ステューシー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ステューシーの概要

ステューシーとは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。

「CP（サイファーポール）」と呼ばれる世界政府の諜報機関の中でも最上級機関「サイファーポール”イージス”ゼロ」に所属する諜報員である。世界政府や海軍の人間が体得している武術「六式」も使用でき、その地位に見合う実力を兼ね備えている。
「CP」は、「CP1」から「CP8」までが公に存在し、ないはずの9番目の諜報機関として「CP9（シーピーナイン）」が存在する。「CP1」から「CP9」までは、世界政府直属の諜報機関であるが、「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」だけは、世界貴族”天竜人”直属の組織となっている。時に五老星や海軍ですら把握できない越権行為を行使することも可能。白いスーツに身を包んでおり、マスクで顔を隠している者もいる。マスクをつけているエージェントは、「CP-0」の中でも別格であるとのこと。麦わらの一味の考古学者ニコ・ロビンは「『CP-0』が動く時にいい事など起こらない」として、その存在を警戒している。

ステューシーは、闇の世界の帝王の一人で、「歓楽街の女王」という異名で知られている。四皇ビッグ・マム／シャーロット・リンリンとも交流があり、彼女のことを「リンリン」と呼ぶ親しい仲であるもよう。ビッグ・マムのお茶会に度々参加している。見た目はうら若き女性だが、年齢は不明。何十年も生きているという噂がある。
未来島エッグヘッド編では、ステューシーが、ロックス海賊団のミス・バッキンガム・ステューシーのクローンだったことが判明した。過去に存在した天才科学者集団「MADS（マッズ）」で生まれたもよう。このミス・バッキンガム・ステューシーは、既出のキャラクターである自称白ひげの愛した女ミス・バッキンである。

ステューシーのプロフィール・人物像

本名：ステューシー
異名：歓楽街の女王（裏社会での通称）
年齢：不明
身長：179cm
所属：CP-AIGIS0諜報部員
能力：六式
覇気：武装色、見聞色
出身地：偉大なる航路
誕生日：4月24日（ス（中国語の4）テュー（2）シ（4）ー）
星座：おうし座
血液型：S型
好物：アップルパイ

CV：金月真美

金色のウェーブのかかったボブヘアが特徴の美しい女性。「歓楽街の女王」という異名にふさわしい気品を持っており、大きな花のコサージュのついた帽子が似合う貴婦人である。華奢な体格から想像できないほどの強さを持っており、極限まで肉体を鍛え上げ自らの身体を武器とする体術「六式」も体得済み。諜報部員らしい周到さもあり、冷酷さも持ち合わせている。

未来島エッグヘッド編で、ステューシーがロックス海賊団のミス・バッキンガム・ステューシーのクローンだと明かされた。その際、背中にはコウモリのような黒い翼があった。同僚のはずのカクに噛みつき、カクを眠らせ、その口元にはカクのものと思われる血が滴っていた。

ステューシーの能力

六式（ろくしき）

人体を極限まで鍛え上げて、自らの体を武器に匹敵させる究極の体術。「指銃（しがん）」、「鉄塊（てっかい）」、「紙絵（かみえ）」、「剃（そる）」、「月歩（げっぽう）」、「嵐脚（らんきゃく）」という6つの技の総称で、これら6つの技を使いこなす人間を「六式使い」と呼ぶ。「CP」の中で唯一”殺し”が認められている機関「CP9」のメンバーは全て「六式使い」であり、上位の存在である「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」のメンバーもほぼ「六式使い」である。

ステューシーは作中で、硬化させた指先で相手の体を撃ち抜く「指銃」という技と、爆発的な脚力で空を蹴り、空中を移動する「月歩」を披露している。「指銃」は通常相手の体を直接指先を撃ち抜く技だが、ステューシーは遠くにいる人間にダメージを与える「飛ぶ指銃」を使用した。

ステューシーの来歴・活躍

ホールケーキアイランド編

四皇ビッグ・マム／シャーロット・リンリンの第35女シャーロット・プリンと、麦わらの一味のコックで海遊軍事国家ジェルマ王国の第三王子であるヴィンスモーク・サンジの結婚式が行われることになった。ビッグ・マムのナワバリ万国（トットランド）にある城で行われる式に参列するため、裏社会で名を馳せるゲスト達が到着する。ステューシーは「歓楽街の女王」という異名で裏の社会では有名で、プリンとサンジの結婚式に参列することになっていた。ステューシーは、ビッグ・マムのことを「リンリン」と呼び、親しげである。そして結婚祝いにとステューシーは、ビッグ・マムにプレゼントを送った。

