PRODUCE X 101(プデュX・プエク)のネタバレ解説・考察まとめ
『PRODUCE X 101(プデュX・プエク)』とは、韓国の大人気サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』シリーズの第4弾である。視聴者は「国民プロデューサー」と呼ばれ、その投票で101人の中から順位が上位の練習生10人と、今回初めて登場するX枠の練習生1人の計11人が選ばれる。そしてグローバルボーイズグループ「X1(エックスワン)」としてデビューする。前シリーズ同様Mnet主催である。今回は新たなX枠の導入で放送前から話題を集め、前シリーズ同様世界中から大反響があった。
『PRODUCE X 101』の概要
『PRODUCE X 101(プデュX・プエク)』とは、韓国の大人気サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』シリーズの第4弾である。基本的なシステムは変わっておらず、「国民プロデューサー」の投票によってデビューメンバーを決め、グローバルボーイズグループを作るというものであった。番組のタイトル「X」は拡張を意味する「extension」をもじった「Xtension」から名付けられた。練習生たちが持っている未知なる成長の可能性をグローバルに拡大するという意味でつけられた。
厳しいオーディションを突破した101人の練習生が、グローバルボーイズグループとしてのデビューを掴むために様々なトレーニングやミッションを乗り越えていく。歌やダンスの実力もさることながら、人柄やリーダーシップ等様々な要素が求められる厳しい戦いとなった。
今回のシリーズでは新たなシステムが2点取り入れられた。まず1つめは、番組テーマ曲のセンターを決める際に視聴者投票が実施された。これまでのシリーズではクラス分けをした後にAクラスの練習生の中から、練習生による投票で決まっていた。しかし今シリーズでは練習生では無く、国民プロデューサーによってセンターを決められるというシステムが話題となった。
2つめは、デビューメンバーを上位練習生10人と、特別枠のX枠が設けられたことである。X枠は上位10人を除いた練習生の中から、第1回投票から最終投票の累積投票数が最も多い練習生が選ばれるというものであった。あとはX復活バトルというものがあった。第2回順位発表で31位~60位までの練習生が対象となり、自己PRや課題曲を披露して国民プロデューサーが投票、最も多い票を獲得した練習生が復活して次のバトルに進めるというシステムであった。順位で落ちても実力があれば復活出来るシステムだった。
2019年5月3日にMnetで放送開始された。回を重ねるごとに投票数が増えていき、7月19日にデビューメンバーを決める最終投票が行われた。今回のシーズン通しての累計投票数は3382万9751票という驚異的な数字であった。
また、日本ではAbemaTVのK WORLDチャンネルで日本語字幕版が2019年5月9日夜9時から毎週木曜に放送された。更にJOOXでマレーシア、インドネシア、タイ、ミャンマーに配信され、htvN Asiaでは香港、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、ミャンマー、スリランカとアジア全域に放送された。また、YouTube、NAVER、V LIVEでも配信されたので世界中の国民プロデューサーが番組を視聴することが出来た。
『PRODUCE X 101』のあらすじ・ストーリー
練習生応募からレベル分けテストまで
前作も大人気だった『PRODUCE 101』の新シーズンが放送されることとなり、話題となった。前作では「ioi」、「wanna one」、「IZONE」など日本でも大人気グループを生み出した、韓国で国民的人気のオーディション番組だ。2018年12月17日から練習生の募集を開始した。
