戦桃丸（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

Dr.ベガパンクの研究所がある偉大なる航路（グランドライン）の未来島・エッグヘッド。そこに麦わらの一味がたどり着く。それと同時に世界貴族”天竜人”直属の諜報機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属するロブ・ルッチ、カク、ステューシーがやってきた。「CP-0」の目的は、世界の歴史を知りすぎたDr.ベガパンクの暗殺である。エッグヘッドにいた戦桃丸は休日だというのにDr.ベガパンクに呼び出されて、「CP-0」と戦うように言われた。

戦桃丸が到着した時、現場では既にルフィとルッチが戦っている状態だった。「CP-0」は海軍側、ルフィは海賊。立場的に戦桃丸は海軍側だったため、「CP-0」と戦う理由がわからなかった。Dr.ベガパンクが自分が「CP-0」に殺されるから守ってほしいというが、その命令に従えば戦桃丸も謀反者となってしまう。戦桃丸の訴えを聞いた上でDr.ベガパンクは、「確かに…キミの意見も聞かねばな………！！」と言うが、続けて「戦桃丸……！！昔……食えないお前さんを拾ってやった恩人は私だが……どうする？」と脅しめいた言葉を戦桃丸に投げかけた。戦桃丸は「『圧』がすげェな！！！」と言いながらもDr.ベガパンクに味方して戦う。しかしルッチの「手銃（しゅがん）」という技で胸を貫かれてしまうのだった。ベガパンクが造った「セラフィム」という人造人間に命令できる権限は、いくつかの段階に分かれており、「CP-0」の権限よりも戦桃丸のほうが権限が上である。そのためルッチは真っ先に戦桃丸を消し、「セラフィム」への司令権を奪おうと考えたのだ。戦桃丸は意識を飛ばしそうになるが、自分が意識を失えばセラフィム達への命令権限が自分から、「CP-0」に移ってしまう。戦闘丸はルフィ達がその場を離脱するまでは死んでも意識を飛ばさないと耐え戦い、ルフィ達がその場を離脱した後意識を失った。

「CP-0」のDr.ベガパンク暗殺が失敗したため、海軍は大将・黄猿を先頭にした軍の大艦隊をエッグヘッドに差し向ける。意識を取り戻した戦桃丸は、「パシフィスタ」を率いてエッグヘッドの下層・工場層（ファビリオフェーズ）の海岸で海軍を待ち受けた。そこへ突入してきたのは、昔、戦桃丸が世話になった黄猿。黄猿は悪魔の実「ピカピカの実」の能力者で、工場層を飛び越えて研究層に一気に侵入することができた。しかし黄猿は”親友”である戦桃丸の覚悟に応えるために、研究層にそのままいかず、あえて戦桃丸に正面から挑んでいった。戦桃丸は黄猿と決闘。しかし力及ばず、戦桃丸は黄猿に敗北してしまうのだった。

戦桃丸の関連人物・キャラクター

ボルサリーノ／黄猿

CV：石塚運昇（398話 ～ 751話）→ 置鮎龍太郎（881話 ～ ）

ボルサリーノ／黄猿とは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、海軍大将のうちの一人である。自身を光に変化させることができる「ピカピカの実」の能力者であり、何を考えているのかわからない飄々とした態度の一方で、実力は非常に高い。

天竜人に対して暴行を働いた麦わらの一味を捕縛するため、部下の戦桃丸と数体のパシフィスタを引き連れてシャボンディ諸島に襲撃を仕掛けた。しかしボルサリーノは電伝虫の使い方がわからず島内をさまよっていた為、なかなか戦桃丸と合流することができずにいた。再会後は機械音痴であることを戦桃丸に呆れられている。

ゴール・D・ロジャーの片腕だった「冥王」レイリーと相まみえ、バーソロミューくまの介入によって麦わらの一味は離散したため、彼らを取り逃してしまった。その後は腹いせのように島内にいた海賊を多数捕縛している。

