九龍妖魔學園紀(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『九龍妖魔學園紀』とは、株式会社アトラスより発売された「學園ジュブナイル伝奇」と銘打たれたゲームソフトおよびそれをもとに展開するゲームシリーズやグッズの事である。制作自体は、株式会社シャウトデザインワークスが担当しており、同社の代表作『東京魔人學園伝奇シリーズ』にて使用されている独自のシステム・感情入力システムを用いたアドベンチャーゲームとなっている。宝探し屋である主人公・葉佩九龍(はばき くろう)が、新宿にある学園「天香学園」(かみよしがくえん)に眠る秘宝を探すストーリーとなっている。

双樹咲重(ふたき さきえ)

CV:小池亜希子
天香学園、3年A組所属の少女。誕生日は11月5日で、血液型はB型。好物は杏仁豆腐である。生徒会の書紀にあたる役員で、阿門に忠誠を誓っている。9th. Discoveryのボスキャラクターとして九龍達の前に立ちはだかる。同章終了時に適切な好感度まであげられていれば、仲間入りさせる事が可能。仲間入りさせた際のステータス補正は、生物と音楽が+5、保険と身体と洞察が+10、精神が+20の上昇させられる。代わりに、倫理に-5の減少が課せられる。破邪属性の攻撃を行う事ができ、一定の確率で敵を睡眠状態にさせられる。また自身の戦闘ターン終了時に、隣りにいる敵を一定の確率て麻痺させる事が可能である。
大人っぽい色気のある少女だが、根はとても真面目な性格をしている。父親の事を慕っており、それ故に包容力がある男性に弱い。阿門に対しても、彼の懐の広さに惹かれていた模様。生徒会に入会する際に、役員として阿門から力を与えられる。生徒会役員として九龍の前に立ちはだかる際は、香りを使った麻痺攻撃を行ってくる。

神鳳充(かんどり みつる)

CV:川鍋雅樹
天香学園、3年B組所属の少年。誕生日は1月24日で、血液型はB型。部活は弓道部に所属している。好物は塩焼き。生徒会の会計にあたる役員で、阿門の腹心にあたる人物となっている。10th. Discoveryのボスキャラクターとして九龍達の前に立ちはだかる。同章終了時に適切な好感度まであげられていれば、仲間入りさせる事が可能。仲間入りさせた際のステータス補正は、物理と倫理と知性と精神が+10、直感が+25上昇させられる。代わりに地学と歴史に-5の減少を課せられる。武器は弓で、破邪属性の攻撃を放つ。弓は貫通可能の為、敵が縦に並んだ際に前列から後列までダメージを貫通させる事ができる。また一定の確率で死人からの攻撃を無効化する技を持つ。
常に冷静沈着な男で、皆守いわく「授業には出ていないのに学園一の秀才」とのこと。弓の腕前も達人レベルとのこと。また強い霊媒能力も持っている。敵として主人公達の前に現れる際は、弓を使った攻撃を放つ。当たると主人公達のスキルを使用できる回数が0になってしまう。

夷澤凍也(いざわ とうや)

CV:新垣樽助
天香学園、2年A組所属の少年。誕生日は6月18日で、血液型はAB型。部活はボクシング部に所属している。好物はミルク。生徒会の副会長補佐にあたる役員なのだが、補佐すべき副会長の存在は阿門以外知らない為、夷澤も副会長の正体を知らない。11th. Discoveryのボスキャラクターとして九龍達の前に立ちはだかる。同章終了時に適切な好感度まであげられていれば、仲間入りさせる事が可能。仲間入りさせた際のステータス補正は、数学と体育が+5、洞察と敏捷が+10、身体が+15上昇させられる。代わりに倫理が-5、美術と直感が-10の減少を課せられる。拳を武器に戦う近距離型のメンバーで、水撃属性の攻撃を繰り出す。また、敵の攻撃を反射するカウンタースキルを一定の確率で発生してくれる。その際、水撃属性のダメージを敵に与えてくれる。
生徒会役員の1人ではあるが、野心にあふれており下剋上を狙っている。だが他の役員からは「所詮は小者」としか見られておらず、相手にされていない。また役員内での立場も1番低いようで、ほぼ雑用係に近い仕事ばかり行っている。ただ見目が整っている事や普段の礼儀正しい事、運動抜群であるという事からか女子からの人気が高く、影で「王子」と呼ばれている。素の性格はヤンキーに近いが面倒見は悪くないらしく、気弱なクラスメイト・響五葉(ひびき いつは)のフォローをよくしている。
なお、実は作中の第三勢力であったファントムの正体。生徒会に対して夷澤が抱いていた下剋上心を荒神・アラハバキの思念に利用され、ファントムとして操られていた。ファントムになっている間の記憶は、夷澤にはない。九龍との戦闘のおかげで、アラハバキの思念から解放される。これにより、ファントム自体も消滅する事となった。