2019年3月21日に番組テーマ曲の「X1-MA」の音楽配信を開始し、韓国の音楽番組『M COUNTDOWN(エムカウントダウン)』でテレビ初披露となった。反響も大きく、「X1-MA」のステージ映像は公開から2日でYoutube再生回数350万回を突破した。これは「PRODUCE 101 シーズン2」と比較して3倍ものペースとなり、番組放送前から多くの関心が寄せられた。
そして5月3日に番組放送開始された。まずは練習生が会場に入場するシーンから始まった。101個のイスがあり、好きな所に座れるシステムである。しかし上位に座るには相当の自信と覚悟がないと座れないため、なかなか上位席に座る練習生は現れない。そんな中、イ・ミダムとユン・ソビンが腕相撲対決をして結果的にユン・ソビンが1位の席に着座した。
そして全員着座した後、オーディションを勝ち抜いた101人がグループまたは個人で、審査員にパフォーマンスを披露してAからFのグループに分けるテストを行う。経験者や未経験の練習生が集まる中、それぞれが能力を伸ばしやすいようにレベルを分けて指導する。そして現時点でのレベルを確認してレベル分けをするために、A、B、C、D、Fの5段階にクラスを分ける。事前に振り分けられたチームや個人ごとにパフォーマンスを披露し、トレーナー陣がチームメンバーそれぞれのレベルを判定する。Aクラスはすでに「デビューに値する準備が整っている」とされる最上級クラスで、BからDになるにつれそのレベルは下がっていき、Fクラスは「落第(Fail)」を意味する最下級のクラスとなる。
注目されていたスターシップ所属の練習生が登場した。ハン・ウォンジン、カン・ミニ、ク・ジョンモ、ムン・ヒョンビン、ソン・ヒョンジュンの5人だ。前シーズンでも毎回高い歌唱力で高評価を得ていたスターシップだったが、今回の評価ではかなりの酷評であった。期待が高かった故にガッカリだとトレーナー陣から言われてしまう。D評価とX評価のみとなり悔しい結果に終わった。
続いて登場したのはOUIの練習生のキム・ヨハンだ。練習生期間3カ月とほぼ初心者ということもあり、トレーナー陣も期待をしていなかった。しかしヨハンが歌い始めると、トレーナー陣はイヤホンを付け直し驚いた表情で見入っている。もとはテコンドーの実力者だったが、自分の夢を諦めきれず大学を辞めてアイドルになるという強い決意で練習し、トレーナー陣にもその熱意が伝わり初心者にも関わらずA評価を獲得した。
続いて登場したのはJelly fishのキム・ミンギュだ。彼も練習期間が浅いが、完璧なビジュアルで練習生からも「白馬の王子様だ」等と登場するなり騒がれていた。しかし結果はX評価で、実力はまだまだ足りないという結果だった。それでもトレーナー陣に感謝を伝えお辞儀すると、トレーナーのソユは「Xクラスはトレーニングセンターに一緒に入所できないのよ。みんなと一緒に合宿に参加できないのに本当にありがとう?合宿できないのに?」と問う。するとミンギュは「Xという評価は、自分がまだこの程度の実力だという結果です。実力不足ならば、もっと練習しなければいけないことが当然だと思います。私は先輩方に自分を評価してもらえることに価値があると思います。こんな機会はなかなかありません。なので感謝の気持ちを伝えました。」と伝えトレーナー陣を感心させた。
そして今回のテーマ曲のセンターを務めることとなったDSPのソン・ドンピョは実力と共に愛嬌も見せつけた。パフォーマンスを披露し終わった後にダンストレーナーのジェスンに「ドンピョは何かアピールできるものはある?」と聞かれると、「何が見たいですか?」と自らをオールラウンダーと言っているともとれる自信満々な発言をした。そしてダンスを披露したあと、「踊ってる間ずっと私を見ながら愛嬌を振りまいてたね。」と国民プロデューサー代表のドンウクが言うと「誘惑してみました。」と茶目っ気たっぷりに返答する姿が印象的だった。結果はBクラスとなった。
