逆転裁判5(逆裁5)のネタバレ解説・考察まとめ
『逆転裁判5』とは、2013年にカプコンからNintendo 3DS専用ソフトとして発売された推理アドベンチャーゲーム。本作は、『逆転裁判』お馴染みの主人公・成歩堂龍一が現代を舞台に巻き起こる数々の事件に立ち向かい、法廷で戦う模様を描く。また、本作は前作『逆転裁判4』で主人公を務めた王泥喜法介や新キャラクターの希月心音も登場し、『逆転裁判』シリーズ初の”トリプル主人公制”を採用。さらに、心理カウンセリングという新しいシステムも導入している。
死因は脳挫傷で即死。
全身に打撲痕あり。
シャチの殺意
1年前に起こった事件のノンフィクション本。
浦鳥の著作。
『逆転裁判5』の用語
UR-1号事件(ユウアールいちごうじけん)
本作から7年前に発生した殺人事件。
大河原宇宙センターのロボット研究室で心理学者で心音の母・希月真理が殺害される。容疑者は被害者の弟子で検事の夕神。夕神の自供と決定的な2つの証拠品から、異例の短期間で有罪判決が下る。この事件は有罪となったものが検事であり、成歩堂の証拠品捏造事件(※)の後に起こった出来事であったために人々の法曹界への強い不信感を煽り、「法の暗黒時代」が幕を開けるきっかけとなる。
※成歩堂の証拠品捏造事件は『逆転裁判4』で明らかになる。
私立テミス法律学園(しりつテミスほうりつがくえん)
本作3話に登場。
教育課程は基本的に通常の高校と同じ(15歳以上で入学、3年間就学)だが、法曹三者を育成するための専門課程があり、希望した進路に応じて弁護士クラス・検事クラス・裁判官クラスに分けられている。制服の色もクラスに応じて分けられている。模擬裁判を行うための裁判所を模した教室など設備は整っており、王泥喜は「俺が通っていた学校とは大違いだ」と言っている。また実務についている法曹を講師として呼ぶこともあり、作中では成歩堂と牙琉響也が呼ばれている。
ちなみに、響也と『逆転検事2』に登場した一柳弓彦はこの学校の卒業生で、同期である。
『逆転裁判5』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
2Dから3Dへ「対応機種変更によるイノベーション」
シリーズ5作目の本作は、対応機種を前作までのNintendo DSからNintendo 3DSに移行し、それに伴いグラフィックを2Dから3Dに一新した。また、アニメパートが導入されており、制作は『レイトン教授VS逆転裁判』でアニメパートの制作を担当したボンズが担当。
そして本作から有料ダウンロードコンテンツを配信し、主要人物のコスチュームやおまけモードの「クイズ逆転推理」、追加シナリオなどボリュームのある内容になっている。
シリーズ初となる「トリプル主人公」
本作品は、シリーズ初の「複数主人公制」を採用している。シリーズ当初から活躍している成歩堂龍一、前作『逆転裁判4』で主人公を務めた王泥喜法介、そして今作が初登場となる希月心音の3人が、次々と巻き込まれる難事件に各々の個性と正義を持って立ち向かっていく。ちなみに、この「複数主人公制」は、本作『逆転裁判5』と次回作『逆転裁判6』の2作品で採用されている。
ボリューム満点の「有料ダウンロードコンテンツ」
本作から有料ダウンロードコンテンツ(以下、DLC)の配信が開始され、その内容はシリーズファンをさらに楽しませてくれるボリュームである。本作のDLCは主に以下の3点である。
1)クイズ逆転推理
成歩堂なんでも事務所の面々によるストーリーが展開。謎の人物「クイズクン」から出題される推理クイズを解いていく。序章、前編、中編、後編の順番でクリアしていく構成で、序章は第1話クリア後に無料で開放。前編からは有料DLCにて開放。すべてクリアすると、大学時代の成歩堂龍一が着ていた懐かしのコスチューム「大学生時代の服」が手に入る。
2)コスチューム変更
DLC「コスチュームパック」を扱う。成歩堂龍一、王泥喜法介、希月心音のコスチュームを変更し、本編シナリオを楽しむことができる。成歩堂は『逆転裁判1~3』スーツコスチューム、王泥喜は私服コスチューム、心音にはセーラー服コスチュームが用意されている。このコンテンツは早期購入特典として2013年7月25日から8月15日まで無料配信されていた。期間以降は有料にて入手可能になっている。
3)特別編「逆転の帰還」
有料DLCの目玉となるコンテンツ。エピソード項目に追加される形でプレイ可能。
また、DLC以外でもゲームクリア後には「イベントカット集・ムービー集」が閲覧可能になる。このコンテンツはゲーム本編で気になったイラストやもう1度見たいムービーを見直すことができる。
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目次 - Contents
- 『逆転裁判5』の概要
- 『逆転裁判5』のあらすじ・ストーリー