結婚式が始まってすぐのこと、ビッグ・マムの暗殺を目論んで1年以上前にビッグ・マム海賊団の傘下に入った最悪の世代カポネ・”ギャング”ベッジと、サンジを奪還したいルフィ達麦わら一味が暴れ始めた。その混乱に乗じて、招待客の一人だった闇金王”福の神”ル・フェルドがビッグ・マムの持っていた”玉手箱”の中身をすり替えようとする。しかしステューシーはフェルドが”玉手箱”を開けるのを「飛ぶ指銃」を使って阻止。この時ステューシーが「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」のメンバーであることも明らかになる。ステューシーはフェルドに罪をかぶせて、”玉手箱”を世界政府のものにしようとした。その様子を影から見守っていた世界経済新聞社社長”ビッグニュース”モルガンズに、ステューシーは情報操作を依頼。以降、万国でルフィ達が起こした一連の騒ぎをモルガンズと見守り、共に万国を離れた。

世界会議（レヴェリー）編

『ONE PIECE』の世界では、4年に一度、世界政府に加盟する170以上の国の王達が集まる世界会議（レヴェリー）というものが行われる。そこには会議に参加する王達だけでなく、王の親族達も集い、会議の間親交を深めていた。今回の世界会議には久方ぶりに魚人島リュウグウ王国の王族も参加しており、王女のしらほし姫は注目の的だった。そんなしらほし姫を世界貴族”天竜人”のチャルロス聖が自分のものにしようと、部下達に命じて捕縛しようとする。その場に居合わせた麦わら大船団に所属するトンタッタ族のレオと八宝水軍の棟梁であるドン・サイがしらほし姫を助けようとしたが、ステューシー達「CP-0」に阻まれてしまった。ステューシーは「CP-0」のトレードマークである白い服に身を包み登場。「CP-0」は”天竜人”直属の諜報機関であり、その護衛も担っている。しらほし姫の捕獲を邪魔するものを殺せと、チャルロス聖はステューシー達に命令したが、同じ”天竜人”のドンキホーテ・ミョスガルド聖に止められたため命令を遂行できなかった。

エッグヘッド島編

世界政府に雇われているDr.ベガパンクの研究所がある未来島エッグヘッド。ステューシーは、「CP-0」として任務を請け負い、同僚のロブ・ルッチとカクと共にそのエッグヘッドを目指していた。任務は元王下七武海で元ソルベ王国国王のバーソロミュー・くまの姿を模した人造人間”パシフィスタ”の返却と、Dr.ベガパンクの暗殺。Dr.ベガパンクは500年先の未来を見ていると言われるほど頭脳の持ち主であり、世界の発展に必要不可欠とされてる。そんな”世界一役に立つ男”の突然の暗殺命令にルッチは疑問を抱いていた。ステューシーはそんなルッチに詮索しないように警告する。

エッグヘッドへ到着したステューシー達は、Dr.ベガパンクに上陸の許可を求めたが、ベガパンクからの返事は否だった。返却予定の”パシフィスタ”は自力での帰還が可能であるため、帰還命令を出して任務完了とし、ステューシー達には上陸せずに帰るようにとベガパンクは言う。ベガパンクの頑なな態度を見て、「CP-0」の指揮を執るルッチは船を乗り捨てて”パシフィスタ”の能力で無理やりエッグヘッドの内部に上陸することを決めた。そしてステューシー達はエッグヘッドに上陸に成功する。ステューシーはエッグヘッドに来たことがあるようで、ベガパンクの分身といえる「猫（サテライト）」についてや島内のセキュリティ”フロンティアドーム”について詳しかった。しかし説明するのが今一歩遅く、エッグヘッドの醸し出す未来感にウキウキワクワクを隠しきれないカクは、ホログラムのドラゴンに「六式」の「嵐脚」で攻撃したり、島内の迎撃システムであるレーザービームで焼かれたりと酷い目に遭ってしまう。ステューシーはカクから「性格が悪い」と文句を言われるが、どこ吹く風といった様子であった。

