【宮沢賢治】絶対読むべき!日本の名作文学作品100選【銀河鉄道の夜】

宮沢賢治や太宰治など日本の文学史にその名を残す小説家たちの作品は、学校の国語の教科書などにも数多く登場しています。でも授業以外でじっくり読んだことがあるという方は、よほどの文学好きでもない限りなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。日本人としてはどれも一読すべきものばかりだから、死ぬまでにはぜひ挑戦してみましょう!作品の主人公になって様々な人生を生きてみるのも楽しいですよ。
八甲田山死の彷徨

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八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)新田 次郎 (著)
日露戦争前夜、厳寒の八甲田山中で過酷な人体実験が強いられた。神田大尉が率いる青森5聯隊は雪中で進退を協議しているとき、大隊長が突然“前進"の命令を下し、指揮系統の混乱から、ついには199名の死者を出す。少数精鋭の徳島大尉が率いる弘前31聯隊は210余キロ、11日間にわたる全行程を完全に踏破する。両隊を対比して、自然と人間の闘いを迫真の筆で描く長編小説。
@mitsuo_gorukamu 八甲田山映画では見たことないんですが、新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」読んだことあります!涙なくしては語れないですよね!!(T_T)
— まさきR (@masakir_com) 2016.09.27 16:45
新田次郎の『八甲田山死の彷徨』読了。明治末期に199人の死者を出した雪中行軍の実話に基づく話。文章わかりやすいし、よく調べられてるしで一気読み。無能な指揮官の容喙はいつの時代でもトラブルのもとだなぁと。
— 飛び出しあずにゃん (@tobidashiazunya) September 23, 2016
たけくらべ

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にごりえ・たけくらべ (新潮文庫) 樋口 一葉 (著)
落ちぶれた愛人の源七とも自由に逢えず、自暴自棄の日を送る銘酒屋のお力を通して、社会の底辺で悶える女を描いた『にごりえ』。今を盛りの遊女を姉に持つ14歳の美登利と、ゆくゆくは僧侶になる定めの信如との思春期の淡く密かな恋を描いた『たけくらべ』。他に『十三夜』『大つごもり』等、明治文壇を彩る天才女流作家一葉の、人生への哀歓と美しい夢を織り込んだ短編全8編を収録する。
樋口一葉たけくらべと知ってるけどたけくらべの内容知ってる人何人いるの。
— もこ(どこもかしもこ) (@dokomokashimoko) 2016.10.20 23:53
破戒

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破戒 (新潮文庫) 島崎 藤村 (著)
明治後期、信州小諸城下の被差別部落に生まれた主人公・瀬川丑松は、その生い立ちと身分を隠して生きよ、と父より戒めを受けて育った。その戒めを頑なに守り成人し、小学校教員となった丑松であったが、同じく被差別部落に生まれた解放運動家、猪子蓮太郎を慕うようになる。丑松は、猪子にならば自らの出生を打ち明けたいと思い、口まで出掛かかることもあるが、その思いは揺れ、日々は過ぎる。やがて学校で丑松が被差別部落出身であるとの噂が流れ、更に猪子が壮絶な死を遂げる。その衝撃の激しさによってか、同僚などの猜疑によってか、丑松は追い詰められ、遂に父の戒めを破りその素性を打ち明けてしまう。
島崎藤村教え子と恋愛事件で退職して、姪と不倫してフランスとか尊敬するわ。そんな彼の代表作は破戒、新生、若菜集などでこざいます
— ネギトロ (@56swts) 2012.11.14 23:14
島崎藤村「破戒」読了。主人公のような生まれでなくとも人間誰しも秘密を抱えるのだから、現在に生きる読者でも移入できるのではないか。社会問題を告発するというより人間の在り方を問う小説なのだろう。自然主義の先陣にして登場人物の魅力や飽きさせない展開が古さを感じさせない。よい読書だった。
— coilcoils (@coilcoils) 2016.10.15 23:34
雪国

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雪国 (角川文庫) 川端 康成 (著)
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。「無為の孤独」を非情に守る青年・島村と、雪国の芸者・駒子の純情。魂が触れあう様を具に描き、人生の哀しさ美しさをうたったノーベル文学賞作家の名作。
今でも衝撃を受けている小説家は川端康成ですね。
— 三才P駅(おせんべい) (@panorama007kita) October 22, 2016
あんなに文体が美しいと衝撃を受けたのが川端の作品です。
古都、伊豆の踊子、雪国、山の音、美しい景色は文体によって出来上がっていったのではないかと思っています。
川端康成「雪国」を改めて再読してる。「雪国」は傑作だ。改めて再読してみると新たな発見もあり、懐の深さに驚愕する。川端康成さんの小説を読んでいると、遠くへ、遠くへ、距離というより別の美しい何処に連れていかれる。澄んだ鏡の中に。そして知らぬ間に鋭利な刃に斬られ気がつかず血を流してる。
— 理 (@hinatoucyan) November 5, 2017
敦煌

