霜月くいな（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

霜月くいなの概要

霜月くいな（しもつき くいな）とは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。

麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロの出身地・東の海（イーストブルー）のシモツキ村出身。ゾロの幼なじみでライバルだった少女である。父・コウシロウが開いている剣道場で子供ながらに一番の腕を持っていた。幼き日のゾロは幾度もくいなに挑むが全敗。自分が女であるために成長していくにつれて、男性よりも筋力などで劣っていくことを理解しており、そのことを嘆いていた。しかしそれをゾロに否定され、励まされる。そしてゾロと「どちらが早く世界一の剣豪になるか競争する」という約束を交わして、強くなることを誓った。その矢先不慮の事故で11歳でこの世を他界する。くいなはゾロが生涯ただ一人勝てなかった人となった。

くいなの死をきっかけにゾロは「世界一の大剣豪になる」という夢を持つようになる。自分の名が天国にいるくいなにも届くようにと、強くなることを誓い、くいなが持っていた刀「和道一文字（わどういちもんじ）」をくいなの父・コウシロウから譲り受けた。

長らく”霜月”という姓は伏せられていたが、ワノ国編でくいなの祖父が霜月コウ三郎（しもつき コウざぶろう）というワノ国の刀鍛冶だったことが判明。これによってくいなやコウシロウの姓が”霜月”であることが明らかになった。霜月家はワノ国では代々鈴後（りんご）と白舞（はくまい）という地方を治めている大名の一族の姓と同じであり、くいなもその血を引いていることが予想される。

霜月くいなのプロフィール・人物像

本名：くいな
出身地：“東の海”シモツキ村
誕生日：9月17日（くいな→917）
年齢：享年11歳
身長：150cm
血液型：S型
好物：牛乳、卵焼き

CV：豊嶋真千子

麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロの幼なじみでライバル。スラッとした体型で髪型はショートカット。性格はサバサバしており、ボーイッシュである。父・コウシロウの剣道場で剣の腕を磨いており、くいなが11歳の当時は道場で一番くいなが強かった。ゾロは再三くいなに挑むが全敗している。強気な性格をしているが、自分が女であり、そのためにいつか弱くなってしまうことを恐れていた。しかしゾロにそのことを否定され、励まされたことで前向きになり、「どちらが早く世界一の剣豪になるか競争する」という約束をゾロと交わす。しかしその矢先不慮の事故で亡くなった。

東の海編では、ローグタウンでくいなに顔がそっくりな海軍曹長たしぎが登場。たしぎを見た瞬間、ゾロはくいなにそっくり過ぎて驚いており、そのせいでたしぎになんとなく苦手意識を持っている。大人に成長していれば、たしぎのようなかんじに育ったであろうことがうかがえる。

霜月くいなの武器

刀：和道一文字（わどういちもんじ）

拵：白塗鞘太刀拵、直刃、柄は白。

「大業物21工」に位する刀。刀の作者はくいなの祖父・霜月コウ三郎である。ゾロに真剣での勝負を申し込まれた際に使用した。くいなが亡くなってからはコウシロウからゾロへと譲られている。

霜月くいなの来歴・活躍

くいなは東の海（イーストブルー）のシモツキ村で生まれ育った元気な11歳の少女だ。父・コウシロウの開く剣道場で日々、剣術の鍛錬に励んでおり、男の子を含めた同門の中で一番の強さを誇っていた。ロロノア・ゾロもくいなと同じ剣道場で剣術を学んでおり、当時は二本の刀を使う二刀流を磨いていた。くいなはゾロから度々勝負を持ちかけられたが、全勝。ゾロに対して2000戦2000勝の記録を持っていた。

ある時くいなはゾロに真剣を使った勝負を持ちかけられる。くいなは自身の刀「和道一文字」を使ってその勝負を受けた。結果はくいなの勝利。くいなは2001勝目を飾った。しかしくいなには悩みがあった。それは「世界一強い剣豪になる」という夢を持っているのに、自分が女性であるため叶わないことだった。父・コウシロウから「女の子が世界一強くはなれない」と言われ、男の子のゾロを羨み、「…私だって世界一強くなりたいよ！！」と悔し涙を浮かべた。しかしくいなのその考え方はゾロによって否定される。ゾロは、「おれに勝っといてそんな泣き事言うなよ！！！卑怯じゃねェかよ！！お前は おれの目標なんだぞ！！！」と激怒し、「男とか女とか、一生懸命お前に勝つ為に特訓しているおれがバカみてェだろ！！！」と語った。そしてゾロは続けて、「約束しろよ！！！いつか必ずおれかおまえが、世界一の剣豪になるんだ！！どっちがなれるか競争するんだ！！！！」と言う。くいなはそんなゾロの気持ちに応え、笑顔を見せて約束した。