ステューシー達が”フロンティアドーム”への対策を考えていると、突然”フロンティアドーム”が解除された。あまりに都合の良い展開に、ルッチは最初警戒を見せたが、最終的にはエッグヘッドの上層部にある研究層（ラボフェーズ）へと突入した。そこには麦わらの一味の船サウザンド・サニー号があった。逃げられては厄介だと、ルッチは船の破壊を決める。それを聞いてカクが「嵐脚”周断（あまねだち）”」を放った。しかしそれは船番をしていた麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロによって防がれた。船を巡った攻防は、パシフィスタを味方につけたステューシー達「CP-0」が有利だった。

しかし事態は一変する。ステューシーは悪魔の実「ウシウシの実 モデル"麒麟（ジラフ）"」の能力でキリンの姿に変身していたカクの長い首にカプリと噛みついた。するとカクはバタリと意識を失い、その場に倒れる。それを見たルッチは状況に混乱し、驚愕の表情を見せた。ステューシーは、そんなルッチに「お願いルッチ…あなたもそうして（カクみたいに眠って）」と妖艶な笑みを浮かべる。ステューシーは海楼石でルッチの悪魔の実の能力を無効化し、カク同様、ルッチを眠らせた。そしてベガパンクに着いていくために合流をする。しかしその頃、研究層ではベガパンクの「本体（ステラ）」が行方不明になるという事件が起こっていた。ステューシーは、ベガパンクを探すためにサンジとジンベエと共に研究所内の捜索へと出かけるのだった。

「本体（ステラ）」はベガパンクの分身「猫（サテライト）」の1人である「欲（ヨーク）」に捕らえられていた。「欲（ヨーク）」はベガパンク達を裏切り、天竜人（世界貴族）になることを望んでいたのだ。結局「欲（ヨーク）」は麦わらの一味に取り押さえられて事なきを得たが、その頃エッグヘッドにはベガパンク達を確実に抹殺するために海軍の艦隊が向かっていた。一味が脱出に思案している最中、目を覚ましたルッチが「本体（ステラ）」”指銃（しがん）”を放つ。ステューシーは間一髪ルッチと「本体（ステラ）」の間に入ることができた。ルッチはそのまま麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロと交戦に入った。麦わらの一味達や「猫（サテライト）」達は脱出のために奔走。ステューシーは拘束されたままのカクと共にその場に残った。そこに「本体（ステラ）」が死亡したという連絡が入る。「本体（ステラ）」を守るのが使命だったステューシーは、「本体（ステラ）」亡き後、どう生きればいいかわからなかった。しばらくして「猫（サテライト）」の1人「想（エジソン）」から管制室に通信が入る。ステューシーは「想（エジソン）」にカクを逃がしたいと頼んだ。そこには「本体（ステラ）」を守りたいという気持ちと友達を傷つけたくないという葛藤に揺れるステューシーの姿があった。

ステューシーの関連人物・キャラクター

ビッグ・マム／シャーロット・リンリン

CV：藤田淑子（571話）→ 小山茉美（786話～）

偉大なる航路（グランドライン）の後半の海・新世界に、皇帝のような強さで君臨する4人の大海賊・四皇の一人だった女海賊。自身の子供達で構成するビッグ・マム海賊団の船長であり、万国（トットランド）の女王。悪魔の実「ソルソルの実」の能力者で、自身や他者の魂を利用して、自身を強化したり、ホーミーズと呼ばれる生物を生み出すことができる。かなり巨大な女性だが、巨人族ではなく、むしろ巨人族からは目の敵にされている。圧倒的な強さで何十年にも渡って四皇の座に君臨していたが、ワノ国で最悪の世代トラファルガー・ローとユースタス・”キャプテン”キッドに敗れて、その座を退く形となった。

自分の35番目の娘シャーロット・プリンと、麦わらの一味のコックで海遊軍事国家ジェルマ王国の第三王子ヴィンスモーク・サンジの結婚を決め、盛大に結婚式を催す。ステューシーを来賓客として招いた。ステューシーからは「リンリン」と呼ばれており、親しげであるが、立場的にステューシーが「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」のエージェントであることには気がついていないと思われる。

ビッグ・マム／シャーロット・リンリン（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ビッグ・マム（本名：シャーロット・リンリン）は、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。
偉大なる航路（グランドライン）の後半の海・新世界に皇帝のように君臨する4人の大海賊・四皇の内の1人。お菓子の為なら一国を滅ぼしてしまう凶悪な人物。43人の夫を持ち、その夫との間に85人の子供を産んでいる。その子供達とビッグ・マム海賊団を結成しており、その船長を担っている。ワノ国編でトラファルガー・ローとユースタス・”キャプテン”・キッドに敗れ、四皇の座を退いた。

ロブ・ルッチ