旧多二福/和修旧多宗太(東京喰種トーキョーグール:re)の徹底解説・考察まとめ

旧多二福(ふるたにむら)とは、石田スイによる漫画『東京喰種トーキョーグール:re』の黒幕・ラスボスとして登場する人物。登場当初は無能な捜査官だと思われていたが、それは彼が演じていた姿で、その正体は和修の血を引く半人間であり半喰種。本名は和修旧多宗太(わしゅうふるたそうた)だと明かされた。主人公・金木研が半喰種化した間接的原因であり、この物語の元凶そのもの。物語が進むにつれて狡猾で凶暴な一面を表すようになる。

旧多二福/和修旧多宗太の関連人物・キャラクター

喰種

神代利世(かみしろりぜ)/大食い(おおぐい)

CV:花澤香菜

自由奔放で何ものにも囚われず、食欲の赴くままに人を殺して喰らう大喰いで、CCGからは「大喰い」と呼ばれていた。CCGのみならず、喰種の間でも厄介者として扱われていた。本作のキーパーソンで、愛称は「リゼ」。

11区から20区に移動してきた後、カネキに目を付けるが、鉄骨落下事故に巻き込まれている。実は偽名で、素性を隠していたとの噂もあった。どんなマスクを使用していたのかは分からない。
レートこそ不明だが、11区滞在時に有力喰種を一瞬で殺害したことや、カネキがトーカより「リゼの赫子を使えば余裕」と言われる描写からして圧倒的な戦闘力を持っている様子。

旧多はリゼに異常な愛情を抱いている。彼女を「V」から逃がしたのも旧多だが、自分に興味を持たず自由を満喫するリゼが許せず、鉄骨を落としたのだそう。

エト/高槻泉(たかつきせん)/隻眼の梟(せきがんのふくろう)

CV:坂本真綾
レート:SSS

アオギリの幹部で、エトと呼ばれるSレートの喰種。全身に包帯を巻いた児童のような外見をしている。CCGを11区に陽動させた後、タタラ率いる本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。

その正体は世間では人気作家として知られていた高槻泉(たかつきせん)。実はSSSレートの「隻眼の梟」で、芳村は実の父親。

多数の赫子を操る。赫子の系統については不明だが、圧倒的な破壊力を誇る。
カネキとの戦いで胴体を真っ二つにされるが、再生力も異常に高く、あっという間に復活していた。エト本体を化物のようなアーマーで覆った形態になると、さらに威力は上がる。特等クラスをまとめて一撃でなぎ倒すなど、その攻撃力は作中最強クラス。

金木研(かねきけん)/ムカデ/佐々木琲世(ささきはいせ)

出典: mangazin.net

旧多の計画に巻き込まれて半喰種となってしまったカネキ。

第2部では佐々木琲世として登場し、一時は旧多とパートナーとして捜査に当たる。

CV:花江夏樹

12月20日生まれのいて座で、血液型はAB型。身長は169cm、体重は55kg、足のサイズは25.5cm。
登場時は上井大学文学部国文科の1年生だった。
好きなものは読書、綺麗な言葉、知的な女性、ハンバーグ。

本作の主人公で、通称「カネキ」。読書が趣味の平凡な大学生だったが、喰種とは知らず好意を寄せていたリゼに襲われ、瀕死の重傷を負う。しかし、カネキを捕食しようとしたリゼも鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態に。医師の判断でカネキの体にリゼの臓器が移植され、カネキは「半喰種」になった。心は人でありながら人間を喰べなければ生きていけない葛藤、人間と喰種との間にある激しい確執に悩まされる。マスクは右目部分は眼帯、口元は歯茎がむき出しになっているようなデザインのマスクを着用する。

ヤモリより異常に高い回復力を持つとされ、防御力こそ低いが回避能力はズバ抜けている。
戦闘中にはリゼやヤモリの人格が現出することもあり、特にリゼモードの際には赫子を6本出し、百足のような形状をとる。篠原戦で特等の篠原に重傷を負わせたことからSSレート認定された。

特等捜査官・有馬貴将(ありまきしょう)によって駆逐されたはずだったが、第2部では喰種捜査官「クインクス」のメンター・佐々木琲世(ささきはいせ)として登場。
白と黒の混じった髪色の青年で、「ハイセ」と呼ばれている。第2部の序盤ではカネキだった頃の記憶を失っているが、戦闘時に本気を出すと別の人格が現れるような表現が見られる。ハイセとして西尾に会った時、「西尾先輩…?」とつぶやいた自分自身の言葉に困惑し、恐慌状態に陥ったこともあった。
CCGは「佐々木琲世」のことは「ヒト」として扱うとしている。しかし、恐慌状態に陥ったハイセに対しては「SSレート喰種『ハイセ』」として扱われ、討伐対象とされる。

家族

和修常吉(わしゅうつねよし)

CV:堀勝之祐

CCG総議長で、和修吉時(わしゅうよしとき)、旧多二福(ふるたにむら)の父親であり、和修政(わしゅうまつり)の祖父。峻峭な面差しから「鬼ツネ」と呼ばれ、恐れられている。アカデミーを卒業していない有馬やジューゾー、ハイセを特例で喰種捜査官として対策局に入局させた人物。幼少期の旧多を取り分け可愛がっていた。
表向きは喰種を駆逐する立場のトップだったが、その正体は喰種。戦闘描写がないため、赫子の種類は不明。

和修政(わしゅうまつり)

CV:川原慶久

『東京喰種トーキョーグール:re』から登場した男性捜査官。CCG本局局長・吉時の息子。旧多の甥にあたることが後半で明かされた。
S2班所属。18歳でドイツのアカデミーに入学し、卒業後は捜査官として多大な成果を挙げる。温和な性格の父親とは違って無駄を嫌う合理的思考の持ち主であり、成果を挙げるためならば犠牲を厭わない。

使用するクインケは不明。「オークション編」後、特等へと昇格を果たす。

しかし流島上陸作戦時に、複雑な感情を抱いていた父・吉時が暗殺され、キャラクターが崩壊し、読者に衝撃を与えた。旧多が差し向けた「V」により、暗殺された。

喰種対策局(CCG)

キジマ式(きじましき)

CV:飛田展男

『東京喰種トーキョーグール:re』から登場した、ツギハギの身体の男性捜査官。「削ぎ師キジマ」の二つ名を持ち、過去にはコクリアの尋問官も務めた。異様な外見に反さず目的のためなら非人道的な手段も辞さない残忍な性格をしている。相手を誘き寄せるため、ネット上に尋問の動画をアップするなど倫理観念は薄く手段は選ばない。
その一方で、相手に対し忘れず礼を尽くす律儀な一面も持つ。そのため自身より低い階級や若年の捜査官にも常に敬語を用い、パートナーの旧多にも気遣いを見せている。

クインケは鱗赫「ロッテンフォロウ」を使用。赫胞をエンジン替わりにし、刃にクインケ鉱を用いたチェーンソー型の武器で、威力は非常に高く、喰種も簡単に切り刻むことができる。また、捕縛用には尾赫の「ニトロ」を用いる

旧多は囮作戦でキジマに対して酔っぱらったふりをして「クソじょうしぃ」と発言していたが、巻末のおまけ漫画では熟睡しているキジマに布団を掛けたり、キジマの冗談で談笑していたりと、良好な関係である描写があった。

鈴屋十三(すずやじゅうぞう)

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