黒炭カン十郎（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

おでんの家臣・赤鞘の侍の一人であり、周囲の人々からはリーダー格であると認識されている。
スキヤキから絶縁されて放浪していたおでんと出会い、おでんの強さと懐の大きさに惚れ込んで、ともに行動していた傳ジロー共々おでんの初めての押しかけ家臣となった。

当時の錦えもんは金儲けの事ばかり考えるチンピラだったが、おでんと出会ってからは性格を改める努力をしている。また錦えもん・傳ジローの後にカン十郎と出会っている為、カン十郎とは長い付き合いである。

錦えもん（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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錦えもん（きんえもん）とは『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ワノ国の「九里大名」である光月おでんに忠誠を誓った家臣である。荒くれ者のチンピラだった錦えもんはおでんの強さと人柄に惹かれて第一の家臣となり、やがて「赤鞘九人男」と呼ばれるおでんの家臣たちのリーダー的存在として認識されるようになる。20年の時を超え海賊たちの協力を得た錦えもんは、おでんの仇・カイドウとオロチを倒すため、命がけの討ち入りを決行した。「フクフクの実」の能力者であり、焔を切り裂く特殊な剣術の使い手である。

黒炭カン十郎の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「おれの名は黒炭カン十郎！！！理由はこれでいいか？」

討ち入り直前、荒れ狂う小舟の上で正体を明かしたカン十郎に対し、菊の丞は「なぜそんな事を」と問いかける。それに対してカン十郎は「おれの名は黒炭カン十郎！！！理由はこれでいいか？」とたった一言返した。カン十郎の底知れぬ不気味な笑みの表情と相まって、深い恨みが見えるゾッとするような一言だ。

「俺の舞台の幕を引くならお前がいい！！舞台上じゃあ………親友だったも゛んな゛！！」

何者かを演じることでしか生きることができなかったカン十郎だが、最後の錦えもんとの一騎打ちの際には人間らしい表情をのぞかせている。錦えもんに斬られたカン十郎は「俺の舞台の幕を引くのならお前がいい！！舞台上じゃ親友だったもんな」、と錦えもんとの日々の一幕を思い浮かべながら、切れ切れに言葉を述べる。
カン十郎の役者人生の中に友情も存在していたのか、考えさせられる一言だ。

黒炭カン十郎の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

随所に隠されていたカン十郎裏切りの伏線

荒れ狂う小舟の上での衝撃告白だったカン十郎の裏切りだが、作中にはカン十郎がスパイであるという伏線が随所にちりばめられていたのである。SNSなどには様々な考察が上がっており、その内の一部を紹介する。

まず二つ名となっている「夕立ちカン十郎」だが、「夕立ち」は天気雨を意味しており、一説では狐が人を化かす妖術であると言われている。その点から「化けの皮を被っているのでは」と推察された。

次にカン十郎の本来の利き手に関してである。カン十郎は錦えもん等と行動して能力を使用する際には、左手に筆を持って絵を描いている。一方本性を現して精巧な絵を描く際には右手を使用しているのだ。カン十郎は過去の食事シーンで右手に箸を持っていることから、本来は右利きである。故に「わざと下手に書いてごまかしているのでは」と予想されていたのである。

最後におでんとカン十郎が初めて出会った際、おでんが「迫害されていたらしい」と述べている。この時カン十郎は「人の髪を奪って筆をつくる妖怪」として知られていた為、おでんはそのことだと納得していたが、実際には「黒炭狩り」の事であった。「迫害の過去」だけから正体を推測するのは難しいが、何か裏があるのではないかと考えていたファンも複数存在している。