ボルサリーノ／黄猿（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ボルサリーノ（黄猿）とは、漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、海軍本部大将のうちの一人である。サカズキ（赤犬）と同時期に海軍に入隊した。ピカピカの実の能力者であり、身体を光に変化させて超高速で移動することが可能である。シャボンディ諸島に現れた際には、「海賊王ゴールド・ロジャー」の右腕だった「シルバーズ・レイリー」と互角以上の戦いを見せるなど、戦闘力も非常に高い。あまり表情を崩さず、常に飄々としている為不気味さを感じさせる存在である。

Dr.ベガパンク

CV：安原義人

Dr.ベガパンクとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、作中でも屈指の「天才」として知られている謎の科学者である。冬島でも快適に生活することができる島暖房システムなどの人々の生活に役立つような発明のほか、人造悪魔の実や兵器開発など後ろ暗い雰囲気を漂わせる発明品も多い。
元王下七武海であったバーソロミューくまと取引を行い、人体改造を施す。そしてそれをもとにつくられた人間兵器がパシフィスタである。

海軍大将黄猿の直接の部下・戦桃丸はベガパンクのボディーガードを務めており、彼からは「パンク野郎」と呼ばれている。シャボンディ諸島で発生した天竜人に対する暴行事件や、頂上戦争の鎮圧のため、パシフィスタを派兵し戦争に協力させた。

昔、戦桃丸が路頭に迷っていたところ助けたことがあり、戦桃丸からすれば恩人に当たる。その恩を笠に着て、無理難題な命令を戦桃丸に強いることがある。

Dr.ベガパンク（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

Dr.ベガパンクとは、海賊を題材とした尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する天才科学者で、海軍特殊科学班「SSG」に所属している。500年先を行くと言われる天才的な頭脳と、悪魔の実「ノミノミの実」の能力で無限大に知識（データ）を記憶できる脳ミソを持っている。作中に登場する革新的な技術や兵器は、ほぼベガパンクの開発したもの。その発想は、、麦わら海賊団の船大工、フランキーにも多大な影響を与えている。人々の幸せを願う人格者であるが、その技術などは悪用されることも多い。

戦桃丸の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「”麦わら”はおめェみてェな カスじゃねェよ!!!!」

シャボンディ諸島で初めてルフィと戦った後から、戦桃丸はどこか因縁のようなものをルフィに感じていた。頂上戦争を経て再びシャボンディ諸島に現れた際には偽物のルフィことデマロ・ブラックに対して、「”麦わら”はおめェみてェな カスじゃねェよ!!!!」と怒りを込めながら鉞を振り下ろしている。
敵ながらにルフィの実力の高さを認めており、武人としての度量がうかがえるセリフだ。

「誰とでも組むさ…ハァ 恩人をこの島から逃がせるんならな！！！」

エッグヘッド島で戦桃丸は、かつて自分に戦い方を教えてくれた黄猿と戦う。戦桃丸は黄猿の友人でもあったが、それでも戦桃丸は恩人であるDr.ベガパンクを逃がすことを第一に考えた。そのために海軍側の立場でありながら、麦わらの一味にDr.ベガパンクを託したのだ。黄猿に「いつから海賊の仲間に！？」と責められても、戦桃丸は「誰とでも組むさ…ハァ 恩人をこの島から逃がせるんならな！！！」と覚悟の言葉を叫ぶだけだった。

戦桃丸の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

異例の昇進の速さから見る戦桃丸の実力

シャボンディ諸島での初登場時は黄猿の直接の部下という立場だったが海兵ではなく、Dr.ベガパンクのボディーガードを務めていた。
一方新世界編で登場した際には「正式に海兵になった」と述べており、海軍のコートを羽織っている。海軍でコートの着用はある程度の地位が無いと不可能なので、ファンの間では「少佐以上」と目されているのだ。

作中でもかなりの重要人物として扱われている「ベガパンクの護衛」を任されていた点や、武装色の覇気の高等技術を操っている点。そしてわずか2年でそれなりの地位へ登りつめたことから、戦桃丸はかなりの実力者であることがうかがえるのである。