ステリー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ステリーの概要

ステリーとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、革命軍No.2にしてルフィの義兄であるサボの義理の弟である。実の両親から育児放棄されていたが、8歳の頃家出をしていたサボの後釜として養子になった。両親の前では優秀な「良い子」を演じており、サボにも丁寧に挨拶したが、実際にはかなり腹黒い。
偏った思想を持つ貴族そのものであり、「不確かな物の終着駅（グレイ・ターミナル）」に住む人々の事をゴミ扱いしていた。

その後経緯は不明だがゴア王国の国王になっており、妻のサリー・ナントカネットを連れて「世界会議」に参加する。人々を見下す性格は変わっておらず、ホテルの従業員に対して「ごみは早く消えたまえ」と発言するほどである。

サボの事もかなり見下していたが、「不確かな物の終着駅」の火事計画を聞いた後のサボが窓から飛び出していったのを見て焦ったり、「世界会議」の場にサボが紛れ込んでいたことを知った際には驚愕の表情を浮かべていた。

「世界会議」においては誰も座らないという暗黙の了解である「虚の玉座」に座りたがったりするなど支配欲をのぞかせていた。

ステリーのプロフィール・人物像

年齢：20歳
身長：180センチメートル
出身地：東の海 ゴア王国
誕生日：3月12日
CV：鳥海浩輔／坂本千夏（幼少期）

オレンジがかった金髪のおかっぱ頭で、すらりとした体型をしている。幼少期より成績優秀だったが親から育児放棄された。両親の前では媚びへつらっているが、内心は非常に腹黒く、サボの事を見下している。

ゴア王国の代表として「世界会議」に参加した際は、リュウグウ王国の人々に対して偏見や間違った知識を持っていた為彼らをあからさまに拒絶する。また臆病な性格故ゴンドラに乗っている時も一人騒いでおり、他国の王から呆れられていた。

ステリーの能力

人並外れた野心

家出を繰り返すサボを見限った両親は、成績優秀だが親から育児放棄されたステリーを容姿として迎え入れていた。幼いころからサボは家の安泰の為に貴族の女と結婚することを強要されていたが、ステリーは虎視眈々とチャンスを狙い、ゴア王国の王女であるサリー・ナントカネットとの結婚を果たす。
国王と王子は数か月前に不審な死を遂げており、ステリーが跡を継いで国王として就任した。

暗い疑惑は残るが、ステリーの野心は生半可なものではないことが想像できる。

ステリーの来歴・活躍

サボの後釜

家出を繰り返すサボを見限った両親は、成績優秀・品行方正だが両親から育児放棄されたステリーを容姿として引き取っていた。ステリーは初対面のサボに対して「お兄様」と丁寧に挨拶するが、実態は相当腹黒くサボの事を見下しており、サボの部屋を訪れた際には「おめー」呼ばわりしていた。

サボに問い詰められて「不確かな物の終着駅」が火事になると白状してしまったステリーは、窓から飛び出していったサボに焦り、見て見ぬふりをする。
その後サボは貴族という人生に絶望して海へ出た挙句、天竜人に撃たれてしまった為行方知れずとなった。

ゴア王国国王として

サボとの別れから数年後、ステリーは虎視眈々と王族との婚姻を狙い、ゴア王国の王女であるサリー・ナントカネットと結婚することに成功する。
それから暫くしたころ国王と王子は不審な死を遂げ、ステリーが新しい国王として就任したのだった。

世界会議に出席するためマリージョアを訪れたステリーは、天竜人への宣戦布告の為に変装して乗り込んでいたサボと接触するも、その正体に気付くことはなかった。

様々な無知を晒したステリーは各国の王から訝しがられていたが、マリージョアから帰還した後政府から発表されたニュースで義兄のサボがあの場にいたことに気が付くと、驚愕の声をあげていたのだった。

ステリーの関連人物・キャラクター

サボ

サボとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、革命軍のNo.2にしてルフィの義兄にあたる人物である。貴族の息子とし生まれたが、人を人と思わない貴族の人々に嫌気が差して家出した。

ガープによって引き取られていたエースと友人になり、「不確かな物の終着駅（グレイ・ターミナル）」で生活する。その後弟のような存在のルフィが加わり、初めは相手にしていなかったものの、徐々に友情を育んでいった三人はやがて義兄弟の杯を交わすまでになった。

ところが貴族街に侵入した際父親に見つかり、家に連れ戻される。そこには「サボの後釜」として両親が引き取ったという少年・ステリーがいた。ステリーから「不確かな物の終着駅」が燃やされると聞き、家から飛び出したサボは火事を止めようと一人走り回る。しかし誰も話を聞いてくれずに絶望していたところ、ドラゴンと思しき人物と遭遇した。

火事の後「このまま街に居ても幸せになれない」と悟ったサボは漁船を奪って海賊として出航したが、折悪しく天竜人の船の前を横切ってしまい発砲される。危機一髪のタイミングでドラゴンに拾われ、そのまま革命軍の一員となるが、記憶を失った状態だった。

頂上戦争にてエースが死亡したとの報を聞いてすべて思い出したサボは、エースの形見となるメラメラの実を求めてドレスローザに赴き、弟・ルフィとの再会を果たした。そしてコロシアムで優勝しメラメラの実を受け継いだサボは、ルフィの危機を救い、革命軍としての使命を果たすために去っていった。

その後は革命軍の幹部と共に変装してマリージョアに乗り込み、革命軍の一員だったバーソロミュー・くまの奪還を企てる。この時義弟であるステリーとはゴア王国国王と衛兵という形で再会していたが、ステリーはサボに気付くことはなかった。

サボ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

サボは、尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィの義兄であり、ルフィの父モンキー・D・ドラゴンが率いる革命軍の参謀総長を務める。懸賞金は6億200万ベリー。世界会議後に「炎帝」という異名で世間に知られるようになった。生まれは、東の海（イーストブルー）ゴア王国の貴族の家。しかしその醜悪な人間性に嫌気がさし、家を飛び出す。既に死亡したとされていたが、ドレスローザ編で生きてることが明かされ、悪魔の実「メラメラの実」を食べて能力者になった。

ステリーの名言・名セリフ／名シーン・名場面

ガープに全く相手にされないステリー

リュウグウ王国の護衛を務めてマリージョアまでやって来たガープに対し、ステリーは「自分はゴア王国の王だ。貴様の故郷フーシャ村もゴア王国の一部なのだから、自分の部下のようなものだ」と高圧的に声を掛けた。それに対しガープは「顔がムカつく」「クソガキ」などと全く意に介さず、「ガープのコネで天竜人にしてくれ」と売り込んだ際には「あんなごみクズどもに（なりたいの）か？」と返したのである。

天竜人が住まう聖地「マリージョア」での発言とは思えないガープの態度に、ステリーはオーバーリアクションで驚愕している。人を見下して思い上がり、のし上がってきたステリーがガープに翻弄される姿はどこか笑いを誘う一幕だ。