- 第1話 逆転のカウントダウン
- 第2話 逆転の百鬼夜行
- 第3話 逆転学園
- 第4話 星になった逆転
- 第5話 未来への逆転
- 特別編 逆転の帰還
- 『逆転裁判5』のゲームシステム
- 探偵パート
- サイコ・ロック(心理錠)
- 調べる
- 移動する
- 話す
- つきつける
- カガク捜査
- 3D証拠品
- ルミノール試薬
- 探偵メモ
- 法廷パート
- ココロスコープ
- みぬく
- カンガエルート
- ゆさぶる
- つきつける
- 相談する
- 心証ゲージ
- 『逆転裁判5』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- 成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)
- 王泥喜 法介(おどろき ほうすけ)
- 希月 心音(きづき ここね)
- 成歩堂 みぬき(なるほどう みぬき)
- 夕神 迅(ゆうがみ じん)
- 番 轟三(ばん ごうぞう)
- 裁判長(さいばんちょう)
- 第1話 逆転のカウントダウン
- 森澄 しのぶ(もりすみ しのぶ)
- 亜内 文武(あうち ふみたけ)
- 馬等島 晋吾(ばらしま しんご)
- 賀来 ほずみ(かく ほずみ)
- 第2話 逆転の百鬼夜行
- 天馬 ゆめみ(てんま ゆめみ)
- グレート九尾(グレートきゅうび)
- 天馬 出右衛門(てんま でえもん)
- 銭洗 熊兵衛(ぜにあらい くまべえ)
- 美葉院 秀一(びよういん しゅういち)
- 九尾 銀次(きゅうび ぎんじ)
- 第3話 逆転学園
- 一路 真二(いちろ しんじ)
- 牙流 響也(がりゅう きょうや)
- 宇和佐 集芽(うわさ あつめ)
- 静矢 零(しずや れい)
- 厚井 知潮(あつい ちしお)
- 森澄 しのぶ(もりすみ しのぶ)
- 道葉 正世(みちば まさよ)
- 第4話 星になった逆転
- 星成 太陽(ほしなり たいよう)
- 大河原 有忠(おおがわら うちゅう)
- ポンコ
- 夕神 かぐや(ゆうがみ かぐや)
- ポンタ
- 葵 大地(あおい だいち)
- 第5話 未来への逆転
- 綾里 春美(あやさと はるみ)
- 御剣 怜侍(みつるぎ れいじ)
- 希月 真理(きづき まり)
- 特別編 逆転の帰還
- 羽美野 翔子(うみの しょうこ)
- 荒船 エル(あらふね エル)
- 浦鳥 麗華(うらとり れいか)
- 伊塚 育也(いつか いくや)
- ライフル
- 荒船 良治(あらふね りょうじ)
- 『逆転裁判5』のアイテム
- 共通アイテム
- 弁護士バッジ
- 第1話 逆転のカウントダウン
- 賀来ほずみの解剖記録
- HH-3000爆弾
- ねつゾウくんのシッポ
- 爆弾運搬ケース
- リモコンスイッチ
- 第2話 逆転の百鬼夜行
- 妖怪伝説の絵巻物
- 天魔太郎退散のオフダ
- 九尾草
- 新聞の号外
- 現場の見取り図
- ロビーの見取り図
- 九尾と天魔の置物
- 現場写真
- グレート九尾のマスク
- グレート九尾の写真
- ゆめみの証言書
- テレビの番組表
- 九尾銀次の解剖記録
- 脅迫状
- 村のオキテ書
- 第3話 逆転学園
- 凶器の矢
- 道葉の手帳
- 学校新聞
- ステージ衣装
- 模擬裁判の台本
- 学校新聞・号外
- 千枚通し
- 道葉正世の解剖記録
- テープレコーダー
- 光るステージ衣装の写真
- 備品のカメラの写真
- 第4話 星になった逆転
- 葵大地の解剖記録
- 宇宙センターの断面図
- 凶器のナイフ
- 第1発射台のセキュリティ
- 監視カメラ映像
- 酸素ボンベ
- 宇宙センターのパンフレット
- 弾痕
- 管制室のセキュリティ
- 弾丸
- 「みらい」のカプセル
- カグヤの証言
- 第5話 未来への逆転
- HAT-1号の展示
- 凶器の日本刀
- 7年前の監視カメラ映像
- ユガミの犯行の瞬間
- 7年前の現場写真
- 希月真理の解剖記録
- ココロのあるロボット
- 月の石のイヤリング
- 特別編 逆転の帰還
- 海賊ショーのチラシ
- 死体の写真
- シャチ用プール断面図
- ホイッスル
- 監視用カメラの映像
- エサ
- トランシーバー
- カレンダー
- 血痕つきの金貨
- 海賊ショーの映像
- TV携帯電話
- 荒海良治の解剖記録
- シャチの殺意
- 『逆転裁判5』の用語
- UR-1号事件(ユウアールいちごうじけん)
- 私立テミス法律学園(しりつテミスほうりつがくえん)
- 『逆転裁判5』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 2Dから3Dへ「対応機種変更によるイノベーション」
- シリーズ初となる「トリプル主人公」
- ボリューム満点の「有料ダウンロードコンテンツ」