天香学園関係者

雛川亜柚子(ひなかわ あゆこ)

CV:堀江由衣
天香学園の教員。九龍が所属する3年C組の担任である。誕生日は9月20日で、血液型はO型。好物はスコーンである。特殊な条件をクリアする事で戦闘メンバーに加えられる、隠しキャラクターでもある。なおこの特殊条件がクリアできなかった際に、プリクラの代わりにオレンジスコーンをくれるという他のキャラクターにはない、わかりやすいフラグ失敗の演出が存在している。この演出から、プレイヤー間では「オレスコ先生」(オレスコ:オレンジスコーンの略称)というあだ名で呼ばれている。無事に仲間入りさせる事ができれば、数学・物理・歴史・生物・生活・倫理が+5、国語が+10、知性が+30のステータス補正をしてもらえる。武器はチョークで、打撃属性の攻撃を相手にぶつける事が可能。またレベルアップした際にスキルボーナスが+3つくという、ボーナススキルも持ち合わせている。
遺跡を守る生徒会が生徒達を掌握している設定上か、どこか事流れ主義で生徒達を見守る教師が多い中、情熱を持って生徒と向き合おうとする数少ない教師となっている。穏やかで優しい雰囲気がある人物で、慕う生徒も多い様子。

夕薙大和(ゆうなぎ やまと)

CV:高瀬右光
天香学園、3年C組所属の生徒。誕生日は9月1日で、血液型はAB型である。部活は柔道部に所属している。好物はビフテキ。10th. Discoveryのボスキャラクターの1人でもある。特殊な条件をクリアする事で戦闘メンバーに加えられる、隠しキャラクターである。無事に仲間入りさせる事ができれば、保健+5、技術+10、身体+15、生命+20のステータス補正をしてもらえる。代わりに洞察-20の減少も課せられる。音波属性の攻撃を放つことができ、目の前の敵を後方に吹き飛ばす事ができる。また残りAPでHPを回復してくれるスキルも持つ。AP10の消費で、HP32まで回復が可能。
同学年の生徒ではあるが実は留年しており、年だけ見れば周囲よりも2歳年上である。筋肉隆々とした肉体の為、丈夫な健康優良児に見えるが実は病弱。月光にあたると老いる奇病を発症している。留年した理由も、この奇病によるものの模様。人当たりはいいがどこか他者と距離を取る傾向があり、九龍ですらも距離を縮めるのを苦労する相手となっている。

七瀬月魅(ななせ つくみ)

CV:みなのふうこ(『九龍妖魔學園紀』、『九龍妖魔學園紀 re:charge』)、増田ゆき(『九龍妖魔學園紀 ORIGIN OF ADVENTURE』)
天香学園、3年A組所属の少女。誕生日は4月23日で、血液型はA型である。部活は文学部に所属している。また図書委員としても活動している。好物は明太子。特殊な条件をクリアする事で戦闘メンバーに加えられる、隠しキャラクターである。無事に仲間入りさせる事ができれば、数学と倫理+5、歴史+15、知性+25のステータス補正をしてもらえる。代わりに敏捷-5、体育と生命-10の減少も課せられる。打撃属性の攻撃を繰り出す事が可能。威力はそこまではないが、敵を後方へ吹き飛ばす事ができる。また経験値上昇のスキルを持っており、七瀬が仲間にいる状態で行われた戦闘の全てで貰える経験値が上昇する。
図書委員になるほどの本好きの少女。真面目で大人しく、優等生を地で行く少女でもある。「古人曰く」という独特な口癖を持っており、さまざまな古人の格言や古代史に関する知識を九龍に教えてくれる。

黒塚至人(くろづか しびと)

CV:石田彰
天香学園、3年D組所属の少年。誕生日は11月2日で、血液型はO型である。部活は遺跡研究会(通称:石研)に所属している。好物はイクラ丼。特殊な条件をクリアする事で戦闘メンバーに加えられる、隠しキャラクターである。無事に仲間入りさせる事ができれば、美術が+5、数学と知性が+10、洞察が+15のステータス補正をしてもらえる。代わりに生物が-5、身体が-10の減少を課せられる。自分か敵、どちらかにランダムで技をふっかけるスキルを持つ。またその技の内容もランダムで、何が起こるかわからない。またアイテム入手率が上昇する効果を併せ持っており、戦闘要員というよりはアイテム入手の為の探索に役立つキャラクターとなっている。
顔立ちはいいものの、石や鉱物対する異様なまでの愛情があり、そのせいで学内では変人として扱われている。アイテム入手率があがるのも、彼のこの性格に由来する模様。彼の石や鉱物好きセンサーが遺跡内では、アイテム(宝)に対して反応していると推測できる。

響五葉(ひびき いつは)

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@okazoodd

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