九龍妖魔學園紀(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『九龍妖魔學園紀』とは、株式会社アトラスより発売された「學園ジュブナイル伝奇」と銘打たれたゲームソフトおよびそれをもとに展開するゲームシリーズやグッズの事である。制作自体は、株式会社シャウトデザインワークスが担当しており、同社の代表作『東京魔人學園伝奇シリーズ』にて使用されている独自のシステム・感情入力システムを用いたアドベンチャーゲームとなっている。宝探し屋である主人公・葉佩九龍(はばき くろう)が、新宿にある学園「天香学園」(かみよしがくえん)に眠る秘宝を探すストーリーとなっている。

『九龍妖魔學園紀』の戦闘画面。画面真ん中に写っているのが化人。

天香学園の地下にある遺跡の中をうろつく化物のこと。その正体は、1,700年前の大和朝廷と蝦夷の戦争にて敗れた蝦夷の人々。大和朝廷側に捕らえられ、研究・改造された結果、化人になってしまったという。

Shadow of Jade(シャドーオブジェイド) / ジェイドショップ

Shdow of Jadeの購入画面。

武器を購入できるショップの名前。店名のJADEは、店主の名がそのまま使われている。ショップでの購入は、九龍の寮の部屋でしか行えない。購入方法は通販で、必要なアイテムを購入するとすぐに届けてくれる。

亀急便

JADEショップで購入した商品を届けてくれる、宅急便。ショップでアイテムを購入して購入画面を閉じた後、間髪入れずにアイテムを届けくれる。

《秘宝の夜明け》(レリックドーン)

九龍の所属するロゼッタ協会の敵対組織。世界中の秘宝を手に入れて世界征服をしようと企んでいる。

M+M機関(エムツーきかん)

怪異の封印や退魔を目的とする組織。所属するものは、異端審問官(エージェント)と呼ばれている。秘宝を求めて墓荒らしなどをした結果、封印を破る事が多い宝探し屋が所属するロゼッタ協会とは、敵対する場合もあれば協力することもある。

『九龍妖魔學園紀』のゲームシステム

学園パート

『九龍妖魔學園紀』は、学園パートと探索パートの2部構成で1話分のストーリーが進むシステムとなっている。学園パートはいわゆるメインシナリオがくり広げられるパートとなっており、ストーリーそのものを進めることができる。またシナリオとは別に、フリーで動き回れる2つの時間帯「昼休み」と「夜」が存在する。フリータイム中は仲間達と交流を図れるほか、校内のいたるところを探索してアイテムを発見することもできる。昼休みに限っては購買でのアイテムの購入も可能。購買では回復アイテムを購入できるため、遺跡の中を巡る探索パート用に買い揃えておくことが必須となる。

探索パート

『九龍妖魔學園紀』の目的である秘宝を探すために、遺跡を探索するパートのこと。学園パートが終わった後に発生する。時間帯は夜。2人までなら仲間を連れて遺跡にもぐれる。探索中は遺跡内にいる敵と戦いながら、至ることに設置されている謎を解き、各話のボスがいる部屋・化人創生の間(けひとそうせいのま)を目指す。またサブクエストであるロゼッタ協会からの「依頼」をクリアする時間でもある。依頼をクリアすることで、特別なアイテムを入手したりお金を稼いだりすることができる。セーブポイントである部屋・生命の井戸(せいめいのいど)を通してならば、探索パート中に遺跡の外へ出ることもできる。一度外に出たとしても、また遺跡の中に戻れる。なお再度遺跡に戻る際は、連れていく仲間を変更することが可能。仲間の入れ替えに回数制限はないため、一度外した仲間をあとでもう一度連れて行くということもできる。

感情入力システム

九龍が仲間との交流を図る際に使用されているシステム。本作の制作元であるシャウトデザインワークスが作り上げた、独自システムとなっている。「愛」「喜」「友」「熱」「寒」「怒」「悲」「憂」の全8つの感情を選択するシステムとなっており、選択肢の枠自体は「愛喜」「友熱」「寒怒」「悲憂」の4つにわけられている。使いたい感情がある方向に十字キーを押すと選べる。この時、軽く押せば各選択肢の最初に書かれている感情が選ばれ、長押しをすると後に書かれている感情が選ばれる仕様となっている。

調合

調合ができるアイテム一覧画面。

『九龍妖魔學園紀』では、さまざまなアイテムを自分で生成することができる。謎を解くアイテムはもちろん、回復アイテム、防具や武器といったものも生成が可能。これらを生成する機能のことを「調合」と呼ぶ。調合したアイテムをさらに他のアイテムと調合することで、新しいアイテムを作り出すこともできる。調合はアイテム一覧から行える。

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