カク（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ドレスローザ

偉大なる航路（グランドライン）にあるドレスローザという国は、当時王下七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴによって支配されており、仮初の平和の中で人々は暮らしていた。しかし前王リク・ドルド三世がドフラミンゴにハメられて失脚したことなど、ドレスローザの闇の部分が露見する。ルフィは同盟を組んだハートの海賊団のトラファルガー・ローや居合わせた海賊や戦士達と共にドフラミンゴを倒すことに成功し、ドレスローザに本当の平和が戻るのだった。

平和に戻ったドレスローザの影では、真っ白い服に身を包んだ世界政府のエージェントが暗躍していた。ドフラミンゴの取引相手のリストを入手するために調査をしていたが、そのリストは既に反世界政府組織・革命軍によって持ち去られた後だった。原作漫画ではカクはセリフだけの登場だったが、老人のような特徴的な喋り方からカクであることを読者達は確信し、カク再登場への期待が高まっていた。TVアニメ版ではシルエットも登場。四角い長い鼻をした人物が映っていた。

世界会議（レヴェリー）

『ONE PIECE』の世界では、4年に一度、世界政府に加盟する170以上の国の王達が集まる世界会議（レヴェリー）というものが行われる。そこには会議に参加する王達だけでなく、王の親族達も集い、会議の間親交を深めていた。今回の世界会議には久方ぶりに魚人島リュウグウ王国の王族も参加しており、王女のしらほし姫は注目の的だった。そんなしらほし姫を世界貴族”天竜人”のチャルロス聖が自分のものにしようと、部下達に命じて捕縛しようとする。その場に居合わせた麦わら大船団に所属するトンタッタ族のレオと八宝水軍の棟梁であるドン・サイがしらほし姫を助けようとしたが、カク達「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に阻まれてしまった。「天竜人に逆らうな 子供でも知っとるぞ」と言って登場したカクは、「CP-0」のトレードマークである白い服に身を包み登場。「CP9」時代に被っていたキャップはハットに変更されていた。「CP-0」は”天竜人”直属の諜報機関であり、その護衛も担っている。しらほし姫の捕獲を邪魔するものを殺せと、チャルロス聖はカク達に命令したが、同じ”天竜人”のドンキホーテ・ミョスガルド聖に止められたため命令を遂行できなかった。

エッグヘッド

世界政府に雇われているDr.ベガパンクの研究所がある未来島エッグヘッド。カクは、「CP-0」として任務を請け負い、同僚のロブ・ルッチとステューシーと共にその「エッグヘッド」を目指していた。任務は元王下七武海で元ソルベ王国国王のバーソロミュー・くまの姿を模した人造人間”パシフィスタ”の返却と、Dr.ベガパンクの暗殺。Dr.ベガパンクは500年先の未来を見ていると言われるほど頭脳の持ち主であり、世界の発展に必要不可欠とされてる。そんな”世界一役に立つ男”の突然の暗殺命令にルッチは疑問を抱いていた。ステューシーはそんなルッチに詮索しないように警告し、カクは自分達を巻き込まないでくれと呆れた表情を見せた。

エッグヘッドへ到着したカク達は、Dr.ベガパンクに上陸の許可を求めたが、ベガパンクからの返事は否だった。返却予定の”パシフィスタ”は自力での帰還が可能であるため、帰還命令を出して任務完了とし、カク達には上陸せずに帰るようにとベガパンクは言う。ベガパンクの頑なな態度を見て、「CP-0」の指揮を執るルッチは船を乗り捨てて”パシフィスタ”の能力で無理やりエッグヘッドの内部に上陸することを決めた。そしてカク達はエッグヘッドに上陸に成功する。カクはエッグヘッドから放たれる未来感にウキウキワクワクを隠しきれず一人大はしゃぎ。ホログラムのドラゴンを見て「宇宙怪獣だな！？」と「六式」の「月歩」で宙へ飛び、「嵐脚」を放つ。しかしホログラムなので当然攻撃は当たらない。カクは飛んだついでにと、ベガパンクのいそうなエッグヘッドの上層部にある”研究層（ラボフェーズ）”を目指した。しかし雲に描かれた二本の線を超えた途端、迎撃システム”フロンティアドーム”のレーザービームに焼かれてしまう。ステューシーはエッグヘッドに来たことがあるようでそのことを知っており、ルッチには説明をしていたが、カクを止める素振りは見せなかった。カクはそんなステューシーに「おのれ 性格が悪いのう ステューシー！！」と怒るが、ステューシーのほうは「うふふ 体は暖まった？」と素知らぬフリをしていた。