そしてスターシップと共に毎回高いレベルのパフォーマンスを披露することで知られているBRAND NEW MUSIC(以下ブレンニュ)の練習生が登場した。ユン・ジョンファン、イ・ウンサン、キム・シフン、ホン・ソンジュンの4人だ。毎回自作の曲で挑むブレンニュの練習生だが、今回も自作曲でのパフォーマンスであった。圧倒的なダンス力とチームワークでトレーナー陣に「やっぱりブレンニュはすごい。」と言わせた。結果はユン・ジョンファン、イ・ウンサンがA評価でキム・シフン、ホン・ソンジュンはB評価であった。
レベル分け再評価からグループバトルX
クラス分けをしてそれぞれのクラス別にテーマ曲の「X1-MA」の練習が始まった。そして再度クラス分けテストをするというものである。
そして最初のレベル分け評価ではA、B、C、D、Xの5段階評価だったが、再評価ではFクラスが追加される。再評価のクラス分けによって「X1-MA」を披露する際の立ち位置と映る分量が決まるのである。そして先生たちがもう一度練習生のレベルを再評価をするのである。A・B・C・Dのクラスはステージに立てて、高いクラス順に一番映るポジションとなる。Fクラスはシーズン3までと同じくステージの下で踊ることとなるが、ステージの下でもカメラには映る。しかしレベル分けでXクラスになった場合はステージにの下で踊ることも立つこともできず、カメラに映ることもできないというとても厳しいものであった。
評価の方法は、練習生全員1人ずつタイトル曲を踊り、それを録画してトレーナー陣が見て評価するというものだ。1人1回しか挑戦出来ないプレッシャーもあり、実力を発揮出来ず悔し涙を流す練習生が続出した。そんな中、熱意を込めてパワフルに踊るチェ・スファンの動画を見てボイストレーナーのソクフンは「A!分かったA!お前はAだよ。スファナはA!」と笑いながらもその成長と熱意に感動していたシーンも流れた。そして再評価の結果Aクラスになった者の中からテーマ曲のセンターが選ばれた。前シーズンまでは練習生の投票で決まっていたが、今回は国民プロデューサーの投票でセンターが決まった。その結果ドンピョがセンターに選ばれた。
そして次の評価は、グループバトルXという評価である。16曲の男性アイドルグループ曲が用意された。1つのアイドルグループに2曲ずつ課題曲が設けられて、その各2グループ同士が挑戦し、勝った方のチームメンバー全員に対して3,000票が視聴者投票の結果に加算される。さらに優勝チーム1位になった練習生の得票は10倍に加算される。
グループの分け方は、X1-MAのセンターであるドンピョが12名~14名の練習生を指名する。その後は指名する権利を抽選で決め、抽選で権利を得た練習生はグループを組みたい練習生を指名する。そして最後まで選ばれなかった練習生はその練習生同士で組むこととなった。 アイドルグループのどの課題曲になるかは、8つのグループの代表者が徒競走にて決定される。
その後に、12名または14名のグループをさらに2つのグループに分割してそのグループ同士が対戦することとなる。分割方法は抽選で当たった練習生が、徒競走で勝ち取ったアイドルグループ曲2つのうちいずれか1曲を選び、12名または14名から6名または7名を指名する。残った練習生たは自動的にもう1つの曲で対戦するグループとなる。全グループの中で総合第1位になったチームは韓国最大の音楽番組『M COUNTDOWN(エムカウントダウン)』の出演権が与えられた。
特に目立ったのはEXOの「Love Shot」を披露したメンバーのキム・ウソクだった。圧倒的な色気でセンターを務めて個人の得票数は210票と他を寄せ付けない圧倒的な人気だった。練習中ではチェ・スンヨンがレベルの高い他のメンバーについていけていないイ・セジンが落ち込んでいる際に「練習生期間が少ないから実力的な部分は仕方ないよ。僕は9年間も練習生やってるんだよ。下手な姿見せてもいいんだよ。 セジンは今充分一生懸命頑張ってるし上達もしてる。セジンがそのことで負担に感じないといいな。」と伝えている部分が印象的なグループだった。
