SILENT KNIGHT翔(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『SILENT KNIGHT翔』とは、集英社の『週刊少年ジャンプ』上にて、1992年に連載された車田正美によるバトル少年漫画。同原作者の大ヒット作品である『聖闘士星矢』の路線を継承している。ハヤブサのエボリューション能力に覚醒した少年・翔(しょう)が謎の組織ネオ・ソサエティに戦いを挑むストーリー。最終話は「NEVER END」のページと共に唐突に終了しており、巻末で車田正美は「GOOD-BYE」とのコメントを残した。
ネオソサエティに所属するブラックホークがルーツのミッドナイトで、ルックの直轄の部下である。ネオ・ソサエティきっての殺戮集団の1人。ルックの命を受け、アーサーを討ち果たそうと部下の2名を率いてやってきた。
タラン
鋼鉄をも切り裂く糸を武器にするミッドナイトであるが、皇虎に倒された。ルーツはスパイダー。触れただけでも肉を斬るという蜘蛛の糸状のスパイダー・スレッドを自在に操り、スレッドで編んだ蜘蛛の巣状のバトル・ネットに相手を捕らえ、かかった敵にトドメを刺す攻撃を得意としている。
ネーク
ジャコビニと共に派遣されたミッドナイトで、ルーツはラミア。黒髪に長髪という女性的な風貌と言動の持ち主だが、性別は男である。得意技は敵を破滅へと誘う死の舞踊「デッド・テール・ロンド」。
アルファロメオ
ネオソサエティの幹部で、ルックより一つ下の階級のグリフォンのビショップだが、その実力はルックにも恐れられている。ネオ・ソサエティに対する忠誠心が非常に強い。
コウモリ
ルックに仕えているサイレントナイトで、その名の通りルーツはバット。ルックが保管していたはずの神人類の矢を何者かに奪われたことを知ってしまったため、口止めのためにルックに抹殺された。
ルック
ネオ・ソサエティの最高権力者である。ルーツはワイルドボア。人の生肉と生き血が大好物で、多くの女性を周囲にはべらせ、彼女らを生きたまま食べることを楽しみとしているアブナイ性格。連載時は4つあるネオ・ソサエティの拠点を担当する幹部の一人に過ぎないとされていた。
その他の人物
マリア
アーサーの8歳上の姉であり、18歳の時に弟のアーサーがネオ・ソサイエティに参加するため両親と共に殺害された。マリアはナイフを胸に突き立てられたまま海へ落ちた。アーサーはシスターの教会のマリア像から姉のフィールを感じ、シスターと姉マリアが同一人物という疑惑を抱いた。
『SILENT KNIGHT翔』の用語
ネオ・ソサエティ
エボリューションに成功した神人類から構成される謎の組織である。本作における悪の組織という構図。エボリューション能力を所持していない18歳以上の人間のことを、地球を荒し破滅に追いやる旧人類と見なして抹殺し神人類のみによる世界を作り上げようと企んでいる悪の組織。ネオ・ソサイエティに加入するためには、18歳以上の家族を全員殺害して組織への忠誠の証を立てなければならないという掟がある。組織内は役割ごとに階級化されており、「ルック」、「ビショップ」、「シスター」、「ホーリーナイト」、「ミッドナイト」、「サイレントナイト」、「ポーン」という、チェスと同じ設定の階級が存在している。
神人類(しんじんるい)
己自身のルーツに目覚め、エボリューシュンに成功した者のこと。己のルーツである動物を模したシェルターを体内から発生させて纏い、超人的な戦闘能力を発揮することができる。その能力によって複数の階級に分けられる。しかし、潜在能力に応じて戦闘経験を積む事で能力を上げて行くことが出来る。
シェルター
神人類がエボリューションすると、その身を包むように出現する生命の鎧のことである。戦闘時には身を守り、戦闘を終えるとシェルターは体から脱着してルーツである動物の姿へと変形する。エボリューションすれば何度でも体から生み出すことができる。
Related Articles関連記事
聖闘士星矢(セイントセイヤ)のネタバレ解説・考察まとめ
『聖闘士星矢』とは、車田正美によるファンタジーアクション漫画である。1986年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始。地上の愛と正義を守るアテナの元に集まる、守護星座の聖衣(クロス)を身にまとった、聖闘士(セイント)と呼ばれる少年たちの熱い戦いの物語である。星座やギリシャ神話をモチーフにした作風で、日本のみならず、世界中のファンをとりこにした名作。
Read Article
2024年4月春アニメ(前々期アニメ)まとめ
2024年4月から放送を開始する春アニメを50音順に紹介する。2024年4月春アニメは、注目の新作アニメや人気シリーズの続編などが多数ラインナップされている。アニメのタイトルや放送情報、キャスト声優やスタッフなどの情報をわかりやすくまとめた。
Read Article
ギリシャ神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!
