い、ドフラミンゴのし掛けた受刑者狩りゲームでは、最も高額な懸賞金5億ベリーをかけられることになってしまった。またこの時に”ゴッド”ウソップという異名がつけられ、以降手配書などでも”ゴッド”ウソップと記述されるようになる。

ウソップ／そげキング（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ウソップ（そげキング）とは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の狙撃手である。長く伸びたピノキオ鼻が特徴。父親であるヤソップは四皇”赤髪のシャンクス”の船に乗る袖機種であり、父親譲りで狙撃の腕は一流だ。臆病者で嘘つきであり、強敵を前にすぐに逃げ出すなど戦闘に関しては後ろ向き。ただ仲間やその夢を馬鹿にされた時は激昂し、格上に対しても果敢に挑んでいく心意気を見せる仲間思いの男である。

モンキー・D・ルフィ

CV：田中真弓

『ONE PIECE』の主人公の少年。東の海（イーストブルー）のゴア王国フーシャ村出身で、17歳の時に海賊になるために旅に出た。旅の中で仲間を増やし、時には強敵と戦いながら冒険を進める。悪魔の実「ゴムゴムの実／ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」の能力者で、全身がゴムのように伸縮する。”覚醒”段階のギア5を発動すると、髪も服も真っ白になり、かつて解放の戦士と謳われた太陽の神ニカの姿に変貌する。ワノ国編で、皇帝のような強さを持つ4人の大海賊・四皇の一人である百獣のカイドウを討ち取って、懸賞金が15億ベリーから倍の30億ベリーに跳ね上がった。そして新たな四皇として、改めて世界に名が知れ渡った。

ハートの海賊団の船長トラファルガー・ローと同盟を結び、ローの作戦遂行のためにドレスローザへ赴く。そこで開催されるコリーダコロシアムの武闘大会の優勝商品が、亡き義兄ポートガス・D・エースがその身に宿していた悪魔の実「メラメラの実」であることを知り、正体を隠して武闘大会に出場する。本編では、レオと直接の関わることはあまりなかったが、レオはウソップの船長であるルフィを「ルフィランド」と呼び、ルフィがドフラミンゴを倒してくれると信じていた。ドレスローザでの戦いの後に、ルフィは共にドフラミンゴファミリーと戦った戦士や海賊たちに大船団の大頭として担ぎ上げられてしまい、レオもまたその傘下に入るために海賊となった。

モンキー・D・ルフィ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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モンキー・D・ルフィとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』の登場人物であり、主人公。左目の下にある傷と麦わら帽子がトレードマーク。「麦わらのルフィ」という異名を持つ。悪魔の実「ゴムゴムの実」の能力者で、全身が伸び縮みするゴム人間である。
海賊王ゴール・D・ロジャーが残した「ひとつなぎの財宝（ワンピース）」を手に入れて海賊王になるという夢を叶えるために17歳で海に出た。そして愉快な仲間達と共に大海原を冒険するのだった。