そしてGOT7対決で「Lullaby」を披露したソン・ユビンがマイクを落としてしまい、そこから音が出ないまま曲が終わってしまうハプニングに見舞われた。「Girls Girls Girls」チームのリーダー、キム・グクホンは「ユビンとは敵チームですが、本当に2週間苦労して練習して来たんです。歌が本当に上手な友達なんです。だけどマイクの音が出なかったせいで、みなさんに魅力を見せることができなかった。」と敵ではあるが仲間が実力を見せられなかったことに涙を流していた。そこでドンウクが「大事な対決なのでGirls Girls Girlsチームがもう一度披露してもいいと言うなら、Lullabyチームはもう一度ステージを披露してもいい。」と言った。するとグクホンは「この状態で勝っても嬉しくない。」と言い「Lullaby」チームはもう一度パフォーマンスを披露した。結果は「Girls Girls Girls」チームの勝利に終わったが、感動を呼んだ舞台となった。
そして今回のシーズンで1番のステージと言っても過言ではないのはNCT Uの「BOSS」を披露したチームだ。人気、実力ともにトップクラスの練習生が集まったチームだ。舞台上でも圧倒的なカリスマ性を見せつけ伝説のステージとなった。その中でも1位を獲得したのは170票獲得のヨハンであった。
そしてグループバトルの結果発表となり、1番投票が多かったチームは「No More Dreamチーム」だった。勝ったチームの練習生には特典点数も追加され、その結果1位にはキム・ヒョンビンが輝いた。
第1回順位発表とポジション評価
グループが素晴らしいパフォーマンスを披露して勝利特典を獲得したところで、第1回の国民プロデューサーによる投票が始まった。101人の練習生の中で上位の60人が次の評価に進めるというものだ。
初めての脱落者が出た投票で、これまで共に練習してきた仲間と別れることになり、練習生や多くの国民プロデューサーが涙した。そして初めての順位発表で栄光の1位を手にしたのはヨハンであった。最初から変わらぬ人気で常に1位をキープし続けている。ヨハンは信じられないという反応であった。
60人になった練習生は次にポジション評価に進むこととなる。ボーカル、ラップ、ダンス、ラップ×ダンス、ボーカル×ダンスの5ジャンルの計9組のチームに分けて各ジャンルごとに対戦する。なお、ラップ×ダンスとボーカル×ダンスはX枠として2チームの対戦になる。ボーカル、ラップ、ダンスでの各チーム1位は現場投票数の100倍、X枠での各チーム1位は現場投票数の200倍が加算され、ジャンル総合1位の練習生にはボーカル、ラップ、ダンスには10万票、X枠の総合1位の練習生には20万票が加算される。
チームの分けかたは、第1回順位発表式の1位から順番に選択できる。各チームの定員は埋まり次第、そのチーム枠への選択は終了となる。ただし、選択する練習生はその前の練習生が選択した曲を知ることはできず、選択後に初めてメンバーが分かるというものである。
今回のバトルで頭角を現したのはラップポジションを選択したYes Or Noチームのナム・ドヒョンだ。自作のラップを作るという難しいものであったが、メインラッパーに立候補したドヒョンは必死に歌詞を書いた。しかし、ラップトレーナーのチーターから「ドヒョンのラップはもっと面白いと思ってた。歌詞もかっこつけてるだけ」と言われてしまい、夜遅くまで歌詞を書き直す日々だった。その結果、トレーナー陣も練習生も大盛り上がりのステージとなり、投票でもドヒョンが1位を獲得した。
ダンスポジションで評価が高かったのがBruno Marsの「Finesse」を披露したチームだ。リーダーのシフンとハム・ウォンジンが対立し、チームの雰囲気が悪くなっていたが和解して素晴らしいステージを披露した。特に目立っていたのはメインダンサーを務めたイ・ハンギョルで、他の練習生には無いワイルドな魅力で国民プロデューサー魅了して1位を獲得した。
