流川楓（SLAM DUNK）とは【徹底解説・考察まとめ】

インターハイ全国大会

インターハイ全国大会が始まると、流川はここでも湘北高校のエースとして活躍。彼こそ湘北の主力と見て徹底的に潰そうとしてくる相手にも負けず、その名を全国に轟かす。
しかしインターハイ2回戦で優勝候補筆頭の山王工業と対戦することとなり、相手のエースの沢北栄治（さわきた えいじ）に翻弄される。彼こそは仙道が名前を間違えて記憶していた、彼が「まったく歯が立たなかった」と語っていた人物だった。

沢北は流川の実力が本物であることを認めるが、仙道にも指摘された悪癖の分だけ自分には劣ると判断される。彼もまたアメリカ留学を考えているバスケ選手で、流川の性格とプレイスタイルを自分に良く似ていると評し、「お前を叩き潰してからアメリカに行く」と宣言する。ここに来て流川は「自分の考える“エース”の在り方」から脱却し、仲間へのパスという今まであまりやってこなかった攻撃パターンを取り入れることで、自身の戦術の幅を広げて対抗。沢北が紛れもなく今の日本で最強の選手であることを認め、自分が彼を倒してアメリカに行くと誓う。
この頃、花道はバスケ選手として技術も精神も相応のものを身に着け始め、生来の素質もあって問題児から頼れる戦力へと成長していた。安西から山王工業攻略の秘策を授けられた彼を中心に湘北高校は追い上げていくが、その花道がアクシデントで負傷。背骨を傷める大怪我を追う。一度はベンチに戻される花道だったが、なお仲間のために、勝利のために試合に出させてくれと安西に訴える。いずれにせよ花道無しでは敗北必至という状況の中、密かにその才能と努力を見守り、内心ではそれを認めていた彼に向かって流川は「出るなら早く出ろ」と声をかける。これが制止する者たちを振り切る最後のきっかけとなり、花道はコートに復帰する。

まともに試合できるようなコンディションではなかった花道だが、なお自分にできることをひたすらに貫き、流川たちチームメイトをサポート。残り数秒でついに山王工業を追い詰め、1ゴールで逆転できる状況となる。精魂尽きた花道がまともに動けなくなる中、流川はチームのエースとしてボールを受け取り山王工業のゴールに向かって突撃。沢北たちも素早く対応して彼を包囲し、赤木、宮城、三井もまたマークされて動けなくなる。しかしこの時、“まともに動けない”からこそ相手のマークが外れた花道がフリーであることに気付き、彼に向かってパスを出す。これを受け取った花道がシュートを決めて、湘北高校は山王工業に奇跡的な勝利を収める。
試合終了直後、流川は花道と勝利の興奮に突き動かされるまま無言でハイタッチを交わす。直後に「なんでコイツと一緒に喜ばなきゃいけないんだ」と互いに普段の素っ気ない態度に戻るものの、これが流川と花道が初めて決めたチームプレイだった。

敗退と全日本ジュニア合宿

優勝候補筆頭の山王工業を倒して一気に注目を集めた湘北高校だったが、この試合で力を使い果たし、重要な戦力ともなっていた花道が治療のために欠場したこともあって3回戦で呆気なく敗退。全国制覇の夢は泡と消える。
戦術の幅を広げたことで、沢北にも引けを取らない実力を見せつけた流川だったが、「日本一の高校生とは、チームを日本一に導く選手のことだ」との想いもあって、アメリカへの挑戦は再延期する。

しかしその活躍は高校バスケ界の重鎮の目に留まり、全日本ジュニアの合宿への参加を打診される。全国の同年代の猛者たちを肌で感じたこともあってか、普段クールな流川もこの評価は素直に嬉しかったらしく、湘北高校に戻ってからもジャージの下にこの時のユニフォームを着て練習に励んでいる。
湘南の浜辺でのトレーニング中、山王工業戦でのアクシデントで背骨を傷め、しばらくバスケを離れて療養とリハビリをすることになった花道とたまたま遭遇。「早く治して追いついてこい」とばかり、自慢気に全日本ジュニアのユニフォームを見せつけている。

流川楓の関連人物・キャラクター

桜木花道（さくらぎ はなみち）

湘北高校バスケ部のチームメイト。流川と同じ1年生だが、入部するまでバスケはほとんど未経験で、ルールも良く分かっていなかった。「一目惚れした晴子にいいところを見せたい」というのがバスケを始めた動機で、その晴子がバスケ選手としての流川に憧れていたため、「絶対に流川より活躍してやる」と一方的にライバル視される。バスケ選手として成長していく中で流川のバスケ選手としての能力の高さも理解していき、彼の実力については渋々ながら認めている。
流川は花道のことを「ドシロウト」、「ドアホウ」と呼んで言葉の上ではバカにしているが、実際のところ彼の努力と才能、そしてバスケ選手としての爆発的な成長に注目しており、「早く追いついてこい」と発破をかけることも少なくない。一方、それを素直に認めるのは沽券が許さないのか、彼に対しては山王工業戦のラストまでまともなパスを一本も出さなかった。

