歴代の今年の漢字まとめ

「今年の漢字」とは、その年の世相を表す漢字一字を決定、公表する日本漢字能力検定協会のキャンペーンである。毎年年末になると、京都・清水寺で発表される今年の漢字。一般公募の中から最も意見が多かった漢字が今年の漢字に選ばれる。今年の漢字は1995年(平成7年)に開始し、原則として毎年12月12日に発表されている。

今年の漢字の概要

「今年の漢字」とは、その年の世相を表す漢字一字を決定、公表する日本漢字能力検定協会のキャンペーンである。
その年1年を象徴する漢字を一般公募したうえで、最も多くの票を得た漢字が「今年の漢字」に選ばれる。発表は、原則として毎年12月12日に京都・清水寺で行われる。
今年の漢字は1995年(平成7年)から発表されており、年を追うごとにテレビのニュースなどでも報道されるなど、存在感が増している。一般に浸透されてきている年末のイベントである。

「震」(1995年)

・選考理由
阪神・淡路大震災の発生。
東京都心で無差別テロ攻撃(地下鉄サリン事件)が発生し、世界に震撼と衝撃を与えた。
金融機関の倒産などによる社会不安の拡大。

第1回となった1995年の今年の漢字は「震」となった。
人々の心に不安を与えた大事件、災害が発生した年であったため、第2位は「乱」、第3位は「災」と世相を反映する漢字が上位となっている。

「食」(1996年)

・選考理由
O157による集団食中毒が多発したことや、それによる学校給食などへの影響。
税金や福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発。
牛海綿状脳症(狂牛病)の発生。

「倒」(1997年)

・選考理由
北海道拓殖銀行、山一證券をはじめとした大型企業の倒産や銀行の破綻が相次いだ。
サッカー日本代表が「1998 FIFAワールドカップ」のアジア地区予選で強豪を倒し、W杯に初出場。

「毒」(1998年)

・選考理由
和歌山毒物カレー事件の影響による毒物混入事件の多発。
ダイオキシンなど有毒物質に対する不安の高まり。
環境ホルモンが社会問題化。
反町隆史の「POISON」の流行。

「末」(1999年)

・選考理由
1000年代、1900年代、1990年代の最後の年であるため。
東海村JCO臨界事故の発生。
翌年への「末広がり」の期待。

「金」(2000年)

・選考理由
シドニーオリンピックでの女子フルマラソンの高橋尚子、女子柔道の田村亮子の金メダル。
金大中と金正日による初の南北首脳会談。
きんさんぎんさんのきんさんが逝去。
二千円紙幣の誕生。

「戦」(2001年)

・選考理由
アメリカ同時多発テロ事件発生。このこときっかけに、アメリカのアフガニスタン侵攻が始まる。

「帰」(2002年)

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