ボーカル部門で評価が高かったのはポールキムの「너를 만나(ノルルマンナ)」を披露したチームだ。リーダーとメインをハン・スンウが務めた。美しい高音と伸びやかな歌声で会場を感動させた。チャ・ジュノは実力はあるが、「ロボットのように感情が無く聞こえる。」とトレーナー陣に言われていたが、仲間のおかげで乗り越えて素晴らしいパフォーマンスを披露した。ハン・スンウが1位を獲得した。
そして各ポジションで1位に輝いたのは、ダンスポジションはカン・ヒョンス、ボーカルポジションはキム・ウソク、ラップポジションはウォニョク、Xポジションはイ・ジニョクとなった。
第2回順位発表式とコンセプト評価
次なる課題はコンセプトバトルで、5つのジャンルの課題曲がある。グループを組んで課題曲をステージで披露し、国民プロデューサーに評価してもらうものである。今までは課題曲の中から自分が披露したい曲を選ぶことができたが、今回は事前に国民プロデューサーの投票で決まっており、練習生自身で選べない。
更にはコンセプトバトルの練習途中で第2回順位発表式が行われ、31位~60位の練習生が脱落となる。脱落となった練習生はコンセプトバトルには参加出来ないので、脱落者が多く出て人数が足りなくなったグループは他グループから人を補充することとなる。しかしX復活バトルというものがあり、第2回順位発表で31位~60位までの練習生が対象となる。練習生は自由に課題曲2曲と1分間に自己PR時間を与えられて、その動画を公式HPに公開後24時間の視聴者投票により、もっとも投票数が多かった1名が復活となるシステムが追加された。
各チームの1位は得票数の500倍が加算され、1位のチームには20万票が視聴者投票の票に加算される。1位のチームでチーム内1位の練習生には10万票、それ以外の1位チームのメンバーには2万票が加算される。
そしてグループに別れて練習している最中に第2回順位発表式が行われた。今回のキム・ウソクが1位に輝いた。そしてX枠で復活出来たのはキム・ドンユンであった。
残留メンバーが多かった「Pretty Girl(이뻐이뻐)」では投票の末にイ・セジン、チュ・チャンウク、クム・ドンヒョン、キム・ミンギュが移動となった。実力が無いメンバーばかりなので移動先でまた新たな曲を少ない時間の中で覚えなければいけないプレッシャーと悔しさから涙を流す練習生もいた。
移動を経て各チームで練習をするがMOVEチームは3人がケガをして練習が出来ないという惨事に見舞われたり、Pretty Girlのウォンジンが喉を痛めてレコーディングに参加出来ない等のトラブルに見舞われた。各チームトラブルはあったが、無事当日を迎えて素晴らしいステージを披露した。
その中でも「U GOT IT」チームはグループバトル時の「BOSS」チームを彷彿とさせる人気、実力上位の練習生が集まっており練習生の中からも「1位候補だ」と言われていた。
実際にウソクをセンターとしてチームワークを発揮し、1人1人が際立った素晴らしいステージを披露した。その中でも1位を獲得したのはやはりヨハンであった。
第3回順位発表とデビュー評価
コンセプトバトルが終わり、第3回順位発表が行われた。この順位発表に勝ち抜けばとうとう最終のデビュー評価に進める大事な局面である。
20位までの練習生が最終のデビュー評価に進めるのだ。今回も1位はヨハン、2位はウソク、3位はジニョクで大きな変動は見られなかった。
デビュー評価は「TO MY WORLD」と「소년미(少年美)」というオリジナル曲に10人ずつ別れて披露する。決め方は順位の低いメンバーから曲とパートを希望するところに自分のネームを貼る。しかしその後に選ぶ順位の高いメンバーが同じパートを希望すれば追い出すことが出来るという、順位が高いメンバーに有利な決め方だった。
そしてデビュー評価の前に脱落した練習生も全員でテーマ曲の「X1-MA」を披露した。そしてデビューしたメンバーが活動するグループ名が「X1(エックスワン)」であることも発表された。
次にデビュー評価ステージを披露し、3か月のレッスンの成果を出し切り素晴らしいステージを披露した。センターはステージで明らかになるとのことで国民プロデューサーは知らなかった。