「CP-0」がエッグヘッドへの”侵入者”だということがわかり、エッグヘッドは混乱に陥った。ベガバンクの分身「猫（サテライト）」の1人・暴（アトラス）は、侵入者を排除しようとカク達に向かってくる。しかし暴（アトラス）はルッチによって返り討ちにされてしまった。そこへベガパンクの「本体（ステラ）」を連れたルフィ達が通りかかる。ルフィは倒れる暴（アトラス）を見て怒り、ルッチと戦いを始めた。カクとステューシーは、その戦いを止めようとするが収まらない。ルフィは「ギア5」で太陽神”ニカ”の姿に変わり、ルッチを圧倒して、その場を離脱した。カク達はベガパンクを追おうとしたが、”フロンティアドーム”が手強くて先へ進めず頭を悩ました。しかし突然トラブルが発生したようで、”フロンティアドーム”が停止。カク達はその隙を突いて”月歩”で空を飛んで”研究層（ラボフェーズ）”へと侵入した。そこにはルフィ達のサウザンド・サニー号が停泊していた。ベガパンクを島から連れ出されたら困るので、カクは”嵐脚 周断（らんきゃく あまねだち）”で船を攻撃。しかし船番として残っていたゾロに止められてしまう。カクはそのままゾロとの戦闘に入った。カクは獣型のキリンの姿になって戦う。その姿は覚醒段階に至っているように見えた。戦いはセラフィムを味方につけた「CP-0」が優勢で、カクもゾロを押していた。しかし突然、カクはその長い首を同僚のステューシーにかぷりと噛みつかれる。それと同時にカクは意識を失って深い眠りについた。

海楼石の手錠をかけられて能力を封じられたカクが目を覚ますと、セラフィムが暴走していた。正確には、何者かの命令を受けて、ベガパンクの「猫（サテライト）」を始めとする研究層にいる人間を皆殺しにしようとしていた。カクとルッチは、ここで死ぬわけにはいかないと、ルフィに共闘を申し入れる。しかしそれに対してルフィはものすごく嫌そうな顔を返した。仮に共闘をしたとして、錠を外したて戦いが終わった後に大人しくまた捕まってくれるとは考えられない、と傍らにいたゾロが言う。カクはなんとか共闘に持っていこうと言葉を並べるが、その横でルッチが任務内容を喋ったり、ルフィの安い挑発に乗ったりするので、半ば頭を抱えた。しかし最後には共闘になり、カクはゾロと共にセラフィムを攻撃することに成功するのだった。

カクの関連人物・キャラクター

ロブ・ルッチ

CV：関智一

「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」の諜報部員。カクの同僚に当たる。元は「CP9」のメンバー。幼少期から世界政府の英才教育を受け、13歳の頃には「CP9」に在籍していた。地位や権力に興味はないが、血を見ることを何より好む。「CP9」にも「殺しが正当化される」という理由で在籍していた快楽殺人鬼である。常に冷静沈着で、冷酷無情。”弱い”ことを”罪”だと考えている。悪魔の実「ネコネコの実 モデル"豹（レオパルド）"」の能力者で、当然「六式使い」である。「六式」の練度はエージェントの中でも群を抜いており、六式の最終奥義「六王銃」も使うことが可能。

ウォーターセブン編でカクや他の船大工と共に初登場を飾る。古代兵器「プルトン」の設計図を入手するために、カク達と共に潜入任務に当たっていた。ウォーターセブンの造船会社ガレーラカンパニーに所属している時は自分では一切喋らず、相棒の鳩のハットリに腹話術で喋ってもらっていた。ニコ・ロビンを巡る戦いで主人公モンキー・D・ルフィに敗れた後、当時「CP9」の司令官だったスパンダムに任務失敗の罪をなすりつけられるが、これも仲間と乗り越え見事に「サイファーポール”イージス”ゼロ」の諜報部員として返り咲く。

