キラー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ルフィ達はワノ国を出て、世界一の天才科学者Dr.ベガパンクのいる未来島エッグヘッドに到着し、早速騒動に巻き込まれる。その頃、キラー達は巨人族の島・エルバフに着いていた。そこには因縁の相手、四皇・赤髪のシャンクス率いる赤髪海賊団やその傘下の海賊達が停泊していた。キッド海賊団は、以前の抗争時にシャンクスに会うこともできずに、コテンパンに敗北した過去がある。その時にキッドは左腕を失った。キラーは、「次は腕じゃ済まねェだろう 命を奪われる…！！！」とキッドに言う。それに対するキッドの答えは、「ハハハ！！それァ――もしおれが敗けたらの話だよな！！！」だった。

キラーの関連人物・キャラクター

ユースタス・キッド

CV：浪川大輔

キッドと同じ最悪の世代（超新星）の一人。キラーが所属するキッド海賊団の船長である。南の海出身。キラーのことを「相棒」と呼び、厚い信頼を寄せている。悪魔の実「ジキジキの実」の能力者で、磁気を操ることができる磁石人間。キラーとは幼馴染であり、名前で呼び合う仲。凶悪な人相をしており、その外見通り性格も凶暴。短気で喧嘩っ早い。しかし初恋の人も、フラれた理由も、そのせいで嫌いになった食べ物も全てキラーと同じというほっこりエピソードを持っている。

ワノ国編では人工悪魔の実「SMILE」を食べて笑うことしかできなくなってしまったキラーを見て怒り心頭。大切な仲間であり、相棒であるキラーをこんな目に合わせたオロチやカイドウへ憎悪を募らせる。結果的にキラーはコンプレックスをほぼ克服したと思われるが、カイドウの居城・鬼ヶ島ではキラーのことを笑う百獣海賊団の面々をイチイチぶっ飛ばして怒りをぶつけていた。鬼ヶ島での戦いでは同じ最悪の世代でハートの海賊団の船長であるトラファルガー・ローとの共闘の末に、四皇ビッグ・マム／シャーロット・リンリンを倒すことに成功。懸賞金が30億ベリーに跳ね上がったが、新たな四皇の座はルフィに取られてしまった。

ユースタス・キッド（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ユースタス・キッドは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィと同時期に台頭してきたルーキー海賊・超新星（最悪の世代）の一人。”キャプテン”キッドという異名を持つ。鋭い目つきをした凶悪な人相をしており、凶暴で好戦的な性格をしている。相手が誰であろうと怯むことなく挑んでいくタイプの海賊であり、四皇・赤髪のシャンクスとの戦いで左腕を失った。ワノ国編で、トラファルガー・ローと共にビッグ・マム／シャーロット・リンリンを倒した。

バジル・ホーキンス

CV：宗矢樹頼

キラーと同じ最悪の世代（超新星）の一人。ホーキンス海賊団の船長で、悪魔の実「ワラワラの実」の能力者。初登場時の懸賞金は、懸賞金2億4900万ベリーで、新世界編に入り3億2000万ベリーに上がった。タロット占いの結果を信じ、それを原理に行動する。作中での占いの的中率は100％近い。

新世界編ではキラーの所属するキッド海賊団と、同じ最悪の世代スクラッチメン・アプー率いるオンエア海賊団と同盟を結ぶ予定だった。しかし話し合いの場に突然空から降ってきた四皇・百獣のカイドウを前に自らの死を悟り、戦わずしてカイドウの軍門に下った。ワノ国編に入ってからは、百獣海賊団の幹部”真打ち”の一人として登場し、鬼ヶ島ではキラーと一騎打ちの勝負をする。戦いでキラーに左腕を切り落とされて敗北した。