1曲目の「소년미(少年美)」のセンターはユビンが務め、2曲目の「TO MY WORLD」のセンターはファン・ユンソンが務めた。
そして20人で歌う最後の曲「꿈을 꾼다 (Dream For You)(夢を見る)」を披露した。この曲は「PRODUCE 101 シーズン2」でデビューした現在AB6IXで活躍するイ・デフィが作詞作曲した曲であった。経験者だからこそ分かる練習生の苦悩や気持ちを詩に乗せてあり、練習生の中には涙を流しながら歌う者も多かった。
そしていよいよ最終順位発表の時間となる。
デビューメンバー発表
最終メンバーの発表となる。デビューメンバーは以下の通りである。
1位 キム・ヨハン
2位 キム・ウソク
3位 ハン・スンウ
4位 ソン・ヒョンジュン
5位 チョ・スンヨン
6位 ソン・ドンピョ
7位 イ・ハンギョル
8位 ナム・ドヒョン
9位 チャ・ジュノ
10位 カン・ミニ
X枠 イ・ウンサン
今回の順位発表式で衝撃だったのは、ずっと2位や3位の順位にいたジニョクがデビューメンバーに入らなかったことだ。これには練習生も国民プロデューサーも驚きを隠せなかった。同じグループで活動してきて、自身はデビュー出来たウソクは「ジニョク。僕の人生に現れてくれてありがとう。サランヘ(愛してる)」と泣きながら語りました。それに対しジニョクは口パクで「ナド。ナド(俺も)」と言っていた。さらに「ウソク。ごめん。そっちに行けなくて。一緒にいてあげなきゃいけなかったのに」と語り2人の絆の深さを垣間見ることが出来た。
もう1つの衝撃はミンギュがデビュー出来なかったことだ。最後のX枠はこれまでの投票数の累計が多い練習生が選ばれるというものであったので、常に高い順位をキープしてきたミンギュがデビューすると誰もが思っていたが、ウンサンが選ばれた。国民プロデューサーにも大きな衝撃を与え、SNSでは疑問の声もあがった。
そして選ばれたメンバーは共にデビュー出来なかったメンバーとの別れを惜しみながら、X1として世界で活躍する未来を見据えながら喜びを分かち合った。
『PRODUCE X 101』の人物
国民プロデューサー代表(司会)
イ・ドンウク
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目次 - Contents
- 『PRODUCE X 101』の概要
- 『PRODUCE X 101』のあらすじ・ストーリー
- 練習生応募からレベル分けテストまで
- レベル分け再評価からグループバトルX
- 第1回順位発表とポジション評価
- 第2回順位発表式とコンセプト評価
- 第3回順位発表とデビュー評価
- デビューメンバー発表
- 『PRODUCE X 101』の人物
- 国民プロデューサー代表(司会)
- イ・ドンウク
- トレーナー
- ダンストレーナー:ペ・ユンジョン
- ダンストレーナー:チェ・ヨンジュン
- ダンストレーナー:クォン・ジェスン
- ボーカルトレーナー:イ・ソクフン
- ボーカルトレーナー:シン・ユミ
- ボーカルトレーナー:ソユ
- ラップトレーナー
- 練習生
- カン・ソクファ
- カン・ヒョンス
- ク・ジョンモ
- クォン・テウン
- クォン・ヒジュン
- クム・ドンヒョン
- キムグァヌ
- キム・グクホン
- キム・ドンギュ
- キム・ドンビン
- キム・ドンユン
- キム・ミンギュ
- キム・ミンソ
- キム・ミンソ
- キム・ソンヨン
- キム・ソンヒョン
- キム・スンファン
- キム・シフン
- キム・ヨンサン
- キム・ジュンジェ
- キム・ジンゴン
- キム・ヒョンビン
- キム・ヒョンミン
- ナム・ドンヒョン
- ムン・ジュノ
- ムン・ヒョンビン
- パク・ソノ
- パク・シオン
- パク・ユンソル
- パク・ジニョル
- ペク・ジン
- ビョン・ソンテ
- ソン・ミンソ
- ソン・ユビン
- ソン・チャンハ
- スティーブン・キム