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敦煌 (新潮文庫) 井上 靖 (著)
官吏任用試験に失敗した趙行徳は、開封の町で、全裸の西夏の女が売りに出されているのを救ってやった。その時彼女は趙に一枚の小さな布切れを与えたが、そこに記された異様な形の文字は彼の運命を変えることになる……。西夏との戦いによって敦煌が滅びる時に洞窟に隠された万巻の経典が、二十世紀になってはじめて陽の目を見たという史実をもとに描く壮大な歴史ロマン。
わたしがこの世で一番大好きな、最高傑作だと思っている本は井上靖の「敦煌」です。死んだら棺に入れてください。
— リューバ(イワヌイロ) (@bai3mei4) 2016.10.11 01:39
井上靖の敦煌読んだら、世界旅したくなってきた!まだまだ知らない世界がたくさんあるな!
— さわぺー (@buffalo1358) March 7, 2020
みだれ髪

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みだれ髪 (新潮文庫) 与謝野 晶子 (著)
「その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」。凛然と、誇らかな情熱をもって、命がけの恋心を、今この時の自身の美しさを歌いあげた『みだれ髪』。1901(明治34)年、その運命の人与謝野鉄幹により発刊。大人は眉を顰め、青年は快哉を叫んだ――まさに20世紀を拓いた全399首を、清新な「訳と鑑賞」、評伝と共に贈る。
@mosskomule 与謝野晶子は激情型ですよね。うろ覚えですが、当時妻のいた与謝野鉄幹のもとに恋い焦がれて「みだれ髪」を堂々と発表したりして、戦争の時期には「弟よ、死んではならぬ」と歌い。短歌の世界にいながらも、なかなかに耽美的で。源氏物語の現代語訳は谷崎と共に好きですね。
— SickMotherFucker (@up_your_bum) June 29, 2014
茶の本

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茶の本 (岩波文庫)岡倉 覚三 (著), 村岡 博 (翻訳)
茶の湯によって精神を修養し、交際の礼法をきわめるのが茶道である。その理想は、禅でいうところの「自性了解」の悟りの境に至ることにある。この本は、そうした「茶」を西洋人に理解させるために著者(1862‐1913)が英文で書いたもので、単なる茶道の概説書ではなく、日本に関する独自の文明論ともいうべき名著。
目次 - Contents
- 銀河鉄道の夜
- 砂の女
- 細雪
- 春の雪―豊饒の海
- 枯木灘
- 沈黙
- 人間失格
- 高熱隧道
- 三四郎
- 抱擁家族
- 恩讐の彼方に
- 海辺のカフカ
- 万延元年のフットボール
- 田舎教師
- 堕落論
- あ・うん
- 浮雲
- 氷点
- 落日燃ゆ
- 濹東綺譚
- 野火
- 大地の子
- 檸檬
- 泥の河
- 凍
- キッチン
- 田園の憂鬱
- 舞姫
- 山月記
- 黒い雨
- 八甲田山死の彷徨
- たけくらべ
- 破戒
- 雪国
- 敦煌
- みだれ髪
- 茶の本
- 赤ひげ診療譚
- 日本の一番長い日
- 友情
- 男の作法
- 風立ちぬ
- 暗夜行路
- 或る女
- 杜子春
- 夏の闇
- 病牀六尺
- 蟹工船
- 麻雀放浪記
- 遠き落日
- 高野聖
- きらきらひかる
- 日本沈没
- 銀の匙
- あらくれ
- 忍ぶ川 (新潮文庫) 三浦 哲郎 (著)
- 父と暮せば
- 三国志
- ガダラの豚
- 人間の建設
- 夜と霧の隅で
- 砂の器
- 孤独の歌声
- 兎の眼
- 二十四の瞳
- 蒼穹の昴
- 金色夜叉
- 坂の上の雲
- ドグラ・マグラ
- マチネの終わりに
- もの食う人びと
- 総員玉砕せよ!
- 一夢庵風流記
- 旅のラゴス
- 神々の山嶺
- 火車
- ひとり暮らし
- スローカーブを、もう一球
- 君たちはどう生きるか
- もものかんづめ
- 精霊流し
- ボッコちゃん
- 遠野物語