ギリシャ神話とは、古代ギリシャを中心に信じられていた神話体系。オリンポス山に集う12柱を中心に、神々と人間の英雄たちの交流を描いている。女好きの主神ゼウス、その妻で嫉妬深いヘラ、時に勇猛に戦い時に愚行の報いを受ける半神半人の英雄ヘラクレスなど、ギリシャ神話に登場するキャラクターは非常に“人間臭い”ことで知られており、それが神話の人気にも衰退にもつながっていった。 世界中の神話の中でも特に知名度が高く、日本の漫画やアニメなどでも題材として取り上げられることが多い。
Read Article
【週刊少年ジャンプ】80年代後半から90年代中盤のマンガ【黄金期】
ジャンプ黄金期のマンガ(80年代後半から90年代中盤に開始されたマンガ)をまとめました。
Read Article
『聖闘士星矢』全聖闘士の必殺技・奥義まとめ
ここでは車田正美原作の漫画・アニメ『聖闘士星矢』に登場する聖闘士たちの必殺技や奥義をまとめている。アニメ化されたことで高い人気の出た『十二宮編』、『北欧アスガルド編』、『海皇ポセイドン』を中心に紹介する。
Read Article
【聖闘士星矢Ω】見逃したあなたへ!あらすじ・ストーリーをネタバレまとめ!
1986年から連載されていた車田正美の代表作『聖闘士星矢』。その後の世代の人物たちの活躍を描いた『聖闘士星矢Ω』は2012年にアニメが始まり、新たなファン層を獲得しています。この記事では、そんな『聖闘士星矢Ω』のあらすじ・ストーリーについてまとめました。アニメを見逃した方は要チェック!
Read Article
今年で30周年の1986年のアニメ作品10本
今年2016年は、「聖闘士星矢」「ドラゴンボール」などの作品の、30周年にあたる。アニメも含め少年ジャンプの黄金時代と言えるだろう。一方で、リアルロボットアニメを中心としたアニメブームは終わり、オリジナル作品は衰え、「ジ・アニメ」「マイアニメ」といったアニメ誌が廃刊していくという時代でもあった。そんな時代を代表する、10本の作品を選んでみた。
Read Article
海外でも評価が高い80年代のおすすめアニメランキングTOP20!【北斗の拳、シティーハンターほか】
日本が誇る一大カルチャー「アニメ」。日本のアニメはストーリーやキャラクター設定の綿密さ、作画技術の高さに定評があり、特に海外では高い評価を受けている。日本で放送されたアニメが外国で新たに制作されるケースもあるほどだ。本記事では海外で評価が高かった日本発の80年代アニメを、20タイトルまとめて紹介する。
Read Article
ただの冒険アニメじゃない!?『モンスト』 第9話のパロネタまとめ
ゲームアプリからアニメ化されたモンスト。普通の冒険物のアニメ…かと思いきやパロディをたくさん練り込んでいました。今回はモンスト第9話のパロネタをまとめていきます!
Read Article
聖闘士星矢はどんな物語?歴史に残る名作を解説!
聖闘士星矢は1986年から1990年まで週刊少年ジャンプで連載された車田正美による漫画。聖衣(クロス)という星座をかたどった鎧をまとい、地上の愛と平和を守るために悪と戦う物語である。ここではそんな聖闘士星矢について解説していく。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『SILENT KNIGHT翔』の概要
- 『SILENT KNIGHT翔』のあらすじ・ストーリー
- エボリューション覚醒
- クルーガーとの死闘
- 『SILENT KNIGHT翔』の登場人物・キャラクター
- 翔の仲間たち
- 翔(しょう)
- 紫鈴(シーリン)
- 皇虎(おうこ)
- 涼(りょう)
- シスター
- ネオ・ソサエティ
- アーサー
- クルーガー
- チラノザウルス
- プテラノドン
- スライム
- トリケラトプス
- パキケファロサウルス
- ステゴザウルス
- ジャコビニ
- タラン
- ネーク
- アルファロメオ
- コウモリ
- ルック
- その他の人物
- マリア
- 『SILENT KNIGHT翔』の用語
- ネオ・ソサエティ
- 神人類(しんじんるい)
- シェルター
- エボリューション
- 『SILENT KNIGHT翔』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 翔「ファルコンバースト!」
- シェルターの展開図が登場
- 最終回の「NEVER END」シーンが有名
- 『SILENT KNIGHT翔』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『聖闘士星矢』にそっくり
- 「GOOD-BYE」という作者コメント
- チャージというシステムが有名