- アンザルディ・ティモシー
- オ・セボム
- ワン・グノ
- ウエハラジュン
- ウ・ジェウォン
- ウォン・ヒョク
- ウォン・ヒョンシク
- ウィ・ジャウォル
- ユ・ゴンミン
- ユリ
- ユ・ソンジュン
- ユン・ミングク
- ユン・ジョンファン
- ユン・ヒョンジョ
- イ・ギュヒョン
- イ・ミダム
- イ・サンホ
- イ・セジン
- イ・ウジン
- イ・ウォンジュン
- イ・ユジン
- イ・ジェビン
- イ・ジュニョク
- イ・ジヌ
- イ・ジンヒョク
- イ・テスン
- イ・ハミン
- イ・ヒョプ
- イ・ファン
- イム・ダフン
- チョン・ヒョヌ
- チョン・ミョンフン
- チョン・ヨンビン
- チョン・ジェフン
- チュ・チャンウク
- チェ・ガホ
- チェ・ビョンチャン
- チェ・ビョンフン
- チェ・スファン
- チェ・シヒョク
- チェ・ジュンソン
- チェ・ジナ
- トニー
- ピーク
- ハン・ギチャン
- ハム・ウォンジン
- ホ・ジノ
- ホン・ソンジュン
- ホン・ソンヒョン
- ファン・グムニュル
- ファン・ユンソン
- ヒダカマヒロ
- 辞退した練習生
- ユン・ソビン
- イム・シウ
- デビューメンバー
- 1位 キム・ヨハン
- 2位 キム・ウソク
- 3位 ハン・スンウ
- 4位 ソン・ヒョンジュン
- 5位 チョ・スンヨン
- 6位 ソン・ドンピョ
- 7位 イ・ハンギョル
- 8位 ナム・ドヒョン
- 9位 チャ・ジュノ
- 10位 カン・ミンヒ
- X枠 イ・ウンサン
- 『PRODUCE X 101』の企画
- お菓子行かないでゲーム
- 箱の中身当てゲーム
- 国プのもとに行く道を塞がないでゲーム
- りんご落ちないでゲーム
- アイコンタクトゲーム
- コンセプトポスター
- キム・ヨハン
- キム・ウソク
- ハン・スンウ
- ソン・ヒョンジュン
- チョ・スンヨン
- ソン・ドンピョ
- イ・ハンギョル
- ナム・ドヒョン
- チャ・ジュノ
- カン・ミンヒ
- イ・ウンサン
- イ・ジニョク
- ク・ジョンモ
- クム・ドンヒョン
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- ソン・ユビン
- キム・ミンギュ
- イ・セジン
- ハム・ウォンジン
- トニー
- キム・グクホン
- イ・ジヌ
- キム・ドンユン
- イ・ヒョプ
- パク・ソンホ
- カン・ヒョンス
- キム・シフン
- チェ・スファン
- チュ・チャンウク
- キム・ヒョンビン
- チェ・ビョンチャン
- ビジュアルセンター
- 『PRODUCE X 101』の用語
- 国民プロデューサー(国プ)
- レベル分け評価
- グループXバトル
- ポジション評価
- コンセプト評価
- デビュー評価/ファイナルステージ
- 『PRODUCE X 101』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ウリムズの運命
- スターシップの絆
- イ・ドンウク「我慢するのもいいけど、泣くのもいいことだ。つらいときは泣いて、誰かを頼ってもいい。一人ですべてを背負う必要はないよ。君はまだ泣いてもいい年齢だ。」
- イ・ドンウク「ここを出たら、目標を失ったように感じるだろうけど世界は思ったより広い。君たちがここで過ごしてきた時間は、人生の0.0001%にも満たない瞬間だ。外はより大きな世界だということを忘れずにこれからも夢を追い続けてくれ。」
- 『PRODUCE X 101』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- テーマ曲センターはキム・シフン
- 課題曲を予め知っていたスターシップ練習生
- ク・ジョンモとイ・ジニョクとクム・ドンヒョンが故意に脱落させられた可能性
- 『PRODUCE X 101』の主題歌・挿入歌
- 課題曲:「X1-MA」