桜木花道（SLAM DUNK）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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桜木花道（さくらぎ はなみち）とは、『SLAM DUNK』（スラムダンク）の登場人物で、湘北高校バスケットボール部に入部した天才を自称するドシロウト。
恵まれた体格と抜群の身体能力、底無しのスタミナの持ち主。中学時代は荒れており、ケンカに明け暮れる日々を送っていた。高校入学後、同級生の赤木晴子に一目惚れし、彼女から「才能がある」と言われたことをきっかけにバスケを始める。次第にその才能を開花させ、チームに欠かせない戦力となり、“晴子の気を引くため”ではなく本気でバスケに打ち込んでいく。

安西光義（あんざい みつよし）

湘北高校バスケ部監督。かつて大学バスケ界で辣腕を振るった鬼監督で、当時は“白髪鬼（ホワイトヘアーデビル）”と呼ばれていた。期待していた谷沢という若手選手が独断でアメリカに渡り、その才能を自ら潰した末に事故死したことで情熱を失うも未練を持て余し、現在は高校バスケ界で選手の自主性に任せた指導を行っている。
唯我独尊な気質の流川だが、安西の指導方針や実績、選手の能力を見抜く力には一目以上置いており、監督として素直に信頼と尊敬を寄せている。

その安西は流川と花道を「谷沢を超える逸材」だと期待しており、だからこそ大切に育てようとしている。流川がアメリカ留学したい旨を相談してきた際は、今の彼ではまだアメリカでは通用しないことを見越して「とりあえず日本一の高校生になりなさい」と諭している。

仙道彰（せんどう あきら）

陵南高校バスケ部に所属する2年生。神奈川県内屈指のバスケ選手で、その才能も実力も流川とほぼ互角。経験値の差と戦術の幅により、実際の試合では要所要所で流川を上回るところも目立った。
流川を自分に匹敵する才能と自分に似た性格の持ち主だと捉え、「コイツと戦うのはおもしろい」と評している。その流川に「仲間へのパスができる場面でも、自分だけの力で突破したがる」という悪癖があることを見抜き、それがある限り試合では最後に自分が勝つと分析している。

流川もまた仙道の才能と実力を自分に匹敵するものと認め、だからこそ「なぜ能力的にはほぼ互角なのに試合では上を行かれるのか」が分からず、彼に1on1での対戦を申し込んでそれを探ろうとしている。

仙道彰（SLAM DUNK）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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仙道彰（せんどう あきら）とは、『SLAM DUNK』（スラムダンク）の登場人物で、神奈川県屈指の強豪として知られる陵南高校バスケットボール部のエース。
常にクールで飄々としているが、内にバスケへのストイックな情熱を宿す少年。自分本位でマイペースのように見えて責任感が強く、チームの勝利のために力を尽くす。バスケットマンとしての実力は県内でも1、2を争うほどのもので、湘北高校の天才ルーキー流川楓からは「超えるべき壁」と意識されている。自身も彼を強敵と認め、様々な形で対戦する。

沢北栄治（さわきた えいじ）

山王工業に所属する2年生。インターハイの優勝候補筆頭とされる山王工業の中にあって誰もが認めるエースであり、仙道すらも「中学の時にまるで歯が立たなかった」と語る日本一の高校生バスケ選手。
恵まれた才能と弛まぬ努力により、日本にはもはや敵がいない状態となってしまい、アメリカへのバスケ留学を強く望む。最後の大会と決めて臨んだインターハイで、自分に良く似た気質の流川と出会い、「お前を倒して、心残りなくアメリカに行く」と挑発的な宣言を行った。

流川もまた沢北が今の自分を超える力の持ち主であることを認め、試合中に彼を倒して日本一の座を奪い取り、その上で自分がアメリカに行こうと奮闘。試合には勝利したものの、流川の中では納得のいかない形だったらしく、その後も日本に留まっている。

沢北栄治（SLAM DUNK）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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沢北栄治（さわきた えいじ）とは、『SLAM DUNK』（スラムダンク）の登場人物で、秋田県代表にしてインターハイ優勝候補筆頭とされる山王工業高校バスケットボール部のエースプレイヤー。
誰もが認める高校バスケ界最高の天才児。根っからのバスケ狂で、子供の頃から父の沢北哲治とバスケ勝負に興じ、アメリカへのバスケ留学の準備を進めている。山王工業バスケ部の中でもその実力は高く評価されているが、一方で精神的にはまだ隙があり、先輩たちからそれを注意されることもしばしばである。

流川楓の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「よろしく ご指導ご鞭撻のほど… お願いします」