不思議発見!日本にちらばるミステリー都市伝説

日本中にちらばる都市伝説やミステリーを集めました。

時は享和3年(1803年)、旗本の小笠原越中守(おがさわらえっちゅうのかみ)の知行所、常陸国の領内、原宿り沖に奇妙な舟が漂着した。

舟は直径5、4メートル。上部はガラス張りで鉄板を張り合わせた頑丈な造り。中には異様な風体の女がいた。髪は赤く、言葉は通じない。女は60㎝四方の箱を大事そうに抱えていた。

これは1825年に滝沢馬琴がまとめた『兎園小説』で「虚舟の蛮女」として紹介された話だ。

事件の場所は茨城県鹿島灘沿岸のどこかと思われるが「はらやどり沖」という地名が存在せず事件そのものは架空のものではないかと言われ続けてきたが、事件について語る記録が数々残っている。

その記録では、虚舟の窓がスピーカーのように描かれているのが特徴だが、いずれもその女と舟がどうなったかは明かされていない。

江戸時代の浮世絵にスカイツリー

幕末の浮世絵師・歌川国芳が描いた作品に、スカイツリーを思わせる巨大な塔のような構造物が描かれている。

作品は「東京三つ股の図」。1831年(天保2年)ごろの作品とされ、隅田川にシジミ採りの舟が浮かび、手前には舟底をいぶす2人の職人が描かれている。絵の左奥、隅田川の対岸の江戸・深川あたりに、細長い構造物が2つ描かれている。

左側の低いものは当時現地に存在した火の見やぐらとされるが、その右の巨大な塔のような物は実在した建築物ではないという。

現在、この「東京三つ股の図」に描かれているのと同じ場所に立ってみると、まったく同じ位置にスカイツリーが立っている。

作者である歌川国芳は自分の命日も予言したとも伝えられており、国芳が未来を予見してこの絵を描いたのではないかと考えられている。

与那国島海底遺跡

出典: find-travel.jp

与那国島海底遺跡は、沖縄県八重山諸島与那国島南部の新川鼻沖の海底で発見された海底地形で、人工的に加工されたように見える巨石群がある。

1986年、ダイバーによって島の南側海底に巨大な一枚岩が発見された。一枚岩は周囲数百メートルに及ぶ巨大なもので、人工的に切り出したような跡や、人がちょうど歩くことができそうな通路状の隙間など、人が加工しなければできないように思われる形状のため遺跡ではないかと報道された。

さまざまな調査が行われ城門や水路、階段、亀のモニュメントなど人工物のように見えるものが多数見つかっている。

かつて古代文明がこの地に存在し、何かに使用した建物であるとする説があり、水没したのは動植物の分布や鍾乳石から、前回の氷河期が終わって海面が上昇したときであるとの説があり、これが事実ならば、1万年以上前の世界最古の古代遺跡ということになる。

遺跡説、石切り場説、中世遺跡説、侵食説などさまざまな説が出てきたが、自然形成を証明することもできず、人工形成を証明することもできていない。

剱岳

長野県の北部から富山県に連なる飛騨山脈の中で、最も登頂が困難とされているのが、標高3000メートルの剱岳だ。その山域は特別保護地区に指定されており、日本百名山の一つに数えられている。飛行機で上空から眺めてもその迫力に圧倒される、まさに神の領域である。

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