【宮沢賢治】絶対読むべき!日本の名作文学作品100選【銀河鉄道の夜】

宮沢賢治や太宰治など日本の文学史にその名を残す小説家たちの作品は、学校の国語の教科書などにも数多く登場しています。でも授業以外でじっくり読んだことがあるという方は、よほどの文学好きでもない限りなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。日本人としてはどれも一読すべきものばかりだから、死ぬまでにはぜひ挑戦してみましょう!作品の主人公になって様々な人生を生きてみるのも楽しいですよ。
杜子春

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蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)芥川 龍之介 (著)
地獄に落ちた男が、やっとのことでつかんだ一条の救いの糸。ところが自分だけが助かりたいというエゴイズムのために、またもや地獄に落ちる「蜘蛛の糸」。大金持ちになることに愛想がつき、平凡な人間として自然のなかで生きる幸福をみつけた「杜子春」。魔法使いが神の裁きを受ける神秘的な「アグニの神」。少年少女のために書かれた、健康で明るく、人間性豊かな作品集。
杜子春みたいな人生がいいんじゃないかなあ。善良であればこそだけど。
— 福本士富 (@sifu_) October 22, 2016
良い子のみんなは母の日には 芥川の杜子春を読むことを推奨する。
— ベイビーやまざき (@ana_uresi) 2016.10.15 21:21
夏の闇

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夏の闇 (新潮文庫) 開高 健 (著)
ヴェトナム戦争で信ずべき自己を見失った主人公は、ただひたすら眠り、貪欲に食い、繰返し性に溺れる嫌悪の日々をおくる……が、ある朝、女と別れ、ヴェトナムの戦場に回帰する。
“徒労、倦怠、焦躁と殺戮"という暗く抜け道のない現代にあって、精神的混迷に灯を探し求め、絶望の淵にあえぐ現代人の《魂の地獄と救済》を描き、著者自らが第二の処女作とする純文学長編。
『夏の闇』は、開高健の作品の中でも、いや、私が読んだ文学作品の中でも 最も素晴らしいものの一つであると思う。
— 脳科学者 茂木健一郎博士の名言bot (@k_mogi_bot) June 7, 2014
病牀六尺

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病牀六尺 (岩波文庫) 正岡 子規 (著)
「墨汁一滴」に続き、新聞「日本」に連載、死の二日前まで書き続けた随筆集。不治の病についた「病牀六尺」の世界で、果物や草花の写生を楽しむ一方、シッポク談義、子供の教育論と話題は多岐にわたる。子規の尽きることのない旺盛な好奇心。
本を読んでいると面白い、私の知らない言葉がよく出てくる。「病牀六尺」(正岡子規著)にこんな言葉出てくる。江戸時代の狂言から「酢売りと薑売り」の話が出ている。「薑」(生姜)の字を漢和辞典には「きょう」となっている。そして熟語にこんな言葉が出ていた。「薑桂之性」(きょうけいのせい)だ
— hamonikagii (@gineisihon) October 15, 2016
蟹工船

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蟹工船・党生活者 (新潮文庫) 小林 多喜二 (著)
海軍の保護のもとオホーツク海で操業する蟹工船は、乗員たちに過酷な労働を強いて暴利を貪っていた。“国策"の名によってすべての人権を剥奪された未組織労働者のストライキを扱い、帝国主義日本の一断面を抉る「蟹工船」。近代的軍需工場の計画的な争議を、地下生活者としての体験を通して描いた「党生活者」。29歳の若さで虐殺された著者の、日本プロレタリア文学を代表する名作2編。
この歳になって蟹工船初めて読んだ。
— JUMBO MAATCH (@papamanchi) September 8, 2016
こら酷ぇ話やな😭
麻雀放浪記

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麻雀放浪記(一)青春編 (角川文庫)阿佐田哲也(著)
終戦直後、焼け野原の上野のドヤ街で「ドサ健」と出会い、一気に博打にのめりこんだ主人公の「坊や哲」。チンチロリンや麻雀の技、いかさまの腕を磨いた哲が「出目徳」や「女衒の達」「上州虎」ら仕事師と渡り合い、生き残りをかけて激闘する阿佐田哲也のピカレスクロマンの最高傑作。
麻雀放浪記、凄まじい傑作だ。良かった。
— ハッチ (@hutchkenken357m) September 19, 2016
麻雀放浪記。阿佐田哲也の代表作。清水一行さん。作家さん。何度も読んじまった!なんてさ。私も三、四回は読んだな。名作ですよ……。うん。
— 極道 太陽神 さんしん (@marisitosin) 2020.03.04 18:45
遠き落日