しかしその翌日、くいなは不慮の事故で亡くなる。ゾロはその事実を受けとめて、くいなの父・コウシロウにくいなの刀「和道一文字」を譲って欲しいと懇願。そして「おれ、あいつの分も強くなるから！！天国までおれの名前が届くように、世界一強い剣豪になるからさ！！」とゾロは言い、「世界一の大剣豪になる」という夢を掲げるようになる。くいなの死は、ゾロの夢の礎となり今もなお強く息づいている。

霜月くいなの関連人物・キャラクター

ロロノア・ゾロ

CV：中井和哉

くいなの幼なじみで、主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の剣士。東の海のシモツキ村出身で、くいなと共にコウシロウの剣道場で剣の腕を磨いていた過去がある。くいなには何度も挑んだが全敗。その記録は2001戦2001敗である。女であることにコンプレックスを抱えていたくいなの考え方を否定し、励ました。それによってくいなは前向きになり、二人は「どちらが早く世界一の剣豪になるか競争する」ことを約束する。しかしその矢先にくいなが不慮の事故で他界。ゾロはコウシロウからくいなの形見である刀「和道一文字」を譲り受け、「おれ、あいつの分も強くなるから!!天国までおれの名前が届くように、世界一強い剣豪になるからさ！！」と大剣豪になる夢を持つようになった。

東の海編ではローグタウンでくいなに顔がそっくりな海軍海兵たしぎと出会う。外見だけでなく、女性であることにコンプレックスを抱いていることなどくいなとの共通点が多いたしぎを「パクリ女」として扱っている。

ロロノア・ゾロ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ロロノア・ゾロとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の剣士。三本の刀を操る三刀流剣技の使い手。「世界一の大剣豪になる」という夢を持っており、戦闘では積極的に強敵と戦う。黒い手ぬぐい、左目の傷、腹巻き、左耳の三連ピアスが特徴。最初に麦わら海賊団に加入したメンバーであり、副船長と度々間違われるが、公式では副船長という設定は明言されていない。武装色の覇気に優れ、ワノ国では覇王色の覇気にも目覚めた。

霜月コウシロウ（しもつき コウシロウ）

CV：石塚運昇（19 ～ 221話、『エピソードオブ東の海』）→ 乃村健次（1030話～）

くいなの父。東の海のシモツキ村で剣道場を開いており、子供達に剣術を教えている。ゾロも幼い頃からその剣道場で剣の腕を磨いており、コウシロウはゾロの剣の師匠に当たる。いつもニコニコとした笑顔を携えており、性格は穏やか。そのため子供達から多少なめられているような場面も見られる。ゾロが海賊になった時は驚いていたが、ゾロの性格をよく知っているため心配はしておらず純粋にゾロを応援している。ただゾロがコウシロウの剣道場出身であることを聞きつけた子供から「三刀流」を教えてほしいと言われた際には少し困っていた。

原作漫画ではくいなと直接絡んでいるところはないが、くいなに「女の子が世界一強くはなれない」と話したようである。

霜月コウシロウ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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霜月コウシロウ（しもつき コウシロウ）とは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。東の海（イーストブルー）にあるシモツキ村で「一心道場」という剣道場の師範をしている。穏やかな人柄であり、いつも優しそうに笑っている。麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロの剣の師匠であり、ゾロの幼馴染のくいなの父親。ゾロがシモツキ村を出て海賊になったことには驚いていたが、ゾロの表情から自身の剣道を貫いている様子を読み取り、純粋にゾロを応援している。

霜月コウ三郎（しもつき コウざぶろう）

くいなの祖父で、コウシロウの父。刀工として腕が立ち、「和道一文字」やワノ国の氏族・光月おでんが持っていた「閻魔（えんま）」などを作った。また自身も刀を振るう剣豪でもある。ワノ国出身。55年前、当時外海へ出ることが法律で禁止されていたワノ国から違法出国した。その後東の海（イーストブルー）に辿り着き、剣術を指南するなどしながらそこに定住。シモツキ村を作った。ゾロは幼少期にコウ三郎に会ったことがあり、その時にワノ国伝わる「スナッチ」という掛け声や刀の性格について教えている。いつも同じところで釣りをしており、ゾロは「村のジジー」と呼んでいた。しかしコウ三郎が亡くなった時に彼がくいなの祖父だったことを知る。そしてゾロはその後、百獣海賊団の大幹部”大看板”キング／アルベルとの戦いの時に、彼が刀工・霜月コウ三郎だったことに思い至った。

原作漫画でくいなと直接絡んでいた場面はないが、コウ三郎が死んだ時くいなが泣いていたことをゾロは覚えていた。

霜月コウ三郎（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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霜月コウ三郎（しもつき コウざぶろう）とは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。偉大なる航路（グランドライン）の後半の海・新世界にあるワノ国出身である。優れたな刀鍛冶であるのと同時に剣豪でもあり、刀のことをよく理解している。新世界編の時間軸から55年前にワノ国を違法出国し、長い旅を経て東の海に到達。シモツキ村を作り上げた。麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロの出身はこのシモツキ村であり、ゾロは幼少期に霜月コウ三郎と会ったことがある。

霜月くいなの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「…私だって世界一強くなりたいよ！！」