バジル・ホーキンス（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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バジル・ホーキンスとは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィと同時期に台頭してきた、懸賞金億超えのルーキー海賊の一人。超新星、または最悪の世代と呼ばれる海賊の一人でもある。悪魔の実「ワラワラの実」の能力者。新世界編では四皇・百獣のカイドウを相手に心が折れてしまい、戦わずして軍門に下る。鬼ヶ島の戦いでは、キッド海賊団の戦闘員キラーとの戦いで片腕を失った。

キラーの名言・名セリフ／名シーン・名場面

ホーキンスとの戦いで見せた度胸と冷静さ

鬼ヶ島でのホーキンスとの戦いで、キラーはキッドの命を人質に取られて劣勢だった。しかしキラーは劣勢の中でも冷静さを欠かずに、ホーキンスの技に”穴”がないかを分析する。キラーは、「ホーキンスが受けた行き場のないダメージは、ホーキンスにとどまる」という仮説を立てたが確証はない。もし仮説が間違っていれば、とんでもないダメージがキッドに還元されてしまう。このまま負けるワケにはいかないとキラーは一か八かホーキンスに攻撃をしかけ、左腕を切り落とした。キラーの仮説は正しかった。キッドには左腕がもともとないため、左腕が切り落とされるというダメージがホーキンスを襲い、ホーキンスは左腕を失った。

劣勢の状況でも冷静に場を見極め、豪胆とも言える度胸を見せたキラーの名場面である。

キラーの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

キャラクターモデルは音楽ユニット「ダフト・パンク」とホラー映画の登場人物「ジェイソン・ボーヒーズ」説

キラーのキャラクターモデルは、フランスの電子音楽デュオの「ダフト・パンク」と、”13日の金曜日”でおなじみのホラー映画の登場人物「ジェイソン・ボーヒーズ」だと考えられている。

「ダフト・パンク」は顔全体を覆うマスクをかぶった二人組の音楽ユニット。この顔全体を隠しているマスクはキラーのものに酷似しており、このマスクに「ジェイソン・ボーヒーズ」の仮面のように穴を開けたのだと考察されている。

もしも「SMILE」が失敗作じゃなかったら

人造悪魔の実「SMILE」を食べたものの、適合しなかったために笑う以外の感情を顕にすることができなくなってしまったキラー。だが、もし「SMILE」に適合していたらどうなっていたのか。

『ONE PIECE』単行本101巻の読者質問コーナー「SBS」では、読者から「もし失敗しなかったら（キラーは）どんなスマイル能力者になりますか。」という質問が投稿された。「SMILE」の適合者は、成功しても残念な見た目になる場合が多い。作者・尾田栄一郎が明かしたキラーが「SMILE」に適合した場合の姿もご多分に漏れず、残念な外見になっている。

キラーが「SMILE」に適合した場合は象の能力者になるとのこと。体の形はほぼ象であり、後ろ足だけがキラーのもののようだ。そして長い鼻の先にマスクで顔を覆ったキラーの顔がついている。さらに奇怪なことに、キラーの「パニッシャー」付きの腕が、歩行に使う4本足とは別に横腹からニョキッと出ている状態だ。読者からは「これを見たらキッドが泣いちゃう……」といった声が上がっている。

初恋の相手はシルトン・ドルヤナイカちゃん

キラーと幼馴染であるキッドの初恋の相手は同じ女の子だったいう。名前はシルトン・ドルヤナイカちゃん。『ONE PIECE』単行本98巻のSBSのコーナーでその容姿も明らかになった。ちなみにキラーとキッドは嫌いな食べ物も同じで、カレーうどんが嫌いだという。嫌いな理由は、「カレーうどんの汁で汚れたドルヤナイカちゃんを二人で笑ってしまい、ボコボコに殴られた挙句、フラれてしまった」という苦い過去があるからとのこと。同じ女の子を好きになり、同じ理由で同じ食べ物を嫌いになったキラーとキッド。その深い信頼関係は幼い頃から構築されていたことを感じさせるエピソードでもある。