ワノ国編終了後、ステューシーやカクと共にDr.ベガパンク暗殺の命を受けて、「エッグヘッド」に向かう。

ロブ・ルッチ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ロブ・ルッチとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。「CP（サイファーポール）」と呼ばれる世界政府の諜報機関に所属している。初登場はウォーターセブン編。造船会社ガレーラカンパニーの職人として登場し、その後「CP9」の諜報部員だったことが判明した。新世界編では、「CP」の中でも最上級機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属している。幼い頃から英才教育を受け、13歳の頃には「CP9」に所属していたというエリート。「必要悪」という正義を掲げ、暗殺対象を確実に抹殺する。

ステューシー

CV：金月真美

「サイファーポール”イージス”ゼロ」の諜報部員。カクの同僚に当たる。華奢な体をしたうら若き女性であるが、何十年も生きているという噂があり、年齢は不明。「歓楽街の女王」という異名を持っており、裏社会で有名である。四皇ビッグ・マム／シャーロット・リンリンと交流があり、彼女を「リンリン」と呼ぶなど親しげ。ビッグ・マムが開催するお茶会にも度々参加している。

体を極限にまで鍛え上げ、己を武器とする体術「六式」も体得済み。ホールケーキアイランド編では、「指銃」の派生技「飛ぶ指銃」や「嵐脚」を使用している姿が描かれている。ワノ国編終了後、ルッチやカクと共にDr.ベガパンク暗殺の命を受けて、「エッグヘッド」に向かう。

ステューシー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ステューシーとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。新世界編になってから登場したキャラクターで、「CP（サイファーポール）」と呼ばれる世界政府の諜報機関の中でも最上級機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属している。闇の世界の帝王の一人で、「歓楽街の女王」という異名持っており、四皇ビッグ・マム／シャーロット・リンリンとも交流がある。エッグヘッド編で、ロックス海賊団ミス・バッキンガム・ステューシーのクローンであることが明かされた。

スパンダム

CV：小野坂昌也

「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」の諜報部員。「CP-0」になったカクの同僚に当たる。もともとは「CP9」の司令官であり、カクの上司だった。父親のスパンダインが前の「CP9」の司令官をしており、その座を譲ってもらった。なので、スパンダム自身は戦闘力が皆無である。自身の出世のためになる仕事しかやりたがらない。

エニエス・ロビーでのニコ・ロビンを巡る一件の失敗を、カク達「CP9」のメンバーになすりつけ、父親のスパンダインと共にルッチ達の暗殺計画を練っていた。しかし計画は失敗。父親のスパンダインが病床に伏して権力が弱まってきていることも影響してか、スパンダムの立場も弱くなってきている。新世界編に入り、カク達同様「CP-0」の諜報部員になった。

スパンダム（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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スパンダムとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。「CP（サイファーポール）」と呼ばれる世界政府の諜報機関に所属している。初登場はエニエス・ロビー編。「CP9（シーピーナイン）」の司令長官として登場した。父親スパンダインの権力で出世してきたため、戦闘力は皆無。政府の重要機関の長とは思えないマヌケな性格である。新世界編では、「CP」の中でも最上級機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」の諜報員になっており、かつての部下ロブ・ルッチと同僚という立場になっている。

ジャブラ

CV：高塚正也

「CP9」の諜報部員。エニエス・ロビー編で登場した。悪魔の実「イヌイヌの実 モデル"狼（ウルフ）"」の能力者である。「六式使い」であり、全身に「鉄塊」をした状態で動ける唯一の人間。それを利用した「鉄塊拳法」の使い手でもある。

「CP9」時代はルッチに次ぐ実力者だったが、カクに抜かされそうになっていることにやや焦っており、カクに悪魔の実を食べないように忠告していた。

ジャブラ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ジャブラとは、『ONE PIECE』（ワンピース）の登場人物。「CP」（サイファーポール）と呼ばれる世界政府の諜報機関に所属する諜報員。いくつか部署がある「CP」の中で、唯一”殺し”が許可されている「CP9」（シーピーナイン）に所属していた。初登場のエニエス・ロビー編では、麦わらの一味コックのヴィンスモーク・サンジに敗れている。新世界編に入って長らく登場がなかったが、ワノ国編が終わった後、ルッチ達同様、「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属していたことが明らかになった。