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遠き落日 (講談社文庫) 渡辺 淳一 (著)
自堕落にして借金魔。しかし、その一方で、寝食を忘れるほど研究に没頭し、貧農の倅という出自の壁、幼少期の火傷によって負った左手のハンディ、日本人に対する西洋人の蔑視を撥ね除けた。偉人伝の陰で長く封印されていた野口英世の生身の姿を、見事に蘇らせた傑作伝記長編。第十四回吉川英治文学賞受賞作品。
北里は給与が研究所よりもいいから留学費稼いでこいよって意味で横浜に派遣させたのに当の本人は左遷気分で仕事してたのめっちゃおもしろいし、夕暮れの検疫所に黄昏を感じた志賀さんという描写のあるナベシュンの「遠き落日」はふつうに名作なので読んでください
— ビタミンG (@riboflavine) February 24, 2020
まだ読まれていない方はどうか渡辺淳一の『遠き落日』や『花埋み』を読んでみて下さい。野口英世が前に進むために手段を選ばずどのような事をしてきたのかに、驚くに違いありません。しかし読み終わると「彼も俺と同じ人間なんだ」と親近感が湧きます。人間の奥深さを知る事が出来る名著です。
— ༄キドカラー大道༄ (@kdcl_ohmichi) August 13, 2019
高野聖

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高野聖 (集英社文庫)泉 鏡花 (著)
魔と夢が交錯するエロスと幻想の世界!飛騨から信州へ、峠をたどる旅の僧が、美しい女の住む山中の一軒家で一夜の宿を乞う。
怪奇幻想、ミステリー、ホラー小説にも魅力を感じる。私にとってその原点である泉鏡花「高野聖」
— 盆恋流れ (@bonkoi2011) February 5, 2020
今でも難路の飛騨・天生峠、修行僧が経験した怪奇を淡々とした文体で深く印象的に綴る…
鏡花、ドストエフスキー、シュトルム、バタイユなど友と青臭い議論をしながら明かした夜を時に想い出す。 pic.twitter.com/bbLKfzJz1v
目次 - Contents
- 銀河鉄道の夜
- 砂の女
- 細雪
- 春の雪―豊饒の海
- 枯木灘
- 沈黙
- 人間失格
- 高熱隧道
- 三四郎
- 抱擁家族
- 恩讐の彼方に
- 海辺のカフカ
- 万延元年のフットボール
- 田舎教師
- 堕落論
- あ・うん
- 浮雲
- 氷点
- 落日燃ゆ
- 濹東綺譚
- 野火
- 大地の子
- 檸檬
- 泥の河
- 凍
- キッチン
- 田園の憂鬱
- 舞姫
- 山月記
- 黒い雨
- 八甲田山死の彷徨
- たけくらべ
- 破戒
- 雪国
- 敦煌
- みだれ髪
- 茶の本
- 赤ひげ診療譚
- 日本の一番長い日
- 友情
- 男の作法
- 風立ちぬ
- 暗夜行路
- 或る女
- 杜子春
- 夏の闇
- 病牀六尺
- 蟹工船
- 麻雀放浪記
- 遠き落日
- 高野聖
- きらきらひかる
- 日本沈没
- 銀の匙
- あらくれ
- 忍ぶ川 (新潮文庫) 三浦 哲郎 (著)
- 父と暮せば
- 三国志
- ガダラの豚
- 人間の建設
- 夜と霧の隅で
- 砂の器
- 孤独の歌声
- 兎の眼
- 二十四の瞳
- 蒼穹の昴
- 金色夜叉
- 坂の上の雲
- ドグラ・マグラ
- マチネの終わりに
- もの食う人びと
- 総員玉砕せよ!
- 一夢庵風流記
- 旅のラゴス
- 神々の山嶺
- 火車
- ひとり暮らし
- スローカーブを、もう一球
- 君たちはどう生きるか
- もものかんづめ
- 精霊流し
- ボッコちゃん
- 遠野物語